宮之浦岳①【鹿児島】世界遺産の縄文杉を見る!!

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登山レベル中

概要

日時:2023年9月

屋久島の宮之浦岳に登ってきました!

世界遺産の縄文杉やヤクシカ、ヤクシマザルをはじめとした大自然を存分に感じられる山歩きとなりました!

登山レベル 中

危険箇所はありませんが、距離が長く、ほとんど電波も通りません。

有人の小屋もないので、何かあっても全て自力で対応しなければいけない厳しさがあります。

あと、スコールのような雨に降られることも多いので、そのつもりでいた方がいいです。

アクセス

登山の起点は荒川登山口

荒川登山口までは車両規制が行われるため、公共交通機関でのみアクセス可能です。

今回は屋久杉自然館からのバスに乗車しました。

ルート

宮之浦岳に登るには様々なルートを取ることができますが、せっかくなので縄文杉とセットで登ることにしました。

1日目

荒川登山口~楠川分れ~縄文杉~高塚小屋~新高塚小屋

コースタイム 6時間10分

2日目

新高塚小屋~宮之浦岳~新高塚小屋~高塚小屋~縄文杉~楠川分れ~白谷雲水峡~楠川歩道入口~楠川

コースタイム 15時間10分

※白谷雲水峡からのバスに乗り遅れたため、麓まで歩いて下山しました。

宮之浦岳登山記録

登るまで

いろんなルートがあるけどバスで早朝からアクセス可能なのは荒川登山口。

まだ6時ですが、登山口は大勢の人で賑わってました!

(大半が縄文杉を見に行く人たちで、宮之浦岳に行くであろう風貌の方はごく僅か)

登山開始

荒川登山口の標高は600m、本日の目的地である新高塚小屋は標高約1500m。

ちなみに縄文杉は標高1330mなので結構登ります。

はじめはレール沿いのなだらかな道が続きます。

橋に敷かれた線路を歩いて川を渡ります。隙間から下がまる見えで、なかなかスリルがありました。

9月にもなると標高600mといえども早朝で日が出てないと少し肌寒い。

この線路は安房森林鉄道の線路で、以前は木材運搬用の森林鉄道として利用されていたそうです。

現在は登山道にあるトイレのメンテナンス用に利用されることもあり、運が良ければトロッコが来ることもあるみたい。

屋久島は雨が多いことでも有名ですが、山間部はとりわけ雨量が多く、年間降水量が10,000mmを超える雨量を観測されています。

登山口から40分ぐらい歩くと安房川にかかる鉄橋を渡ります。

鉄橋からはこれから進んでいく山の方が見えます。

鉄橋を渡ると小杉谷集落跡に到着!

昔はこんな山の中に中学校まであったのだから驚きです。

さらには森林鉄道関係の事業所もあったそう。

森林鉄道の線路沿いをさらに30分ほど進むと楠川分れに到着!

ここは白谷雲水峡からの楠川歩道との合流地点にあたります。

楠川分れを過ぎて少し進んだところから大きな杉の木が見られるようになってきます。

こちらは高さ38mの三代杉。1代目は倒木、2代目は切り株、3代目も切り株の上に発芽した杉だそうです。

少し開けた場所からは翁岳が見えました!

屋久島では珍しく青空も広がっていて天気も素晴らしい!

大株歩道入口までやってきました!

ここから先は傾斜が急になってきて、本格的な登山道っぽい感じ。

20分ほど登るとウィルソン株に到着!

樹齢3000年とも言われる切り株で、内部に入ることもできます。

ウィルソン株から先は道が急登が続きます。

めちゃくちゃ急な階段が続く道で息が上がってしまいます。

こちらは大王杉、写真に収まらないぐらいのデカさでした。

寄り添って立ち並ぶ2本の杉は夫婦杉と呼ばれます。

夫婦杉より先は細かなアップダウンを繰り返して進みます。

特に名前はついていないですが大きな杉がそこかしこに生えていて大自然を感じます。

雨量が多いだけあって屋久島の登山道には水場が豊富。

荒川登山口から4時間ぐらいで本日最大の見どころ、縄文杉に到着!!

写真ではあまり良く伝わりませんが、めちゃくちゃデカく、謎のスピリチュアルなパワーを感じられます!

ネタではなく、これは実際に行って自分の目で見ることをおすすめします。

ちなみに高さ25.3m、周囲16.4m、推定樹齢は7200年とされています。

人間はせいぜい高さ2m、周囲1m、年齢も100年。自然と比べたらちっぽけな存在ですね。

大半の人が縄文杉で引き返しますが、人の流れに逆らってその先の新高塚小屋まで向かいます。

縄文杉から10分ぐらい進むと高塚小屋に到着!

高塚小屋は収容人数17名と少なく、こぢんまりとした感じでした。

縄文杉以降は人がめっきりと少なくなって静かな山歩きを楽しめます。縄文杉までの賑わいが嘘のよう。

標高が上がってきて、木々の間から青空が見えるようにもなってきます。

はじめて屋久島の山々が連なっている様子を見ましたが、思いのほか山深く、「洋上アルプス」と評されるのも納得。

本日の目的地、新高塚小屋まであと少し!!

11時ごろ新高塚小屋に到着です~。

新高塚小屋は収容人数は60人で広々としている避難小屋。

テントサイトはあまり広くなくて5張ぐらいが限界でしょうか。

登山後記

さっそくテントを設営。

地面にペグをさせないので、石を使って固定しました。

新高塚小屋には水場もあります。

小屋周辺にはヤクシカもいました。

さらにテントサイトのちかくにヤクシマザルの群れがやってきて毛づくろいをしたり、喧嘩を始めたりと、大自然を間近で感じられました。

午後をゆったりと過ごしたのち、2日目はハードなスケジュールになりそうなので早めに休むのでした。

2日目に続く

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