概要
日時:2022年6月
山梨県の甘利山と千頭星山に登ってきました。6月中旬はちょうどレンゲツツジが見頃で、甘利山の周辺では満開のレンゲツツジを鑑賞することができました。
また、千頭星山まで行くと鳳凰三山方面まで見ることもできたので、時間と体力に余裕があれば行ってみるのもいいでしょう。
登山レベル 中
今回のルートのように千頭星山まで行くのであれば、しっかりとした登山装備が必要です。
駐車場から甘利山の山頂までの往復であれば、歩きやすい服装をしていれば初心者でも全く問題ないです。
アクセス
登山の起点は甘利山駐車場(広河原駐車場)
中部横断自動車道「白根IC」より40分程度です。
バス等はないので、公共交通機関のみでアクセスする場合、JR韮崎駅からタクシーの利用が現実的です。
ルート
広河原駐車場〜甘利山〜奥甘利山〜千頭星山〜大笹池〜南甘利山〜甘利山〜広河原駐車場
コースタイム 5時間
甘利山、千頭星山 登山記録
登るまで
この日は梅雨であまり天気がすぐれないということで、お花の鑑賞を目的に登山を楽しむこととしました。
甘利山のレンゲツツジは6月中旬〜下旬が見頃。

ちょうどいい時期だったので6時前と朝早い時間にもかかわらず、たくさんの人がいました。

駐車場の向かいの道から登山スタートです!
登山開始

登山開始早々、お花に迎えられます。


ところどころに植物の名前を書いたものもあるので、植物にあまり詳しくなくても楽しめるかと思います。

登山口から10分ぐらい歩くと東屋がありました。

東屋の近くにはレンゲツツジがたくさん咲いていました。

満開のレンゲツツジを見るという本日の目的を開始10分で達成しました。

東屋の近くからは甲府盆地方面の展望台もあります。この日は雲が多くてあまりよく見えませんでしたが...。

山頂方面へと向かいます。

アズキナシのお花。10月頃に来れば赤い実をつけている様子を見られます。

山頂へと向かう道にもレンゲツツジが咲き乱れていました。

立ち止まって写真を撮りまくります。

木道の脇にレンゲツツジのお花畑。

少し登ったところから木道とお花畑を見るとかなりいい雰囲気です。

登山開始から30分ぐらいで山頂に到着!山頂はかなり広々としています。
かなりゆっくりと写真を撮りながら歩いてたので、普通に歩けば20分ぐらいで着くと思います。

甘利山は山梨百名山にも選定されています。

山頂で少し休憩したのち、千頭星山方面に向かいます。

甘利山の周辺にはたくさんの人がいましたが、千頭星山方面の道に入ると一気に人が少なくなりました。

大笹池方面への分岐。直進して千頭星山方面に進みます。

千頭星山に向かう道でもお花はたくさん見ることができました。

こちらはヤマツツジ。レンゲツツジとは少し色味が違います。


お花が豊富で目にやさしい。

南側には櫛形山がよく見えます。

道は急ですが、よく整備されていて歩きやすい。

ヤマツツジが咲き乱れていました。

今回の目的はレンゲツツジでしたが、これはこれで圧巻の風景。

さらに進んでいくと奥甘利山に到着!

奥甘利山からも櫛形山がよく見えます。

奥甘利山から先は笹原と針葉樹林の明るい道が続きます。


登りは結構急だったので、景色やお花を見ながら休憩しつつ登っていきました。

今日はゆるゆる登山だと思ってたけど、意外と急登の連続でキツい...

御所山分岐。ここを左手、千頭星山方面に向かいます。

木がまばらで明るくなってきます。

曇りだけど気持ちいい道。

振り返ると地蔵岳のオベリスクらしきものも見えました。

甘利山から1時間半ぐらいで千頭星山に到着!こちらも山梨百名山。

千頭星山の山頂は樹林に覆われていて展望はありません。

千頭星山から鳳凰方面に行く道もありますが、行った人の情報によるとルートはかなり荒れているそうです。

帰りは来た道を引き返します。

千頭星山付近は鳳凰三山が見えるとのことでしたが、実際にはチラ見えする程度でした。

何も見えないよりはマシですが、あまり期待しすぎないようにした方が良いかと思います。

下山時にはいい時間になってきたのもあって、千頭星山に登ってくる人がそこそこいました。

そのまま甘利山に向かっても良かったんですが、大笹池方面に向かうことにしました。

大笹池方面に向かう道はあまり一般的でないみたいで、人のいない細い道でした。

道もそこそこ荒れていて、急な下りもあるので結構しんどかったです。

案内標識に従って大笹池に向かいます。

大笹池。きれいな池ではない。

大笹池のほとりにはクリンソウがたくさん咲いていました。

一帯のピンクの花が全てクリンソウ。

花の形が仏塔の屋根にある「九輪」に似ていることが由来だそうです。

大笹池から南甘利山を経由して甘利山に向かいます。

あまり一般的なルートではないですが要所には案内看板があるので安心して歩けます。

人はほとんどいませんが、道はそこそこ整備されています。

南甘利山の山頂はこぢんまりしていて、見落として1回通り過ぎてしまいました。

眺望もなく、山頂らしい感じは全くありません。

椹池方面と甘利山方面の分岐。今回は甘利山に向かいますが、中腹の椹池から登るコースもあります。

甘利山までは結構登ります。

徐々にレンゲツツジが見られるようになってきました。

黄色いツツジも咲いていました。

本日2回目の甘利山に到着!

相変わらず山頂からのツツジが素晴らしい。

この日はずっと曇り空でしたが色とりどりのお花が楽しめて大満足です。

9時半ごろに下山しました。アップダウンが結構あったので予想以上に疲れました。
登山後記
レンゲツツジのお花畑、地蔵岳のオベリスク、クリンソウが咲き乱れる大笹池と変化に富んだ登山を楽しむことができました。
千頭星山を外したり、大笹池を外したり、椹池から登ったりとさまざまなルートを選ぶことができるので、自分に合ったルートを考えてみてください。
また、レンゲツツジが見頃な時期はかなり混雑するので早めに到着することをおすすめします。
それではまたっ!
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