塩見岳②三伏峠小屋で1泊、山頂からは360°の眺望!【南アルプス】

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登山レベル高

概要

2021年8月

南アルプスの塩見岳に登ってきました。山頂からは南アルプスを一望することができました!

1日目は途中の三伏峠小屋にてテント泊をして、2日目に塩見岳を目指すという行程になっております。

この記事では2日目の様子について書いていきます。1日目の詳細は以下の記事をご覧ください。

ルート

三伏峠小屋〜本谷山〜塩見小屋〜塩見岳〜塩見小屋〜本谷山〜三伏峠小屋〜鳥倉登山口〜鳥倉駐車場

コースタイム 11時間40分

塩見岳登山記録

三伏峠小屋を出発したのが午前4時ごろ。辺りはまだ暗かったです。

本谷山までは小刻みにアップダウンがありましたが、テント内に荷物を置いていて荷物が軽いのと夜明け前でまだ涼しいので比較的楽に登ることができました。

ちょうど本谷山で夜明けを迎えます。この日も天気が良さそうですね〜。

雲海と朝日が素晴らしい!

本谷山から先は少し下ったのち平坦な道が続きます。荷物が軽いこともあってスイスイ進めます。

途中、塩見岳が見える場所がありました。まだまだ遠く、高いですね。

権右衛門沢源頭に到着!ここまで平坦な道が続いて歩きやすかったです。

大体コースタイムの0.8倍ぐらいの時間で歩くことができました。(荷物の量、体力によるのであくまでご参考程度に)

権右衛門沢源頭から塩見小屋までの道は結構急です。とはいえ、めちゃくちゃ急ってほどでもないのでそれほど辛くはなかったです。

登ること30分ぐらい、塩見小屋に到着しました!

振り返ると本日歩いてきた道が見えます。長い距離を歩いてきたんだな〜と感心します。

正面には塩見岳がよく見えます。まだまだ結構登らなければいけないことがよく分かります。

塩見小屋

塩見小屋は管理の行き届いたきれいな小屋でした。塩見岳の山頂で御来光を拝みたい方は塩見小屋で1泊するのが良いかと思います。

塩見小屋から塩見岳に至るまでの道は岩場が多くなってきます。

チシマギキョウ

岩場が続く過酷な環境にも関わらず高山植物がたくさん見られます。

ミネウスユキソウ

トウヤクリンドウ
トモエシオガマ

8月後半だったのであんまり高山植物は見られないかなと思っていましたが、予想以上にたくさんのお花を見ることができました!

標高も3000mを超えてきますし、登りもかなり急なので息が切れます。頻繁に休憩をしながら登りました。

山頂に到着しました!塩見小屋から1時間ちょっとぐらいでした。

西峰は広く休憩に適してもいますが、まずは東峰に行って景色を楽しみます。

西峰〜東峰は徒歩2、3分程度です。

南アルプス北部の風景

左から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳がよく見えます。

少し雲がかかっていますが富士山もよく見えます!

さらに南の方に目をやると荒川岳と左奥には双耳峰の笊ヶ岳が見えます。

南アルプス南部の風景

こちらは南アルプス南部の主脈、荒川岳、赤石岳、聖岳が見えます。

塩見岳西峰と奥に見えるのは中央アルプス、御嶽山方面。

少し遠いですが、北アルプスの方まで見ることもできました。

東峰は少し狭いため、西峰へ移動して西峰で景色を見ながら休憩しました。

景色が素晴らしすぎてずっと山頂に居たかったですが、そういうわけにもいかないので20分ぐらい休憩したのち泣く泣く下山することとしました。

急な岩場を下ることになるので落石に注意が必要です。

塩見小屋近くからの風景。この景色もこれで見納めとなります。

下山の道は非常に歩きやすかったです。急すぎて膝がガクガクになる...なんてこともなかったです。

途中、塩見岳がよく見えるスポットもありました。改めて見てもデカい山です。

三伏峠小屋に至るまでに本谷山、三伏山を経由するため登り返さなければいけないのが少し辛いです。

本谷山まで戻ってきました。本谷山からは塩見岳が少し見えます。

中央アルプス方面もよく見えます。10時半ぐらいでしたが、雲がかかってきましたね。

甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、白根三山もよく見えました。登りの際にはまだ暗かったのでよく分からなかったですが、本谷山からの展望も素晴らしいものがありました。

本谷山〜三伏山の間にはマルバダケブキの群生地もありました。8月下旬だったので枯れていましたが7月頃に来れば鮮やかな黄色の花が美しいんだろうなと思います。

三伏山に到着!ここまで来れば三伏峠小屋まではあと少しです!

三伏山からも気持ちがいい景色が広がっています。塩見岳まで続く道が長いことがよく分かりますね。

三伏峠小屋まで戻ってきました。ここまでコースタイムでは8時間45分でしたが、実際には休憩含めて7時間30分ぐらいでした。やはり荷物が軽いと楽ですね。

三伏峠小屋でテントを回収して下山します。軽い荷物に慣れていた分テントを担ぐと一気に身体に負担がきます。

幸い三伏峠小屋から登山口までの道のりは短く、そこまで急でもなかったので無事下山できましたが、荷物が重いだけでかなり疲労が溜まりました。

また、登山口に到着してからも駐車場まで1時間程度の長い林道歩きがあります。毎度のことですが最後の林道歩きが一番疲れたような気がします。

登山後記

塩見岳はアクセスも悪くてコースタイムも長いため敷居が高い山のように感じている方も多いかと思いますが、南アルプスのちょうど真ん中に位置する山なので南アルプスを一望できる景色が最高です。

それだけでなく、中央アルプスもかなり近いので鮮明に見ることができますし、少し遠いですが北アルプスまでも見えました。

登る時期にもよると思いますが高山植物も豊富な山ですので長い登りにもちょうど良いアクセントがあってコースタイムの割に疲れた感じはしなかったですね。

体力がある人は頑張れば日帰りも可能ですが、景色もいいのでせっかく行くなら1泊2日でゆっくり登るのがいいかなと思います。

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