概要
日時:2019年5月
福井県の荒島岳に登ってきました!
申し訳ないですが、百名山の中でも地味な山という印象があります。
日本海側ということでGWではまだ雪がかなり残っていましたが、危険な箇所はあまりありませんでした。11月とかにも新雪を踏みに登るのにも良さそうな山です。
登山レベル高
GWでは雪がかなり残っていてアイゼンが必須だったため登山レベル高としました。
無雪期だったら登山レベル中ですかね。コースタイムは5時間40分と普通ですが、意外ときついです。
アクセス
登山の起点はカドハラスキー場です。
我々は岐阜側から車でアクセスしましたが、福井市方面からアクセスするのが普通だと思います。
公共交通機関では越尾北線勝原駅から歩いて30分程度でアクセス可能です。
ルート
カドハラスキー場〜シャクナゲ平〜荒島岳〜シャクナゲ平〜カドハラスキー場
コースタイム 5時間40分
荒島岳登山記録
登るまで
2019年のGWは恵那山と荒島岳を登るという計画になりました。参考記事はこちら。
恵那山から荒島岳までの移動は意外とそれほど遠くはありません。高速を乗り継ぐと160kmほど、2時間程度で行けます。私には恵那山と荒島岳をセットで登るなどという発想はありませんでした。クレイジーな友人を持ったものです。
ということで、恵那山を登った後に移動し、カドハラスキー場跡の駐車場で車中泊しました。ちなみに、高速を下りると移動中はまともな街を通らないので買い出しや食事は中津川か恵那でしておくことをお勧めします。(恵那山と荒島岳をセットで登りたいという方がいるかはわかりませんが)
登山開始
この日も車中泊。いつもならすぐ起きてスタートするところですが、前日に恵那山に登った疲労もあり、起きるのに時間がかかりました。結局7時半ぐらいに起きて8時ぐらいに出発しました。
この日は天気があまり良くなく、登り始める時からも一面の曇りでした。
はじめはカドハラスキー場跡のゲレンデらしき部分を登ります。寝起きにいきなり登るにはやや急です。
1時間半ほど登ると少しひらけた場所に出ます。
白山が見えます。真っ白です。曇ってはいますが、とりあえず白山を見ることができて安心しました。
少し期待が持てそうなので元気が出てきます。
スタートから2時間程度、標高にして1100mを超えたあたりから雪が積もってきます。恵那山では登りはじめの神坂峠が1569mであると考えると、いかに荒島岳の降雪量が多いか分かります。
さらに30分程度進み、シャクナゲ平を少しすぎたあたりではこのような景色が見えます。
右手の大きな山が白山ですが、左手の独立峰は経ヶ岳という山でしょうか。全く知りませんでしたが、300名山だそうです。
シャクナゲ平からの登りは急坂、階段、鎖場などがあり、混雑していました。注意が必要です。
さらに進んでいくと正面に荒島岳がそびえ立ちます。
あとひと登りです。山頂付近はかなりガスが充満している気がしていますが、気のせいですよね。
まずは手前に見えるピークに登ります。
手前のピークからはこのような景色。左手に広がる平野が大野市方面。かなり登ってきました。
荒島岳もかなり近くなってきました。
ここからは斜面もややなだらかになり20分程度で山頂までたどり着きます。
山頂に到着しました!
残念ながらご覧の通り山頂はガスっていて展望がありませんでした。
展望もなく、風も強くて寒いのでさっさと引き返します。こんな時もあるよね。
下りは来た道を戻ります。雪がかなり積もっています。ここまでくると展望が多少ありますね。
なぜ山頂だけピンポイントでガスっているのでしょう。
そんなことを言っていても仕方がないですね。気を取り直して下っていきます。荒島岳も恵那山同様、下りにアイゼンは必須だと思います。忘れないよう注意しましょう!
下りは2時間程度、あっという間に下山できました。
登山後記
天気もあまり良くなく、山頂からの眺望は得られませんでしたが、晴れていればいい山なんだろうなと感じさせてくれる山でした。
また、この山域はあまり登ったことがなくて周囲の景色も新鮮でした。200名山に認定されている近くの能郷白山も登ってみたいですね。
ちなみに、百名山を制定した深田久弥は荒島岳と能郷白山のどちらを百名山にするか悩んだ結果、「気品ある点では、荒島岳の方が上」と評価したらしいです。気品があるとかは私には意味が分かりませんが、能郷白山は荒島岳と並ぶほど良い山であるということは分かります。
恵那山からの荒島岳となかなかない計画でしたが、良いGW登山となりました。
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