概要
日時:2021年1月
山梨県と静岡県の県境にある白鳥山に登ってきました。白鳥山は山梨百名山の中でも標高が567mと最も標高が低い山であることでも知られています。登山口から山頂まで往復20分程度で登ることができ、山頂からは富士山や南アルプスの眺望が素晴らしい山です。
登山レベル低
コースタイムも短く、山頂までは階段が続いているので非常に歩きやすいです。
アクセス
登山の起点は白鳥山森林公園。
バスなどは通っていないので公共交通機関でアクセスするのは難しいです。一応、JR身延線「十島駅」から車で20分なのでタクシー等を利用してアクセスすることもできなくはないです。
車でアクセスする場合には新東名高速道路「新清水IC」より25分程度です。新清水IC下車のち、国道52号を甲府方面に進み、途中で「隨縁カントリークラブ センチュリー富士コース」というゴルフ場の方面に進み、ずっと登っていくと白鳥山森林公園に到着します。
ルート
白鳥山森林公園〜白鳥山〜白鳥山森林公園
コースタイム 25分
白鳥山登山記録
登るまで
毎年1月〜2月ぐらいの時期にはどのような山に行くのがいいか悩んでいます。雪山に行く人はそれでいいんでしょうが、雪山は寒いから私は行かなくなりました。
個人的には1月〜2月ぐらいの時期には比較的近場の低山に登って富士山の眺望を楽しむのが好きです。
ということで今回は山梨県の白鳥山に行くことにしました。
白鳥山は山梨百名山に選定されていますが、標高567mと山梨百名山の中でも最も低い山で、往復25分と手軽に登ることができます。
白鳥山森林公園はこんな感じです。
駐車場はMax10台程度とさほど広くはありませんが、人は多くないので全く心配は要りませんでした。
「白鳥山森林公園みどころ」によると見どころがたくさんありそうに見えますが、実質白鳥山方面か不思議な盛土方面の2択です。
駐車場の隣の道を進んでいくと不思議な盛土方面に行くことができます。今回は白鳥山方面に行くのでこちらには進まず、車道を少し引き返します。
車道を少し引き返すと登山口があります。「富士山を見下ろすコース」と書かれた標識の指す先へ進んでいきましょう。
登山開始
登山道は非常によく整備されており、傾斜も緩やかです。スニーカーでも全く問題なく登ることができそうです。
ひたすら階段が続きます。階段は意外と辛いです。少し立ち止まって休憩をとりながら進んでいきましょう。
さらに進んでいくと狼煙台跡に到着しました。ここまでくるともう山頂は目の前です。
戦国時代にはこの狼煙台から煙をあげて甲府まで連絡をしていたそうです。
山頂に到着しました!登山口からここまで約15分。
白鳥山山頂は恋人の聖地になっていてハート型のモニュメントと鐘がありました。ここから夜景を見たりするのもいいかもしれませんね。
山頂にはベンチが1つだけあります。この日は貸切状態だったためベンチを占有することができました。このベンチに座ると富士山を目の前に見ることができます。
山頂から見た富士山は最高です。手前には富士宮市街が広がっています。
北方面にも目をやると、富士川や南アルプスの山々も見ることができます。
南アルプスの拡大。右奥のとんがっている山が北岳で、北岳から南側に間ノ岳、農鳥岳と白峰三山が連なっている様子が鮮明に確認できます。
左奥にちょこっと顔を出している白い山は塩見岳ですかね。
山梨県南部の山域からだと南アルプス南部(赤石岳・荒川岳・聖岳など)は安部奥山系に遮られてあまり良く見えないですね。南アルプス南部の山を見ようと思うと安部奥か南アルプス新南部がおすすめです。
富士山の左奥には節刀ケ岳をはじめとした御坂山系がよく見えます。御坂山系も素晴らしい山ですが、意外と標高が高いのでこの時期に行くと雪が積もっているでしょうね。
こちらは北方面の景色。有名な山はあまりありませんが身延方面へと山が広がっています。この辺りの思親山(ししんざん)、佐野峠などからはダイヤモンド富士が見られるそうです。
富士山から愛鷹山まで続く稜線もこのように一望できます。このような角度で富士山と愛鷹山を見ることはあまりないので新鮮な景色です。
こちらは西方面の安部奥山域です。十枚山、山伏など良い山はたくさんあるのですが、如何せんどの山も遠くからパッと見てわかるような特徴がないので地味な山にみえてしまいます。
白鳥山からは富士山の展望が良いことは知っていましたが、富士山以外にも南アルプスなどの景色も素晴らしく、予想以上に素晴らしい山頂でした。
下山する前に富士山を見納めておきましょう。往復25分と手軽に登ることができるのにこれほど素晴らしい景色を見ることができるなんて素晴らしいです。
コースも短いのでこの日のように天気の良い日を狙って来ることができるのも良いです。
下山は来た道を引き返します。登山道は整備が行き届いているので安心して下山することができます。
無事、白鳥山森林公園まで戻ってきました。
白鳥山森林公園は東屋やトイレもあり、広々としています。『ゆるキャン』のコラボポスターもありました。
登山後記
あまり有名な山ではありませんが白鳥山は富士山や南アルプスの眺望が素晴らしい山でした。往復25分と非常に手軽に登ることができるのも良いと思います。
個人的には冬はこれぐらい手軽に登ることができる山で十分満足です。半年前まで「コースタイム12時間ですけど日帰り可能です!」みたいなことを言っていたのが嘘みたいですね。
これからも名低山に登っていきたいのでオススメがあれば教えて欲しいです。(低山は日本百名山などと違ってあんまり情報がないんですよね...)
それではまたっ!
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