恵那山【岐阜】名古屋から日帰り可能な百名山

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登山レベル高

概要

日時:2019年5月

岐阜県と長野県の間にある恵那山に登ってきました。恵那山は日本百名山ですが、何となく地味な山だと思っていてこれまで登っていませんでした。

実際登ってみると南アルプスと中央アルプス、御嶽山などがよく見え、総合的にいい山だったと思います。

登山レベル高

GWだと予想以上に雪が積もっていてアイゼンが必須でした。行程がやや長いですが雪がなければ危険箇所はあまりないかと思います。

アクセス

登山の起点は神坂峠です。

神坂峠までは車で行きました。名古屋から約2時間です。

行程

神坂峠~鳥越峠~大判山~天狗ナギ~恵那山~天狗ナギ~大判山~鳥越峠~神坂峠

コースタイム 9時間

恵那山登山記録

登るまで

みなさんGWはどこの山に行っているのでしょうか?連休なので遠出して普段行けないような山に行きたいものなのですが、高い山ではまだまだ雪が積もっていたり場所によっては雪崩の心配があったりしてどこに行くのかなかなか難しいところです。

これまでGWは那須岳、笠取山など行ってきましたが、とうとうネタ切れ感が否めません。困った挙句、クレイジーな同行者の提案で2019年のGWは恵那山と荒島岳に登ろうということになりました!(常識的には恵那山と荒島岳をセットで登るなんて考えられないですが…)。

恵那山までは公共交通機関で行くのは非常に困難です。今回は名古屋で集合して中央自動車道経由で向かいました。名古屋から神坂峠までは2時間ほどで着きます。意外と近いですね!

神坂峠には駐車スペースもあるので深夜に到着して朝まで車中泊で過ごしました。

登山開始

いつもなら朝日とともに起きてすぐに出発しますが、眠かったので7時半ぐらいまで寝て8時前に出発しました。

神坂峠からの景色です。いい山行になりそうな予感がします。

20分ほど歩くとパノラマ山頂に着きます。ここまでは木道で舗装されていて登山客だけでなく、親子連れなども簡単に来られます。

パノラマ山頂からの景色です。綺麗な独立峰は御嶽山。奥に隠れているのは中央アルプスでしょうか。まだまだ雪が残っていますね~。

こちらが恵那山方面。快晴です。山頂での展望が良さそう!パノラマ山頂はかなり展望が良いのでわざわざ恵那山まで登らなくてもここで十分ですね。

もう満足したので帰りたくなりますが、頑張って登っていきましょう!登るとさらに良い景色が見えるはずです。

パノラマ山頂からはアップダウンを繰り返します。そして到着する鳥越峠はなんと神坂峠よりも20m標高が低いらしいです!なんだかもったいないような感じがしますが、気を取り直して進んでいきましょう。

緩やかな登りを進むと稜線に出ます。稜線に出てシャクナゲと灌木の林を登ると大判山に到着します。

大判山からは中央アルプス方面が綺麗に見えます。中央アルプスは北アルプスや南アルプスと比べるとかなり地味なイメージがありましたが、GWにこれだけ雪が残っているのを見るとやはりアルプスなんだなと感じます。

大判山からさらに進んでいき、天狗ナギを過ぎた辺りで雪が現れます。

意外と雪が積もっています。念のため軽アイゼンを持ってきていましたが、持ってきてよかったです。結構斜面が急で雪も予想以上に深いので足腰に負担がきます。

さらに30分ぐらい進んでいくとかなり雪が深くなってきました。

完全に雪山の様相です。アイゼンがないと厳しいと思います。

この斜面を登り切るとやっとの事で山頂付近に到着です。

山頂小屋はこんな感じです。雪に半分ぐらい埋もれていました。1m以上は積もっているのではないでしょうか。もともと雪があまりない山に行こうと思って恵那山に来たはずでしたよね…。いろいろ矛盾を感じますが、これはこれで楽しいのでいいとしましょう!

山頂の写真です。かっこいい看板と可愛らしい看板がありました。

かわいい看板のほうに書いてある「ACHI 7 SUMMITS」を「AICHI 7 SUMMIT」に見間違えて「いやいや、恵那山は愛知じゃないでしょ。なに『岐阜は実質愛知!』みたいなことを公に言っているんだ。」と思いましたが、私が間違っておりました。心のどこかで岐阜は愛知の一部だと思っていてごめんなさい。

残念ながら山頂にはあまり展望がありません。

ただ、山頂小屋付近の岩場に登ると展望が楽しめます。

山小屋のこの写真の丸で囲った部分です。こんなところ登るのかと思う方もいるかと思いますが、意外と簡単に登れます。ここからの景色はというと…

中央アルプスが目の前に広がっています!

さらには南アルプス方面も見ることができます!よくよく考えてみると中央アルプスと南アルプスを同時に見られる山ってあまりないのではないでしょうか。

これまで気づきませんでしたが、そういった意味でも希少性が高く、百名山に認定されているのも納得です。地味だと思っていてすみませんでした!

引きで見るとこんな感じです。南アルプスから中央アルプスまで途切れることなく山が見えます。

帰りは登ってきた道をピストンです。雪の残っている下りは足元に注意が必要なので登り以上に体力を消耗します。ゆっくりと気をつけて下りました。

私個人の感想ですが、急斜面で凍結箇所もあったのでアイゼンがないと下りの斜面は危険だと思います。

登りは何とかアイゼンなしでも登れたとしても下りが危険なのでアイゼンを忘れたら無理に登らずにおとなしく引き返すべきだと感じました。

ピストンなので特に変わったところはありませんが、登りでは見えなかった景色が見えるのも新鮮です。振り返って展望に注意しつつ登れれば良いのですがそうもいかないですからね。こんないい景色があったんだと気付かされます。今度登るときは心に余裕を持って展望を楽しみたいですね。まあ次登るときには忘れているものですが…。

登山後記

何となく地味な山だと思ってこれまで登っていなかった恵那山でしたが、予想以上に良い山でした。ある程度雪の残っている山に慣れた方でしたらGWでも登山可能な範囲だと思います。

雪が残っているのはちょと怖い…という方は6月ぐらいまで待つのが良いかもしれないですね。

恵那山は標高2100m程度とあまり高くなく、真夏に登るのは少し辛いと思うので注意が必要です。登山適期があまりよくわかりませんが、個人的にはGWに行けてよかったのかなと思っています。ご覧の方もぜひ行ってみてください!

また、以下のタグ「GW」にはGWに登った山の登山記録がまとめてあるので、GWにどこに行こうかなと悩んでいる方はご参考にしてみてはいかがでしょうか。

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