概要
日時:2015年10月
群馬と新潟の県境に位置する谷川岳に登ってきました。谷川岳というとロープウェイを使用した登山というイメージがある方も多いかと思いますが、実は谷川岳の西黒尾根は日本三大急登として知られていて一部の人には人気があります。
登山レベル 中
登りがキツく、途中に多少の岩場があるので体力がある程度ないと厳しいです。
体力に自信のない方は無理せずロープウェイを使用しましょう。
アクセス
登山の起点は登山指導センター。土合駅から谷川岳ロープウェイの道をさらに進んでいくと登山口に到着します。
登山口に駐車場はないので車でアクセスする場合は谷川岳ロープウェイなど他の場所に車を停めて歩いてアクセスしましょう。
ルート
土合駅〜登山指導センター〜ラクダのコブ〜谷川岳〜穴熊沢避難小屋〜天神平〜谷川岳ロープウェイ〜土合駅
コースタイム 6時間20分
谷川岳登山記録
登るまで
山に登るのが好きという話をすると
一番好きな山はどこ?
みたいなことをよく聞かれます。
好きな山は沢山あるのですが、大体好きな山を聞かれた場合は「谷川岳」と答えることが多いですね。
アクセスも良く、ロープウェイもあり、何よりもフォルムがかっこいいのが良いですね。
そんな谷川岳は急登でも有名なのです。谷川岳の西黒尾根は日本三大急登として急登マニアに知られています。ちなみに、日本三大急登は(諸説ありますが)剱岳の早月尾根、甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根、そして谷川岳の西黒尾根です。
谷川岳大好きおじさん 兼 急登マニアの私にとっては「是非とも登ってみなければ...!」といったような感じで登ってみました。
登山開始
土合駅から車道を歩くこと30分程度、西黒尾根登山口に到着しました。
多くの人がロープウェイの方面に向かって行って、奥の道まで進んでいく人はあまりいなかったです。
こんな感じで登山口は分かりやすいので「登山口がどこかわからない...」ということにはならないかと思います。この地点で標高は約750mです。一気に1200mぐらい登ることになります。
登りはかなり急なので休み休みゆっくり登っていきましょう。はじめは眺望も全くなくただひたすら辛いです。
10月に登ったので涼しくてマシでしたが、登り始めの標高も低いので暑い時期に登ると地獄だと思います。
1時間程度登ると後方左手の展望が開けてきます。谷の奥に見えるのは赤城山でしょうか。
登ったのは10月でちょうど紅葉も綺麗な時期でした。
急な登りはまだまだ続きますが展望が良くなってきたので気分的には楽になってきました。
気を引き締めて登っていきましょう!
さらに登っていくとかなり高度感が増してきました。向かいの朝日岳や白毛門がよく見えます。
朝日岳や白毛門は谷川岳の眺望が良いとのことなので一度登ってみたいですね。
道の様子も変わってきてかなり岩岩してきました。相変わらず急登は続きますので注意してゆっくり登っていきましょう!
この辺りまで登ってくると谷川岳ロープウェイや天神平から谷川岳まで続く天神尾根も見えるようになってきました。
長い登りでしたが、やっとのことで山頂に登頂することができました。山頂からの展望も素晴らしい!
西黒尾根コースは登りのコースタイムが4時間とのことですが、2時間30分程度で登ることができました。(人によると思いますのであくまで参考程度に)
日本三大急登ということで覚悟して登りましたが、思ったよりは辛くなかったです。もちろん急登なことには間違い無いですが、剱岳の早月尾根や甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根と比べるとやや見劣りするような感じがします。
体力的には問題なかったのですが、帰りの電車の時間の関係からロープウェイに乗って下山することにしました。
JR上越線は本数がかなり少なく、電車を逃してしまうと3時間待たないといけない、というようなこともあるので時刻をしっかりと確認しておきましょう。
帰りの天神尾根は紅葉も美しく、なだらかな尾根で非常に気持ちのいい道でした。
登山後記
急登で有名な西黒尾根を登ってみましたが、思ったより辛くはなかったです。普通にいい尾根で拍子抜けしてしまいました。
個人的な感覚ですが男体山の方が辛かったなあという印象です。また、南アルプスの仙丈ヶ岳や北アルプスの燕岳などに登ることができるぐらいの体力があれば谷川岳西黒尾根を登ることはさほど難しくないと感じました。
これからもまだまだ急登を楽しんでいきたいと思います。
(参考)
谷川岳西黒尾根 標高差1160m、平均斜度19.5°
剱岳早月尾根 標高差2240m、平均斜度21.2°
甲斐駒ヶ岳黒戸尾根 標高差2200m、平均斜度15.4°
(男体山表登山道 標高差1210m、平均斜度15.8°)
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