概要
日時:2020年7月
宮城県と岩手県の県境にある栗駒山に登ってきました。今年は梅雨が長引いていますが梅雨の晴れ間を狙って栗駒山にいきました。もともと東北の山は好きなのですが、栗駒山も東北の山の良いところが詰まった素晴らしい山でした。
登山レベル 低
いわかがみ平から中央コースの往復だったら登山道もかなり整備されているので初心者でも安心して登ることができます。
アクセス
今回の登山の起点はいわかがみ平です。
今回は車でいきましたが、時期によっては公共交通機関でもアクセスすることができます。詳細は栗原市のHPをご覧ください。
他の登山口もたくさんありますので興味がある方は調べてみてください。
ルート
いわかがみ平〜(中央コース)〜栗駒山〜天狗平〜栗駒山〜(東栗駒コース)〜いわかがみ平
コースタイム 3時間30分
栗駒山登山記録
登るまで
今年は梅雨が長引いていて全然山に行けていません。この日も天気予報が全国的に悪く、東北ならギリギリ行けそうか、という状況でした。
しかも天気予報もコロコロ変わるので、八甲田山、秋田駒ヶ岳、栗駒山、蔵王山あたりを候補にして一番天気の良さそうなところに行くことにしました。
天気予報もあまり芳しくはないですが、直前に栗駒山に行くことに決めました。
仙台から高速で40分程度走って築館ICで下ります。築館は何もないかもしれないと思っていましたが、意外と大きな(当社比)町だったので結果的には慌てて仙台で買い物をする必要もありませんでした。ちなみに築館はなぜかガソリン価格が異常なまでに安かったです。
高速下りて1時間30分程度下道を走るといわかがみ平に着きました。いわかがみ平までの道は整備されており走りやすかったです。
1時前に到着し、車中泊しました。天候に不安はありましたが空を見上げると満点の星空だったので明日の天気に期待を持ちつつ寝ました。
おはようございます!起きると快晴でした!
いわかがみ平の駐車場からはすでに景色も最高です!
期待が膨らみますね。早速登ってきましょう!
登山開始
中央コースはかなり登山道の整備がされていてとても歩きやすい道でした。
はじめは低木に囲まれ眺望はありませんでしたが、30分程度登るだけで森林限界をむかえます。まだ1400m程度なのに森林限界を迎える、というのが東北の山の素晴らしいところです。
これこそ東北の山!って感じの風景です。
南側の景色です。意外と山深いですね。高速下りてから1時間以上かかっただけあります。
登山道はこのような感じです。なだらかで非常に歩きやすいです。今年は雨続きであまり山に登れてなくて体力がついていないので、これぐらいの登りがちょうどいいです。
まだ30分程度しか歩いていないのにこんな風景を見られるのは素晴らしいです。もう少しで山頂です。
山頂近くなってくると火山の様相を呈してきます。
アザミも咲いていました。好き嫌いが分かれる花ですが、私はアザミをきれいだと思います。
栗駒山山頂に到着!したんですが、このようにガスってしまいました...
山頂からの展望は全くないです...残念
時間もあったので山頂で天気が良くなるまで粘りました。
粘ること40分、やっと雲が晴れてきました!
粘った甲斐がありました!
晴れてきたところで天狗平方面に向かいました。
天狗平に向かう稜線。良い稜線ですね。
高山植物も豊富で素晴らしい!紅葉の時期にも人気だそうですが、高山植物が豊富な初夏にもおすすめできる山です。
天狗平に到着!ここは岩手県なんですね。岩手まで来るとさすがに遠くまで来た感があります。
天狗平からは景色も良いです。
ここまで来ると人も少なく落ち着いた雰囲気を楽しめます。
天狗平で少し休憩したら、来た道を引き返します。
帰りは東栗駒コースで下山しました。
東栗駒コースもいいルートです。高山植物も豊富ですし、眺望も良いので中央コースよりおすすめできるルートだと思います。
中央コースほどではないですが、道も十分に整備されています。
下山していくうちにガスガスになってきました。はやく登ってきてよかった。
途中沢を何回も渡ります。
結構長いので増水時には少し危険かなと思いました。(私が栗駒岳に行った際には梅雨だったので増水していたのかもしれません)
沢を過ぎると樹林帯の下りとなります。ここから道がぬかるんでいて足元がかなり汚れてしまいました。
さらに、粘土質のツルツル滑る斜面もあるので下山時には気をつけましょう。私は2回も転んでドロドロになってしまいました。
最後は苦行のような下りでしたが、なんとか無事下山することができました。
登山後記
栗駒山は予想以上に良い山でした。初心者でも比較的簡単に登ることができるので月山とともに東北の山の良さを初心者に伝えるのに最適な山だと思います。
ちなみに、ついでと言うには少々遠いですが下山後は蔵王まで行ってきました。
うん、御釜ですね。6年前に蔵王に来た時は御釜がどこにあるかすら分からないぐらい天候が悪かったので、御釜の存在を確認できただけ進歩しています。次は快晴の蔵王に来たいですね。
次の記事につづく。
コメント (感想、質問など書いてもらえると非常に喜びます)