概要
日時:2021年12月
群馬県の浅間隠山(あさまかくしやま)に登ってきました。東吾妻方面から見ると浅間山を隠してしまうことから「浅間隠山」と名付けられたと言われています。
浅間山に近い場所に位置する山なので山頂からは浅間山を正面に拝むことができます。他にも西上州、榛名山や上信越、日光、八ヶ岳、北アルプスなど360度の展望が広がっています。
登山レベル 低
コースタイムが短く、道もよく整備されているので比較的難易度は低い山です。
ただし、今回私が登った12月には雪が結構あったので軽アイゼンやチェーンスパイクを携行した方がいいと思いました。年にもよりますが、11月ごろまでの無雪期だったら初心者でも安心して登山可能です。
アクセス
登山の起点は浅間隠山登山口(二度上峠の近く)
駐車場は15台程度停めるスペースがあります。空きがなければ二度上峠の方に行けば他にも駐車スペースがあります。
また、地図には「簡易トイレあり」と表記がありましたが、2021年12月時点では簡易トイレはなかったので注意が必要です。
東京・群馬方面から
関越自動車道「高崎IC」より約1時間10分です。高速をおりてからが長く、アクセスはあまり良くないですね。
長野方面から
上信越自動車道「佐久IC」より約1時間です。途中には軽井沢の周辺も通るので帰りに観光も楽しむことができそうです。
なお、公共交通機関でのアクセスは困難です。
ルート
浅間隠山登山口より往復
コースタイム 2時間45分
体力的・時間的に余裕のある方は近くの鼻曲山などとハシゴするのもいいと思います。
浅間隠山登山記録
登るまで
最近は寒くなってきたこともあって近場の山で登山を楽しむことが多かったですが、友人が浅間隠山にいくと聞いて同行することにしました。たまには遠出して違う景色も見たいものです。
登山口に到着したのが9時ごろ。自宅から5時間ぐらいかかりました。分かってはいましたがやはり遠かったです。
また、途中には山越え区間がいくつかありました。まだギリギリ大丈夫でしたが、そろそろ冬用タイヤに履き替えなければ厳しいだろうなと感じました。
登山開始
登山口は駐車場からすぐでした。
しっかりとした看板もあってわかりやすい登山口でした。いざ、登山開始です!
登山開始からすぐに浅間隠山の山頂方面が見えてきます。登りのコースタイムは90分と短く、すでにかなり近く感じます。
はじめの方は雪が少しある程度で道はかなり歩きやすかったです。
少し登っていくと樹林帯の合間から浅間山が見えてきてテンションが上がります。天気も良さそうですし、山頂から見る浅間山に期待が持てます!
この日は風も穏やかで日差しが暖かい登山日和でした。
標高が高くなってくると雪が積もってきて、雪の上を歩く部分も多くなってきます。
雪の上を歩き、しばらくしたら無雪区間になるといった感じの道が続きます。
雪もありますが、道は緩やかなのでアイゼンやチェーンスパイクがなくても登ることができました。(もちろん、念の為持って行った方がいいことは間違いないですが)
「山のお肌を大切に」という表現は詩的でいいですね。
山頂に近くなってくると一面雪に覆われた道が続きます。今回登った時にはまだ笹が見える程度の積雪量でしたが時期や年によっても変わってくるのでしょう。
しだいに浅間山の全貌が見えてきます。浅間山方面はあまり来る機会がなかったので、富士山のように広い裾野を持つ雄大な山だということを初めて知りました。
尾根道に出たら山頂まではあと少しです!
浅間山の左側には八ヶ岳も見えてきます!
山頂付近の登りは結構急でしたが景色が良いので苦にはなりません。
まさに冬って感じの青空が広がっていました。冬は空気が澄んでいて夏よりも景色がきれいに見えるのが良いです。
山頂直下からは浅間山を一望できます!雪を被った姿は「美しい...」の一言に尽きます。
西上州の山々も見えます。妙義山のヤバさがよくわかりますね。
八ヶ岳方面、さらに奥には中央アルプスまで見渡すこともできます。
登山口から歩くこと1時間20分、山頂に到着しました!山頂からは浅間山がよく見えます!
山頂には方位盤もあり、そこそこ広いので休憩には最適です。
山頂から見た浅間山。この景色が見たかった!!片道250kmかけて遠くまで来た甲斐がありました。
山頂まで来ると東側まで見えます。正面には榛名山、奥には赤城山や日光方面がよく見えます!
北東方面には谷川連峰も見ることができます。この辺りは豪雪地帯ということもあって厚い雲がかかっていました。
北側には志賀高原の山々を見ることもできました。こちらも谷川連峰と同様に雲がかかっていて山を同定することは困難でした。
山頂からは360度の展望が広がっていて景色は最高です!この日は暖かかったので山頂で40分ぐらい休憩していました。
最後に浅間山を撮影。12時ごろになると気温も上がってきて雲が増えてきました。
西上州、奥秩父方面の展望は山頂よりも山頂直下の場所からの方が良かったです。
帰りは来た道を引き返すだけですが、雪で滑って転びそうになるので注意が必要です。なくても大丈夫ですがチェーンスパイクがあれば付けると安心って感じでした。
私は下りに軽アイゼンをつけて歩きましたが、無雪区間が多くて煩わしかったです。
ということで無事下山できました。歩行時間は往復2時間ぐらいでした。
超お手軽な割に景色は素晴らしく満足度の高い山でした!
下山した頃には駐車場はほぼ満車状態でした。
登山後記
こんなに近くで浅間山を見るのは初めてで想像以上の雄大さに圧倒されました。アクセスするために往復10時間程度運転した一方、山を歩いている時間は2時間程度でしたが、わざわざ遠くから来た価値のある山でした。
私にはこの時期に浅間山方面に行くという発想がなかったので友人に感謝です。浅間山も噴火警戒レベルが引き下げられたので近いうちに行ってみたいものです。
この日は比較的早い時間に下山することができました。帰りついでに八ヶ岳の近くの飯盛山に寄ることにしました。
飯盛山は超手軽に登ることができて八ヶ岳や南アルプス、富士山などの眺望が素晴らしい山でしたよ!
興味があれば飯盛山の様子を書いた以下の記事もご覧いただけると嬉しいです!!
それではまたっ!
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