沢口山〜天水〜板取山【静岡】南アルプス深南部や富士山の展望が最高!

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登山レベル中

概要

日時:2021年12月

静岡県南アルプス深南部の沢口山〜天水〜板取山を縦走してきました!

沢口山は寸又峡から登ることができる『寸又三山』の中でも最も難易度が低く初心者にもおすすめの山なのですが、少し足を伸ばして天水まで行くと南アルプス深南部を一望できる最高の景色を楽しむことができます。

登山レベル 中

寸又峡温泉から沢口山までだったら道もよく整備されていて比較的難易度は低いです。

沢口山から天水方面も意外と道は整備されていました。板取山まで行くとコースタイムが長いため時間次第では無理せずに天水で引き返す判断も必要です。

アクセス

登山の起点は寸又峡温泉の駐車場。

マイカーの場合、新東名自動車道「新静岡IC」もしくは「島田金谷IC」より約1時間です。

公共交通機関の場合、以下のようにアクセスすることができます。

JR金谷駅ー(大井川鐵道)ー千頭駅ー(バス)ー寸又峡温泉

電車やバスの時刻表は大井川鐵道のHPをご覧ください。

ルート

寸又峡温泉〜木馬の段〜沢口山〜天水〜板取山〜天水〜沢口山〜送電鉄塔〜寸又峡温泉

コースタイム 9時間50分

沢口山〜天水〜板取山縦走記録

登るまで

寸又峡温泉には何度も来ていますが、今年来るのは初めてです。

いつもの看板。この看板の左手を進むと沢口山の登山口に続きます。

6時40分ごろ、登山開始です!

登山開始

今回は天水、板取山まで行くロングコースなので沢口山までのルートについてはさらっと紹介します。沢口山までのルートの詳細は以前の記事をご覧ください。

道は整備されているけど、意外と急登が続くので疲れます。

尾根に出ると前黒法師岳が見えてきます。

さらに進むと朝日岳も見えるようになってきます。この日は晴れ予報でしたが少し曇っているようです。

1097mの展望所からは寸又峡温泉と朝日岳の南東にある1398mのピークがよく見えます。

登山口から1時間半ぐらいで富士見平に到着!ここで猿並平ルートと合流します。沢口山まであと少しです。

鹿のヌタ場付近は枯れ木の影響で枝の落下の恐れがあるためミズナラの大木に近づくことができませんでした。以前登った時に近くから見ることができて良かった!

登山開始から2時間弱で沢口山の山頂に到着!山頂は誰もいなかったので景色を独り占めすることができました!

朝日岳と大無間山が良く見えます。左側には聖岳が見えるはずなんですが、残念ながら曇っていて良く見えませんでした。

山頂から少し下ったところからは富士山もよく見えました!ちなみに、一番手前に見える大きめの山は天狗石山、富士山の手前に見える山は安部奥山域の大光山と十枚山です。

山頂で少し休憩したのち、天水方面に進んでいきます。

横沢の頭のコル。

明るい樹林帯の尾根道が続きます。

随所に案内標もあり、登山道は思っていたよりもかなり整備されています。

道がわかりづらい箇所ではペイントに従って進みましょう。

うつなし峠...鬱無し峠...ホワイトな香りがします。

天水までの登りは結構な急登でした。

切れたっていて展望が良さそうな場所が出てきました!

ここが天水でした!

前黒法師岳と黒法師岳方面。少し雲がかかっているのが惜しいけど良い景色です!

朝日岳や大無間山方面も良く見えます。晴れていれば左奥には聖岳も見えるそうです。

さらに東の方に目をやると富士山も見えます。

この日は雲が多くてベストコンディションではないものの天水からの景色は格別でした。

少し休憩したのち板取山まで進みます。

登山道右手に黒法師岳方面をチラチラ見ながら歩きます。

天水から少し下ると板取山が見えてきます。

八丁段方面も見えてきました!今回は時間がなくて行けませんが、あそこまで行ってみたいものです。

かなり切れたった尾根がありました。通行注意です。

板取山山頂に到着しました!ここまで約4時間かかりました。

山頂は広々としていてベンチもあり休憩に適しています。

北側が切り開かれていて展望がいいです。前黒法師岳がかなり近くに見えます!

朝日岳と大無間山、大根沢山が良く見えます。左奥には聖岳が見えるそうですが相変わらず雲に隠れてしまっています。

山頂で少し休憩したのち引き返します。

板取山から天水まで戻る最中には富士山が良く見えました。

クネクネと曲がった大井川も見ることができました。

再び天水の山頂を楽しみます。

山頂は狭いものの天水からの眺望が一番いいと思います!

沢口山まで戻ってきました。12時前といい時間だったので人がいるかな?と思いましたが誰もいませんでした。

何度見ても格別な景色です。

聖岳方面が見えないのが惜しい。

2020年3月 沢口山山頂より

(参考)天気が良いと聖岳方面が顔を出します。

富士見平まで戻り、猿並平コースより下山します。

富士見平から猿並平コースへ少し下ったところにある展望所からは長島ダムと富士山を見ることができました!富士見平と呼ばれるのも納得の良い景色です!

さらに少し進むと朝日岳をはじめとした深南部がよく見える場所もありました。

さらに進むと盤台跡展望所というポイントがあります。樹林に覆われていて何の展望もありません!

送電鉄塔。朝日岳もよく見えます。自然と人工物のコントラストが美しい!

反対側には天狗石山、奥には安部奥方面が見えます。

猿並平コースの登山道もよく整備されていて歩きやすいです。途中1箇所だけスリリングな橋がありました。

無事下山できました!休憩込みで7時間ぐらいかかりました。それなりにロングコースだったのでちょうどいい疲労感を感じます。

登山後記

沢口山は道もよく整備されていて展望も良い割に人が少なくて改めて良い山だと思いました。この日も合計で10人ぐらいしか見かけませんでした。

天水からは沢口山からは見えにくい前黒法師岳方面がよく見えるため時間に余裕があれば行ってみる価値はあります。板取山は天水とそんなに変わらない景色なので行かなくてもいいと感じました。

今回は板取山までしか行きませんでしたが、山犬段や蕎麦粒山、さらには高塚山まで行ってみたいです。2021年12月現在、山犬段までの車道(南赤石林道)が通行不能となっているため山犬段まで縦走してテント泊なんかしてみるのも良いかもしれません。

5月ごろには登山道からアカヤシオやシロヤシオ、ヤマイワカガミの花を見ることができるそうなのでその時期にテント泊の荷物を持って修行しようと思います。

それではまたっ!

(参考)

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