概要
日時:2022年5月
三重県と滋賀県の県境に位置する御在所岳(御在所山)に登ってきました。
御在所岳は200名山にも選定されていて、山頂付近までロープウェイが通っていて簡単に登頂できることから多くの登山客・観光客に愛される山です。
花が豊富なことでも知られており、イワカガミやシロヤシオ、タテヤマリンドウなどの植物を見ることができました!
登山レベル 中
中道登山道、一ノ谷新道ともによく整備されていますが、登山装備がないと厳しいです。
初心者はロープウェイを使用して山頂付近までアクセスすることをおすすめします。
アクセス
登山の起点は一ノ谷新道の駐車場
御在所岳の登山口周辺には駐車場がいくつかありますが、かなり混雑しているので可能であれば公共交通機関を利用してアクセスする方が良いです。
電車(近鉄湯の山線)とバス(三交バス)を利用してロープウェイ乗り場、裏道登山口周辺までアクセスすることができます。
ルート
駐車場〜(一ノ谷新道)〜御在所岳〜朝陽台〜(中道)〜駐車場
コースタイム 3時間45分
御在所岳登山記録
登るまで
前日に麓の「朝明渓魚苑キャンプ場」でキャンプを楽しんでいました。静かできれいな良いキャンプ場でした。
早々に撤収し、御在所岳の駐車場に到着したのが7時半ごろ。すでに駐車場はほぼ満車で、停める場所を探すのに一苦労しました。
一ノ谷新道から登山開始です!
登山開始
一ノ谷新道の登山口近くには御在所山の家があります。
営業しているのか怪しい様子です。
御在所山の家から先に進もうとすると本谷ルートに差し当たりました。どうやら道を間違ったっぽいので少し引き返します。
一ノ谷新道への分岐は御在所山の家より手前側にありました。
一ノ谷新道は急登が続きますが、道はよく整備されているので危険箇所や迷いそうな箇所はありませんでした。
登っていくと木の間から鎌ヶ岳が見えます。すごく尖っているのが特徴的。
イワカガミが咲いていました。小さく可憐な花です。
鷹見岩。御在所岳は全体的に奇岩が多い山です。
恵比寿岩。一ノ谷新道は中級者以上と書かれていますが、登山経験があれば問題ないです。
急なハシゴもあります。一ノ谷新道は緩急はあるものの全体的に急なので下りにはあまり使用したくない登山道です。
標高が上がるにれてイワカガミがたくさん見られるようになります。
御在所岳の岩肌とロープウェイ(ピントを合わせるのに失敗)。
さらに登っていくと四日市方面がよく見えるようになってきます。
登山開始から1時間40分程度で山上公園に到着!
山上公園がどうなっているのかよく分からなかったので案内図で確認。山頂へは舗装路を進めば良いとのことです。
各所にある標識の通りに進めば目的地にたどり着けます。観光地に来た感じがして安心感がすごい。
道の脇にはホンシャクナゲも咲いていました。
御在所岳の山頂へは階段を登っていきます。
階段はそこそこ急で結構しんどい。ゆっくり登りましょう。
山頂に到着!
山頂は展望がそんなに良くないので、2分ぐらい歩いて望湖台から景色を楽しみます。
景色はいいけどこの日は少し雲があって琵琶湖までは見えませんでした。残念...!
北の方には鈴鹿の山々が見えます。意外と山深い山域ですよね。
南の方。鎌ヶ岳がよく見えます!
望湖台は狭いので山頂の方に戻って休憩します。
御在所スキー場越しにロープウェイやリフトが見える場所で休憩。
少し休憩したのち、リフトの脇を通って下山します。
スキー場のゲレンデを歩きます。見晴らしが最高!
天気も良くて気持ちのいい風景です!
時間がゆっくりと流れているような感じがして、景色を見ているだけで安らぎます。
小さいので見落としそうでしたがタテヤマリンドウが咲いていました。
山頂からゲレンデ→舗装路を通って朝陽台まで来ました。
朝陽台は御在所ロープウェイの乗り場から近い場所にあるため観光客で賑わっていました。
普段は人のあまりいない山ばかり行ってるので色んな人がいる景色は新鮮です。
朝陽台ではシロヤシオが大輪の花を咲かせていました。
青空に映える純白の花は凛としていて美しい。5月〜6月上旬ごろならシロヤシオを見ることができます!
朝陽台には展望台もあります。もちろん展望は素晴らしい!
鈴鹿、四日市だけでなく、遠くには養老方面まで見渡すことができます!
帰りは中道登山道で下山します。中道、裏道、尾根道がよく分かります。
すっごくでかい岩。迫力がすごい。
8号目付近では登ってくる人が多くて渋滞していました。景色がいいので、すれ違い待ちもさほど苦ではないのが救いです。
中道登山道はかなり岩岩している道で、初心者が登るのは結構危険です。
中道を登りに使う場合にはこの崖を鎖を伝って下らなければいけません。
6合目キレット。ここが中道登山道最大の難所でした。
6合目キレットからは鎌ヶ岳とロープウェイがよく見えます。
地蔵岩。中央の岩はどうやって乗ったのでしょうか?不思議な限りです。
ちなみに、ロープウェイから地蔵岩は見えないので、地蔵岩を見たければ中道登山道を登るしかないです。
5合目から見た御在所岳。ロープウェイも見える有名な撮影スポットです。
5合目からは四日市方面もよく見えます。
負ばれ石(おばれ石)。名前の通り、おんぶされているように見えなくもない。
ロープウェイの真下を通るので間近で見ることができました。
裏道に至る分岐。ここは右手に進んでそのまま湯の山温泉方面へ下山します。
6合目より下はかなり歩きやすい道が続いており、スイスイ下山することができました。
無事下山!中道登山道を下山するのに1時間40分程度かかりました。混雑していてすれ違いに時間がかかる場所があるので思ったより時間がかかりました。
登山後記
コースタイムが短めで手軽に登ることができ、山頂付近からの展望が素晴らしく、高山植物が豊富で、登山道には岩場があり適度なスリルが楽しめるなど、御在所岳には魅力が詰まっており、人気なのも納得の良い山でした。
高山植物が豊富な5月も良い時期でしたが、秋には紅葉、冬には樹氷など季節ごとに違った楽しみがあります。
下山後は「片岡温泉 アクアイグニス」に立ち寄って日帰り入浴しました
他の温泉にはないぐらい保温効果が高く、体の芯から温まります。施設もきれいで快適に休憩することができました。
コースタイムが短めの登山を楽しんで、下山後に温泉に入ってゆっくりと休憩するのは休日を満喫している感じがあって良いもんですね。
それではまたっ!
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