2022年も残すところあとわずかですね。いかがお過ごしでしょうか。
去年まではコロナの影響で、多くの山小屋では収容人数の制限や最悪の場合は営業中止となるなど、登山計画を立てるのにも苦労した方も少なく無いかと思います。
今年は3年ぶりに南アルプス南部の山小屋の営業が再開するなど、やっと以前までのように登山を楽しめるようになってきたなあと嬉しく思います。
来年はもっと気兼ねなく登山できるようになるといいですね
個人的な今年の収穫としては
- 日帰りロングコース登山のレベルが上がったこと(限界がわかった)
- 以前から目標にしていた剱岳に登ることができたこと
- 百名山の収集が進んだこと(2022年末で74座になりました)
があります。
あと、今年は年初に行きたい山のリストを作成しましたが、これは本当にやって良かったです!
目標を明確にすることでモチベーションも高く保てますし、達成感も味わうことができます。
ぜひ皆さんにもオススメしたいです!
前置きが長くなりましたが2022年に登った山について振り返っていきましょう!
2022年登った山の一覧
1月
寒いのが苦手なので雪山にはほとんど行かなくなりました。冬は近場の低山に登るのが好きです。
・満観峰(静岡)
満観峰は静岡県の静岡市と焼津市の間にある標高470mの低山です。
往復2時間程度で登ることができ、山頂からは富士山や静岡市街の眺望が最高なので初心者にもオススメできる山です。手軽で自宅からも近いので毎年行ってますね。
鳳来寺山(瑠璃山)は愛知県新城市にある標高695mの山です。
低山ですが寺院や岩壁、山頂付近からの眺望など見どころがたくさん詰まった山でした!
静岡県と愛知県の県境に連なる山域は湖西連峰と呼ばれ、その主峰が標高324mの神石山です。
ハイキングコース的な感じで歩きやすくて、浜名湖の展望が素晴らしかったです!
中山、中山展望台は山梨県北杜市にある山で、往復30分~40分程度で手軽に楽しめます。
山頂の展望台からは八ヶ岳や南アルプスの景色が最高でした!
思親山(ししんさん)は山梨県南巨摩郡南部町にある標高1031mの山で、山梨百名山にも選定されています。
登山口の佐野峠や山頂からは富士山がよく見えますが、近い山域の白鳥山の方がおすすめです。
2月
近場の山もいいですが、1月に鳳来寺山に行ったことでめったに行かない山域にも挑戦しようという心境になりました。
元々は伊豆の達磨山に行こうと思ってたんですが、天気が微妙で寒すぎたので達磨山まで行くのは断念してサクッと登ることができる金冠山に行ってきました。
往復20分程度で駿河湾越しに富士山を見ることができる良い山でしたよ!
小倉山は養老山地に位置する標高841mの山ですが、冬にはかなり雪が積もります。
山頂からは濃尾平野や能郷白山、御嶽山などの景色が素晴らしかったです。個人的にはこのエリアに行くのは初めてだったので新鮮でした。
静岡県藤枝市にある標高675mの高尾山に登ってきました。
「高尾山」と言えば東京の高尾山が有名ですが、実は全国には20以上も「高尾山」と名前のつく山があります。こちらの高尾山は人が少なくて静かな山歩きが楽しめました。
突先山は静岡県にある標高1027mの山。冬でも比較的手軽に登ることができます。
それほど知名度が高い山ではないですが、富士山や南アルプス(特に深南部)の眺望が良かったです。
3月
花粉症がひどいので3月は毎年山に登らないことが多いです。
その代わりといってはなんですが、景色を見に行ったりお花見したりしてました。
4月
花粉症が少しマシになってきたタイミングで登山を再開
伊豆西部の山脈、伊豆山稜線歩道を縦走してきました(天城峠~戸田峠)。
全長28kmのロングコースでかなり疲れましたが、伊豆らしい雰囲気を感じられる気持ちのいい登山でした。
小楢山は山梨県山梨市にある標高1713mの山で、山梨百名山にも選定されています。
登山客は少なく、結構ハードな行程だったので良いトレーニングになりました。
愛知県で最高峰として知られる茶臼山(標高1416m)は周囲一帯が茶臼山高原として開発されています。
春は芝桜、夏は避暑、秋は紅葉、冬はスキーと四季を通して楽しむことができる観光地であり、初心者でも手軽に登ることができて、気持ちのいい芝生や南アルプスの大展望など楽しむことができました!
風越山(かざこしやま)、虚空蔵山(こくぞうやま)長野県飯田市に位置する山。
ルートはよく整備されていて飯田市街や南アルプスなどの景色が最高でした!
特徴的な名前の「兀岳(はげだけ)」ですが、「兀」の文字には、「(山などの上が)高くて平らな様。高く飛び出た様。」という意味があるそうです。
また、「兀」が「π」に似ているため、一部の人からは「π岳(パイだけ)」と呼ばれることもあるようです。
登山道は笹藪で覆われていてルートを見つけるのが困難でしたが、山頂からは中央アルプス南部の景色が素晴らしかったです。
5月
ゴールデンウイークを利用して九州に行きました。本州とは全く違った雰囲気があって新鮮でした。
大倉尾根から焼山登山口まで縦走しました。
全長25kmのロングコースで体力は必要ですが、表丹沢と裏丹沢で景色や人の数など雰囲気が全く違っていて面白かったです。
由布岳は大分県の人気の温泉地・由布院温泉の北東に位置する標高1584mの山で「豊後富士」とも呼ばれています。
比較的手軽に登ることができる上に山頂付近からの展望は格別。火山の様子や新緑の広葉樹林など雰囲気も良い山でした!
九重連山は九州最大の山脈で、1700m級の山がいくつも連なっています。
予想以上に雄大な景色が広がっていて、歩くたびにさまざまな景色を見ることができました!
祖母山は大分県と宮崎県の県境に位置する標高1756mの山で、アケボノツツジの名所としても有名。
今回は天気があまり良くありませんでしたが、天気が良ければ山頂からの景色も素晴らしいとのことです。
三ツ峠山は、開運山(1785m)、御巣鷹山(1775m)、木無山(1732m)の3つの山の総称です。
富士山の眺望が有名な山ですが、高山植物や山野草も楽しめました!
御在所岳は三重県と滋賀県の県境に位置する標高1212mの山で、多くの登山客・観光客に愛されています。
花が豊富なことでも知られており、イワカガミやシロヤシオ、タテヤマリンドウなどの植物を見ることができました!
南アルプス深南部の寸又峡温泉から高塚山まで1泊2日で縦走してきました。
南アルプス深南部の中でもさらに奥の方まで行ったので、山深い雰囲気を堪能することができました。
6月
6月は梅雨ですっきりしない天気の日が多いですが、高山植物を楽しむのにいい時期です。以前から一目見たかったツクモグサとキタダケソウを鑑賞出来て大満足!
八ヶ岳は高山植物の宝庫で、6月の晴れた日には珍しいツクモグサを見ることができます。
時期が違えばまた別の高山植物を楽しむこともできるのでおすすめです。
黒法師岳は300名山にも選定されていて、山頂の一等三角点が特徴的、日本最南端の2000m超の山などマニアに密かな人気のある山です。
シロヤシオやイワカガミを鑑賞しながら登山を楽しむことができました。お花が豊富な6月ごろがいい時期だと思います。
6月中旬はちょうどレンゲツツジが見頃で、甘利山の周辺では満開のレンゲツツジを鑑賞することができました。
富士山に次ぐ標高3192mの北岳は人気の山ですが、実はこれまで機会がなくて行けてませんでした。
天気が悪くてひどい目にあいましたが、キタダケソウをはじめとした高山植物を楽しむことができました。
7月
6月下旬に突然梅雨明けしたものの、7月前半は天気が悪くて悶々としてた記憶があります。7月後半は天気が良くなって4座登ることができました。
俱利伽羅岳は奈良県大峰山脈に位置する標高1252mの山です。
派手さはないですが人が少なくて山深い雰囲気を楽しめる、南アルプス深南部と似たような雰囲気があって好きなエリアになりました。
鳳凰三山は南アルプスの地蔵岳・観音岳・薬師岳の総称で、比較的簡単に登ることができて人気の山です。
地蔵岳のオベリスクや稜線からの絶景、色とりどりの高山植物などアルプスの雰囲気を楽しめる登山でしたよ〜!
長野県と岐阜県の県境にある御嶽山に日帰りで登ってきました。
絶景や高山植物、さらには雷鳥までも見ることができ、他の山とは一線を画す素晴らしい山でした。
奥茶臼山は地味な山ですが、南アルプス南部らしい静かな山歩きが楽しめました!
ひらけた場所からは南アルプス南部の主峰や中央アルプス方面の景色も見ることができます!
8月
今年の夏は本当に天気が悪かった。目標に設定していた「荒川岳~赤石岳縦走」は断念しました。
苗場山は長野県と新潟県の県境に位置する標高2145mの山で、日本百名山にも選定されています。
高山植物が豊富で、山頂周辺の池塘や木道など雰囲気が素晴らしかったです。
剱岳は北アルプスを代表する名峰で、長年登りたいとあこがれていました。
早月尾根ルートは非常に長く険しい道でしたが、登り切って山頂に達した際の感動もひとしおでした。
瑞牆山は山梨県にある標高2230mの山で、日本百名山にも選定されています。
コースタイムも標準的で山頂からの展望も良く、滝や岩場を楽しむことができるなど魅力の詰まった山でした!
9月
8月に続いて9月も絶望的な天気でした。今年は連休という連休が全て悪天候だった気さえします。
日本百名山の中でも最難関の山のひとつとされている平ヶ岳は噂通りかなりのロングコースでした。
キツい山ですが、道中からの景色や池ノ岳付近の池塘はお見事!円形でなだらなか山容も美しく、満足のいく登山となりました。
10月
悪天候続きだった夏とは打って変わって10月以降は好天に恵まれ、目標の山をたくさん回収できました。
福井県側から白山に登るルートは非常に長いですが三ノ峰や別山から見る白山は格別で素晴らしい縦走路です。
山頂だけでなく道中からも御嶽や乗鞍、北アルプスなどの展望が最高です!
池口岳は長野県と静岡県の県境に位置する標高2392mの山で、美しい双耳峰が特徴的。
南アルプス深南部の山は地味ですが静かな山歩きを楽しめるところが魅力です。
餓鬼岳は北アルプス、燕岳の北側に位置する標高2647mの山で、200名山にも選定されています。
なかなかハードな山行でしたが、途中では美しい紅葉や迫力満点の滝、山頂からは北アルプスをぐるりと見渡す大展望が楽しめました。
経ヶ岳は中央アルプスの最北に位置する200名山。経ヶ岳と名のつく山は全国でも多数ありますが、この経ヶ岳は全国の経ヶ岳の中で最も標高が高い山としても知られています(標高2296m)。
権兵衛峠からの新ルートは道中からの景色も素晴らしく気持ちのいい道でした!
白毛門や朝日岳はあまり有名じゃないかもしれませんが、谷川岳の東側に位置し、朝日岳は300名山にも選定されている山です
道中からは谷川岳の岩壁はもちろん、上州武尊山、赤城山、巻機山、越後駒ヶ岳、平ヶ岳などの景色が素晴らしかったです!
浅間山は長野県と群馬県の県境に位置する山で、現在は前掛山までなら登山可能です。
外輪山の風景やカラマツの黄葉など見どころが多く満足のいく登山になりました。
石割山からは冠雪した富士山を拝むことができました。石割山は手軽な山で、休日には家族連れなどでも賑わいます。
一方で御正体山までは静かな山歩きを楽しむことができます。山頂からの展望はありませんが雰囲気の良い山でした。
11月
10月末ぐらいから一気に寒くなったので車中泊して遠出するのはおしまい。日帰りばかりですがいろんな山域を楽しめました。
青薙山は南アルプス南部に位置する標高2406mの山。
赤崩付近からは南アルプスの山々や大井川の流れる風景のパノラマが楽しめます。
寧比曽岳は奥三河山域に位置する標高1121mの山で、愛知県の東海自然歩道上の最高峰です。
よく整備された歩きやすいルートで、山頂からは愛知県屈指の展望が楽しめます。
安倍奥山域に位置する大谷嶺は標高2000mぴったりの山としても知られています。
山頂からは安倍川のつくる谷や南アルプスの眺望が素晴らしかったです!
鶏冠山(けいかんざん)は山梨県甲州市にある黒川山周辺の総称で、黒川鶏冠山とも呼ばれます。
アップダウンが少なくて手軽に登ることができる上に、山頂からの展望は格別でした!
三方分山は山梨県甲府市、身延町、富士河口湖町の境界にある標高1422mの山です。
三方分山からは精進湖と富士山の共演、パノラマ台からは富士山はもちろん御坂山系をはじめとした展望が楽しめます。
大札山は南アルプス深南部の南端に位置する標高1374mの山です。
手軽に登ることができて、山頂の展望台からは南アルプス深南部や南部の山々、富士山などの景色が素晴らしかったです!
12月
今年の冬はマジで寒いですね。もう高い山に行く気力が湧きません。
竜頭山は静岡県浜松市に位置する標高1352mの山です。
手軽に登ることができて、山頂付近の展望台からは遠州の山や南アルプス深南部の山の景色が良かったです!
今年2回目の満観峰。何度行っても良い山です。
高草山~満観峰~日本坂峠と周回しました。
高根山は静岡県藤枝市にある標高526mの山です。
山頂からの展望はイマイチですけど途中からは富士山や静岡市街などの景色がいいところもあります。
まとめ
ここまで長々と紹介してきましたが、今年登った山を地図上に落として確認してみました。
改めて振り返ると今年もたくさんの山に登ることができました。特に南アルプス深南部の変な山によく行ったなあと実感します。
最後に2023年の目標について簡単に考えてみました。
- 荒川岳~赤石岳、光岳~上河内岳~聖岳の縦走
- 大峰山脈(釈迦ヶ岳とか)
- 行ったことある山のリピート
詳しくはまた年明けに考えてリストを作成しようと思ってます。
よいお年を!
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