2021年も残すところあとわずかですね。いかがお過ごしでしょうか。
今年も(特に夏山シーズン)コロナ禍が収まらず、山小屋では収容人数の制限があるなど登山計画を立てるのにも苦労した方も少なく無いかと思います。
実際、私も1泊以上の登山は塩見岳の1回しかせず、そのほかは日帰り登山ばかりでした。
そんな中、今年の収穫としては
- 日帰りロングコース登山のレベルが上がったこと
- 行動範囲が広がったこと
- 百名山の収集が進んだこと(2021年末で66座になりました)
があります。
コースタイム14時間程度なら当然のように日帰りで行ったり、山に登るため遠く青森まで車を運転したり、、、
昔、他の方が書いた登山のブログ記事を読んでいて
この人、変態(褒め言葉)だな〜
と思ったことが何度もありましたが、時を経てそんな変態(褒め言葉)に自分もなっているような気がしなくもないです。
ということで、長くなりましたが2021年に登った山について振り返っていきましょう!
2021年登った山の一覧
1月
満観峰は静岡県の静岡市と焼津市の間にある標高470mの低山です。
往復2時間程度で登ることができ、山頂からは富士山や静岡市街の眺望が最高なので初心者にもオススメできる山です。
毎年冬に行くのが恒例となっているぐらい好きな山なので2022年になったらまた行こうと思ってます!
白鳥山は山梨県南巨摩郡南部町と静岡県富士宮市の境にある標高567mの低山です。
登山口から往復20分程度で登ることができ、山頂からは立派な富士山を拝むことができます。
登山というか散歩ぐらいの感じだったのでまたフラッと行くかも。
2月
竜爪山は静岡市にある標高1051mの山です。静岡市街からよく見えるシンボル的存在としても知られています。
適度に登りごたえがあり、富士山や南アルプス、清水港などの景色も素晴らしい山でした!
矢倉岳は神奈川県南足柄市にある標高870mの山です。
箱根山域の低山で手軽に登ることができます。静岡県に住む私にとっては東側から見る富士山はまた違った姿で新鮮でした!
越前岳は静岡県裾野市にある標高1504mの山で、200名山愛鷹山系の最高峰としても知られています。
愛鷹山系ということで富士山の展望が良いことは言うまでもありません!この時期は色々な角度から富士山を拝むのが醍醐味です。
3月
3月はほぼほぼ山に行ってなかったです。毎年のことですが、花粉症が大変なので山に行ってる場合ではないです。
山というのも微妙ですが、粟ヶ岳に行ったり、お花見をしたりしました。
4月
篠井山は山梨県南巨摩郡南部町にある標高1394mの山です。
滝が豊富なのが特徴で、天気が良ければ山頂からは富士山を見ることもできます。(私が行った時はガスってました...)
コースタイムは短いですが適度に登りがキツいので体力作りに適した山だなと感じました!
天狗石山は静岡県の南アルプス深南部エリアにある標高1366mの山です。
深南部エリアは山深い雰囲気と静かな山歩きが楽しめる好きな山域ですが、その中でも特に深南部らしさの詰まった山でした!
乾徳山は山梨県山梨市にある標高2031mの山で、奥秩父山域の中でも代表的な山の一つです。200名山にも選定されています。
山頂直下の岩場が有名で人気のある乾徳山ですが、黒金山まで足を伸ばすと静かな山歩きと奥秩父の深い山々を楽しめます!
5月
小秀山は岐阜県の長野県の県境に位置する標高1982mの山で、200名山にも選定されています。
道中ではいくつもの滝を楽しむことができ、山頂からは御嶽山や木曽駒ヶ岳などの眺望が素晴らしかったです!
長野県南佐久郡北相木村と南相木村とにまたがる標高2112mの山で、200名山にも選定されています。
山頂からは八ヶ岳を一望することができ、その他にも西上州や浅間山、南アルプスなど360°の展望が広がっています!
山伏(やんぶし)岳は静岡県の安部奥山域にある標高2014mの山で、300名山にも選定されています。
これが2回目の挑戦でしたが、また山頂がガスっていました。晴れていれば景色が良いみたいなので2022年には3度目の正直と行きたいところです...!
日向山は山梨県北杜市にある標高1660mの山です。
日向山は山頂付近の白砂が有名で初心者にも人気の山ですが、その奥にある鞍掛山まで行くと甲斐駒ヶ岳を正面に望むことができます!
笊ヶ岳(ざるがたけ)は山梨県と静岡県とにまたがる赤石山脈白峰南嶺の標高2629 mの山で、200名山にも選定されています。
ロングコースなことでも有名で、山頂直下まで展望のない樹林帯の急登が続きます。かなりキツかったですが、その分山頂からの景色は格別でした!
6月
天城山は静岡県の伊豆半島にある標高1406mの山で日本百名山にも選定されています。
シャクナゲやツツジなどの花が豊富な山としても有名なので、ぜひ見頃の5月〜6月に行くことをおすすめします!
八甲田山は青森市の南側にそびえる山々の総称(最高峰は大岳で1584m)で日本百名山にも選定されています。
山頂からの展望が素晴らしいのはもちろん、雪渓や池塘、高山植物も豊富で見所がたくさんあります。
移動だけで自宅から往復2日ぐらいかかりましたが、わざわざ遠出して良かったと思うほどいい山でした!
7月
横岳や硫黄岳は八ヶ岳の一角をなす山です。
「ウルップソウが見たい!」ということで天候が優れぬ中登りましたが、たまにはこういう登山もいいものですね。
2022年はツクモグサを見ることを目的に八ヶ岳に行きたいと思っています!
茶臼岳は南アルプス南部に位置する標高2604mの山で、300名山にも選定されています。
コースタイム16時間超えでしたが無理して日帰りで行きました。結構しんどかったので茶臼小屋で1泊するか、仁田岳まで行かずに茶臼岳で引き返すのがいいと思います。
ただし、苦労した分稜線上から見る景色は最高でした!
伊吹山は滋賀県と岐阜県にまたがる標高1377mの山で日本百名山にも選定されています。
初心者でも登山可能だと思われがちな山ですが、かなり暑くて意外とキツかったです。琵琶湖方面が見える景色や高山植物は良かったんですが行く時期が難しい山ですね。
大山は鳥取県西部に位置する標高1729mの山で日本百名山にも選定されています。
山頂付近からは海を見ることもでき、クガイソウをはじめとした高山植物が豊富な山でした。
アクセスにかなりの時間を要しましたが遠出する価値のある山だと感じました!
8月
塩見岳は南アルプス南部を代表する標高3052mの山で日本百名山にも選定されています。
塩見岳は頑張れば日帰り可能ですが、烏帽子岳から見る塩見岳は圧巻です。日程に余裕があれば三伏峠小屋で1泊するのがおすすめです!
9月
大源太山は新潟県南魚沼市と湯沢町の境界に位置する標高1598mの山です。
「上越のマッターホルン」の異名を持つほど鋭く尖った山容をしており、岩場や鎖場がたくさんあって適度なスリルを味わえる山でした!
雨飾山は長野県北安曇郡小谷村と新潟県糸魚川市との県境にある標高1963mの山です。
日帰り可能な百名山で、山頂からは鹿島槍ヶ岳や白馬岳など北アルプス北部の名峰を正面から拝むことができました!
焼岳は長野県と岐阜県にまたがる標高2455 mの山で、日本百名山にも選定されています。
手軽に登ることができる割には景色も素晴らしい何ともお得な山です。北アルプスの入門に適した山だと思います!
日光白根山は栃木県と群馬県の境界にある標高2578mの山で日本百名山にも選定されています。
紅葉や五色沼の雰囲気を楽しむことができるいい山でした!私が行った時はガスっていましたが、晴れていれば山頂からの景色もいいみたいですよ!
10月
甲斐駒ヶ岳は山梨県北杜市と長野県伊那市にまたがる標高2967mの山で日本百名山にも選定されています。
甲斐駒ヶ岳は北沢峠から登るのが一般的ですが、ロングコースの黒戸尾根から登るのも面白いです!
奥三界岳は岐阜県と長野県にまたがる標高1811mの山で300名山にも選定されています。
御嶽山に近い山域で、御嶽山を拝みたいのであれば小秀山の方が良いように感じましたが、奥三界岳は廃林道や鏡池、竜神の滝などバラエティ豊富な山歩きが楽しめるのが特徴です!
乗鞍岳は長野県と岐阜県にまたがる剣ヶ峰(3026m)を主峰とする山々の総称で、日本百名山にも選定されています。
シャトルバスで約2700mの畳平までアクセスすることが可能で、最も手軽に3000m超の景色を楽しめる山の一つです!
初心者にも人気の山ですが、標高が高いため予想以上に寒かったです...。時期や服装には十分ご注意ください。
美ヶ原は一帯の台地の総称であり、最高峰は標高2034mの王ヶ頭です。牛伏山も美ヶ原の一つで、道の駅から往復20分程度で登頂することができます。
霧ヶ峰と同様で日本百名山に選定されていますが、登山というよりはドライブ&ハイキングに最適な山だと思います!
大日ヶ岳は岐阜県高山市と郡上市にまたがる標高1709 mの山で、200名山にも選定されています。
道もよく整備されており、程よいコースタイムで白山方面をはじめとした景色も素晴らしい山でした!
南木曽岳は長野県、中央アルプス南部に位置する標高1679 mの山で、300名山にも選定されています。
コースタイムが手頃な割に岩場やハシゴなど適度なスリルを感じることができます。山頂からは中央アルプスはもちろん、御嶽山や乗鞍岳、南アルプスなどの眺望が楽しめます!
11月
熊伏山は長野県の南アルプス南部に位置する標高1653mの山で、300名山にも選定されています。
登山客が少なく静かな山歩きを楽しめ、紅葉に彩られた遠山郷の風景や南アルプスの山々を見ることができる山でした!
皇海山は栃木県と群馬県との境界にある標高2144mの山で、日本百名山にも選定されています。
庚申山を経由するクラシックルートは非常に長いですが、岩場も多数あり景色が素晴らしかったです!
(ただ、本当に長い上、皇海山の山頂からの展望はないため庚申山までの往復でも十分に楽しめる感じはします...)
鳥森山は南アルプス南部の椹島から登ることができる標高1571mの山です。
登山自体はかなり手軽なんですが、椹島までアクセスするのが最も難しいです。山頂からは赤石岳をはじめとした南アルプス南部の主脈を一望することができます!
長者ヶ岳は静岡県と山梨県の県境に位置する標高1336mの山です。
道はよく整備されており、コースタイムも短いので登山初心者でも安心して登ることができます。
それでいて山頂からの展望が素晴らしいので、手軽に富士山の展望を楽しみたい方には非常におすすめできる山です!
12月
沢口山は静岡県の南アルプス深南部に位置する標高1425mの山です。
沢口山は寸又峡から登ることができる『寸又三山』の中でも最も難易度が低く初心者にもおすすめの山なのですが、少し足を伸ばして天水まで行くと南アルプス深南部を一望できる最高の景色を楽しむことができます!
浅間隠山は軽井沢に近い山域に位置する標高1757mの山で、200名山にも選定されています。
こんなに近くで浅間山を見るのは初めてで想像以上の雄大さに圧倒されました。他にも西上州、榛名山や上信越、日光、八ヶ岳、北アルプスなど360度の展望が広がっています!
飯盛山(めしもりやま)は、長野県の八ヶ岳の隣にある標高1643mの山です。
登山というよりハイキングコースといった感じのお手軽な山ですが山頂付近からの展望は素晴らしいです!
位牌岳は愛鷹山系で2番目に標高が高い山です。(愛鷹山系の最高峰は越前岳)
富士山がよく見えるのはもちろん、富士市街や駿河湾、沼津市街や伊豆、遠くには箱根や伊豆大島を見ることもできました。
が、全体的な印象としては愛鷹山系に行くなら最高峰の越前岳の方がいい山だなと感じました。
まとめ
いかがだったでしょうか。リンクから詳細な登山記録に飛べるようになっていますので気になる山があれば各記事も見てもらえると嬉しいです。
今年行った山々を地図に落とし込むと以下のような感じになります。(地図の星マークのところが今年のぼった山です)
改めて見ると北は青森、西は鳥取までかなり遠くまで行ったものです。
比較的近場の静岡県や山梨県の山にもたくさん行くことができた1年でした。
5年ぐらい前からずっと行きたいと思っていた笊ヶ岳に登頂することができたのが感慨深いです。
2022年の目標は
- 剱岳(早月尾根から)
- 南アルプス南部の主脈(荒川岳、赤石岳、聖岳あたり)
です。どちらもかなりハードな登山になりそうなので体力作りに励みます。
それでは良いお年を!
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