富士山を見に行きませんか?
私は登山が好きで週末には天気が良ければ大体どこかの山に登っています。
登山しているんだよね!富士山とか行くの?
よくこのようなことを言われますが、個人的な意見では富士山は見る山であって、登る山ではないんですよね。
なぜなら、富士山に登ると富士山が見えないからです。あと、富士山に登るのはしんどいからです。
私は富士山が好きですが、富士山の周辺の低い山に登って富士山を眺めるのが最も好きです。
最近涼しくなってきたし、ちょっと身体を動かしてみたい!
そんな方は富士山がよく見える山に登ってみるのはいかがでしょうか?
これからの時期は富士山に雪がかぶってきて富士山らしい風景を楽しむことができるようになります。
以下に富士山がきれいに見えるおすすめの山を5つ紹介します。
比較的穴場で登山客が少なくゆっくりとした登山を楽しめる山を選択してみました。
①牛奥ノ雁ヶ腹摺山(山梨県大月市)
牛奥ノ雁ヶ腹摺山は山梨県大月市に位置し、標高は1990m、山梨百名山や秀麗富嶽12景にも選定されている山です。富士山に対して北側にあります。
富士山の展望が良い山に登ろうと思った場合、「秀麗富嶽12景」に選ばれている山に登れば間違い無いです!
ちなみに牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)は日本で一番名前が長い山としても知られています。
Mt.ushiokunogangaharasuriyama...非常に長いですね(笑)
牛奥ノ雁ヶ腹摺山の登山記録の詳細は以下に記載していますので、興味があればそちらも合わせてご覧ください。
登山口までのアクセス
おすすめの登山口はすずらん昆虫館前。
甲斐大和駅から上日川峠行きのバスに乗車して26分で途中下車します。バスの時刻表は栄和交通のHPをご覧ください。
このバスの終点の上日川峠は大菩薩嶺の登山の起点にもなっています。牛奥ノ雁ヶ腹摺山は大菩薩嶺とも近く、縦走する方もたくさんいるみたいです。
②身延山(山梨県身延町・早川町)
身延山は山梨県南巨摩郡身延町と早川町の境に位置し、標高は1153mの山です。富士山に対して西側にあります。
山頂からは富士川や毛無山塊の向こう側に富士山を見ることができます。富士川越しに富士山が見えるのは身延山ならではの風景ですよ!
ロープウェイで山頂付近まで登ることができ、ロープウェイを使用すれば山頂までほとんど歩かなくて澄みます。
徒歩で登ろうと思うと道は整備されているのですが結構な急坂があり、往復3〜4時間程度かかります。
身延山の登山記録の詳細は以下に記載していますので、興味があればそちらも合わせてご覧ください。
登山口までのアクセス
おすすめの登山口は身延山久遠寺です。
私は車でアクセスしましたが、身延線身延駅からバスも出ているので公共交通機関のみでアクセスすることも可能です。バスの時刻表など詳細は山梨交通株式会社のHPをご覧ください。
身延山久遠寺周辺は観光地にもなっています。身延山自体も今回紹介する中でも最も初心者向けの山となっていますので観光とセットで登山を楽しんでみてはいかがでしょうか。
③石割山(山梨県山中湖村)
(画像は登山する前の山中湖より)
石割山は山梨県南都留郡山中湖村に位置し、標高は1412mの山です。富士山に対しては北側にあります。
何と言っても山中湖越しに富士山が見えるのが素晴らしいです。
富士五湖周辺のエリアは山に登らなくても富士山がきれいに見えます。キャンプ場もたくさんあるのでキャンプするだけでも楽しそうです。
登山するなら石割山の他にも毛無山、杓子山、節刀ケ岳など富士山がよく見える山がたくさんあります。
登山口までのアクセス
おすすめの登山口は平野。
山中湖周辺へは東京駅からバスでアクセスすることができます。時刻表など詳細はJRバスのHPをご覧ください。
④檜洞丸(神奈川相模原市・山北町)
檜洞丸は神奈川県の相模原市と足柄山郡山北町の境、丹沢山域の西部に位置しています。檜洞丸の標高は1601mです。富士山に対しては東側に位置しています。
丹沢山系は都内からのアクセスも良く、富士山もよく見えるので人気の山域です。
塔ノ岳をはじめ人気の丹沢山域の中でも西丹沢は比較的人も少なく富士山が近くに見えるとのことで個人的には結構好きな山域です。
登山口までのアクセス
おすすめの登山口は西丹沢ビジターセンターです。
車でアクセスする場合、東名高速「大井松田IC」より約40分です。駐車場は約20台あります。
公共交通機関でアクセスする場合、小田急線「新松田駅」からバスで1時間10分です。時刻表など詳細は富士急湘南バスのHPをご覧ください。
⑤甲武信岳(山梨・埼玉・長野)
ここまで日帰りで比較的楽に登れる山を紹介してきましたが、「もっとハードな登山がしたい!」「山の上で一泊して朝日とともに富士山を拝みたい!」というような方のために最後はこちらの山を紹介します。
甲武信岳は山梨県と埼玉県と長野県の県境に位置しています。甲州、武州、信州の境にあるから甲武信岳と言われているそうです。標高は2475mで、日本百名山にも選定されています。富士山に対して北側に位置しています。
登るのに時間と体力を要しますが、よく晴れた朝に雲海と朝日と共に見る富士山は格別です!
もっと手軽に1泊したい場合には甲武信岳ではなく大菩薩嶺の方がおすすめですが、多少ハードな行程でもいいから人が少ない登山を楽しみたいという場合には甲武信岳がおすすめです。
甲武信岳の登山記録の詳細は以下に記載していますので、興味があればそちらも合わせてご覧ください。
登山口までのアクセス
おすすめの登山口は西沢渓谷。
車で行く場合は中央自動車道「勝沼IC」より約40分。駐車場は約40台分ありますが、かなり混み合いますので車で行く場合は早朝に到着するのがおすすめです。
西沢渓谷までは塩山駅もしくは山梨市駅からバスで行くことができます。塩山駅から西沢渓谷までのバスは山梨交通、山梨市駅から西沢渓谷までのバスは山梨市が運営しているみたいです。どちらも大差ないですが、山梨市から乗る方が若干安いです。
東京からのアクセスは以下のような感じです。
東京ー(中央線)ー山梨市駅ー(バス)ー西沢渓谷
新宿ー(京王高尾線)ー高尾ー(中央線)ー山梨市駅ー(バス)ー西沢渓谷
所要時間は約3時間30分です。
注意点
①悪天候時には行かないようにしましょう。
悪天候時に行っても景色が良くないし危険も高まるのでいいことがありません。山は逃げないので、天候が悪そうなら見送ってしまって、次に天候が良い時に再度挑戦しましょう!
②ある程度の準備をしましょう。
歩きやすい靴、防寒着、飲料水や食糧(パンやおにぎりなど)、地図などを忘れず準備しておきましょう。
③時期に注意
秋頃までは心配いらないのですが、冬(12月〜)には雪が積もる可能性もあり危険です。冬に行った方が空気が澄んでいてよく見えるのですが、その場合は軽アイゼンを携行するなど準備をしておきましょう。
マナーを守って楽しい登山を!
今回紹介してきた山以外にも富士山がきれいに見える山はたくさんあります。
富士山は何度見ても美しい山でまさに日本人の心って感じがしますよね。
涼しくなってきたら富士山を見に山に登ってみてはいかがでしょうか。
以下に登山用の地図のリンクを貼っておきます。道に迷わないためにも地図を準備しておきましょう!
①牛奥ノ雁ヶ腹摺山
②身延山
③石割山
④檜洞丸
⑤甲武信岳
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