九重連山【大分】九州最大の山脈から雄大な景色を楽しむ!

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登山レベル中

概要

日時:2022年5月

九重連山は九州最大の山脈で、予想以上に雄大な景色が広がっていました。

歩くたびにさまざまな景色を見ることができるため、今回行けなかった大船山方面にも行ってみたくなりました!

登山レベル 中

そこそこのロングコースでしたが、ルートはよく整備されており危険箇所や迷いそうなところはありませんでした。

ルートは複数あるのでご自身の体力と相談して適切なルートを選択するのがおすすめです。

アクセス

登山の起点は大曲登山口。近くには10台程度ですが駐車場もあります。

大分自動車道「九重IC」より30分程度です。

また、別府駅または湯布院から長者原または牧ノ戸峠までは公共交通機関でアクセス可能です。詳しくは産交バス(九州横断バス)のHPをご覧ください。

ルート

大曲登山口〜すがもり越〜三俣山〜すがもり越〜久住分れ〜天狗ヶ城〜中岳〜池の小屋〜久住山〜星生山〜扇ヶ鼻分岐〜牧ノ戸峠

コースタイム 9時間

多数のピークを踏むコースとなっており、それなりに体力は必要です。

また、初心者の方にとって牧ノ戸峠から久住山の往復が一般的なルートです。

九重連山登山記録

登るまで

2022年のゴールデンウィークは九州に遠征登山ということで、前日に大分空港に到着して、その足で由布岳に登ってきました。

2日目は九州遠征登山のメインとしていた九重連山の縦走です。大曲登山口の駐車場には午前5時過ぎに到着しました。

駐車場からは九重連山方面がよく見えます。

登山口は駐車場から少し下った場所にあります。

登山開始

登り始めてすぐに九重連山の山深さに圧倒されます。

火山のため樹林帯がほとんどなくて展望が良いのが素晴らしい。

しばらく進むと舗装道になります。寝起きの体をウォーミングアップできるのでありがたい。

左手には三俣山が見えてきました!

振り返ると長者原もよく見えます。

6時前になってようやく日が昇ってきました。住んでいる場所よりも経度7.5度ぐらい西なので、30分ぐらい遅れがあるんですねえ。

泉水山をバックに星生温泉や牧ノ戸温泉の湯けむりが見えます。温泉地らしい趣深い風景。

次第に火山感が増してきます。

荒涼とした雰囲気になってきます。

大きな岩が多数ある砂防ダムを渡ります。

落石が多いため素早く渡ることを推奨されていましたが、あまりに景色が綺麗なので写真を撮りたくなってしまいます。

岩がゴロゴロしている火山らしい道を登っていきます。

かなり登ってきて、泉水山と温泉が眼下に見えるようになってきます。

大曲登山口から1時間20分程度、すがもり越に到着しました!

すがもり越には石造りの休憩所がありました(後でお世話になります)。

すがもり越からは三俣山に登ります。振り返ると久住山方面の圧倒的な風景が広がっています。

三俣山への登りは結構急で疲れます。

九重"連山"と呼ばれるのも納得、予想以上に大きな山脈です。

すがもり越から30分程度登ると三俣山の西峰に到着しました!山頂は広く展望も素晴らしい!

こちらはこれから行く南峰。

温泉街もかなり低い位置に見えるようになってきました。

南峰に登る際に振り返ると九重連山の核心部が一望。さらに奥には阿蘇山方面も見えます!

本峰と南峰の分岐を南峰方面に進みます。

三俣山Ⅳ峰に到着。

Ⅳ峰からは由布岳をはじめとした展望が素晴らしい!

Ⅳ峰から南峰まで一旦下って登り返しがあります。

三俣山南峰に到着!こちらも山頂は広々としていて展望は良好です!

南峰からは北峰の方には行かず本峰を目指します。

南峰から25分程度で本峰に到着!本峰が三俣山の中で最も標高が高いです。

山頂からの景色は素晴らしいもので、景色を楽しみながら休憩しました。

由布岳の双耳峰が美しい。昨日はあそこにいたんだと思うと不思議な感じがします。

寝転がるのにちょうどいい芝生もあります。

平地となっているところもありますが人が住んでいる雰囲気が全くありません。火山の多い九州ならではの風景。

本峰から西峰を経由してすがもり越まで戻ります。久住山方面がガスってきたような気がします...

すがもり越まで戻ってきました!ここまでで既に満足ですがまだ全行程の3分の1、まだまだ楽しみはこれからです。

日差しが強くてかなり暑かったので石造りの休憩舎で少し休憩しました。

法華院温泉、坊ガツル方面に進み、分岐を右手に曲がって硫黄山の横から久住山方面を目指します。

硫黄山方面。この辺りはかなり荒涼としています。

振り返るとさっきまで登っていた三俣山も見えます。

奥に見えるのが久住山。かなり登らないといけないですね...

登りはそこそこキツいですが、景色が素晴らしいので疲れも吹き飛びます。

久住分れに到着。すがもり越から50分ぐらいかかりました。

久住分れから見た久住山。ガスが心配でしたが晴れてきて何よりです。

三俣山がかなり遠くに見えるようになってきました。

九重連山の核心部はカメラに収まり切らないぐらい雄大な景色が広がっています。

まずは中岳方面に向かいます。

まるでアルプスのような気持ちいい道が続いています。

右手には池も見えてきます!

大きな岩がゴロゴロとしている道になってきます。

登り切ると天狗ヶ城に到着!

天狗ヶ城からも展望が素晴らしい!こちらは久住分れ、星生山方面。

三俣山はその名の通り三つに分かれて見えますね。

こちらはこれから向かう中岳。

一旦下って再度登らないといけません。

今回のコースは多数のピークを踏むため、細かなアップダウンが非常に多くてかなり疲れます。

天狗ヶ城から25分程度で中岳に到着!九州本土最高峰の中岳は展望も最高です。

西側の風景。山脈の中にある池がいい雰囲気を醸し出しています。

東側には平治岳や大船山も見えます。今回はこちら側には行きませんが、大船山にも行ってみたいものです。

中岳からは池の小屋を経由して久住山に向かいます。

池の小屋からは池がよく見えます(当たり前)

池の脇の道を進む。近くで見ると思った以上に大きくて迫力があります。

中岳との分岐に戻ってきました。ここから久住山方面に向かいます!

振り返ってみると天狗ヶ城もなかなかの存在感のある山です。

久住山に到着!山頂からは絶景が広がっています。

左から三俣山、天狗ヶ城、中岳。ここまで登ってきた山が一望できて感慨深い。

硫黄山方面は荒涼としていて火山活動の激しさを感じさせられます。

南側は平野部が広がっていて奥にうっすらと阿蘇山が見えます。

久住山の山頂で休憩したのち下山します。

久住分れからそのまま下山してもいいんですが、今回は星生山経由で下山することとしました。

振り返ると正面に見えるのが久住山。キツいと言いながらもキツい方のルートを選択したくなるぐらいのいい景色です。

左手には星生山を経由せずに下山する方のルートが見えます。平坦な道で羨ましい...!

奥に見えるのが星生山。この辺りは久住山や中岳ともまた違った雰囲気があります。

大きな岩をくぐる場所がありました。

激しい岩場の登りもあり、疲労の蓄積した身体にはキツい。

星生山の山頂に到着!久住分れから40分程度かかりました。

久住山から南につながる稜線がよく見えます。

星生山から見る硫黄山は大迫力。

中岳、稲星山、久住山と九重連山核心部を一望できるいい山頂でした。

星生山からはメインルートを横目に緩やかに下ります。

扇ヶ鼻分岐にてメインルートと合流。

久住分れからそのまま扇ヶ鼻分岐に行くのと比べて星生山に登ると40分長い行程でした。

また違った風景が広がっているので時間と体力に余裕があれば星生山にも足を伸ばすことをオススメします。

扇ヶ鼻分岐から牧ノ戸峠まではメインルートなだけあって歩きやすい広い道が続きます。

と思ったら岩場や急な階段が出現しました。ですが基本的には歩きやすい道がほとんどです。

さらに下っていくと牧ノ戸峠の駐車場と黒岩山が見えてきました。

最後は急な舗装路を下らされます。疲れの溜まった足にはかなり辛い...。

牧ノ戸峠に到着!

牧ノ戸峠には売店もあり、少し休憩しました。

牧ノ戸峠から車道を20分程度歩いて大曲駐車場まで戻り、この日の行程は完了。

そこそこのロングコースでしたが広大な九重連山を様々な角度から楽しむことができ、非常に濃密な1日となりました。

登山後記

下山後は「星生温泉 山恵の湯」に行って日帰り入浴してきました。

九州は温泉地が豊富で下山後に温泉を楽しむこともできるのがいいところですね。

GWは少し季節外れでしたが、5月下旬〜6月上旬はミヤマキリシマがたくさん咲くことでも有名です。大船山方面にも行ってみたくなったので、ミヤマキリシマを見にまた行きたい!

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