雨飾山【長野】紅葉が美しいが雪に注意!

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登山レベル高

概要

日時:2020年11月

長野県の雨飾山に登ってきました。と言っても実際には雪が予想以上に積もっていて途中で引き返しました。

2019年の同じぐらいの時期に高妻山に登った時には全然雪が積もってなかったので大丈夫だと油断していました。2020年は全国的に雪が積もるのが早いようです。しっかり調べてから登らなければいけないですね。

途中で引き返して時間があったので白馬方面で北アルプスの景色を堪能したり、木崎湖方面を散策したりして楽しみました。

登山レベル 高

雪が積もっていなければ登山レベルは中ぐらいだと思います。標高は1963mとさほど高いわけではありませんが、日本海側に位置しているため秋以降に登る場合には雪の状況に注意が必要です。

アクセス

登山の起点は雨飾高原キャンプ場です。

雨飾高原キャンプ場までは長野道安曇野ICから80kmもあり、1時間45分程度かかります。

公共交通機関で行く場合はJR大糸線南小谷駅からバスで小谷温泉、雨飾荘までアクセスすることが可能です。小谷温泉から雨飾高原キャンプ場までは歩いて1時間程度です。南小谷から小谷温泉までのバスの時刻表など詳細は小谷村のHPをご覧ください。

行程

雨飾高原キャンプ場〜荒菅沢出合〜笹平〜雨飾山〜笹平〜荒菅沢出合〜雨飾高原キャンプ場

コースタイム 6時間25分

このような予定をしていたんですが、実際には荒菅沢出合で引き返したので往復で3時間程度でした。

雨飾山登山記録

登るまで

普段なら金曜の夜に出発して土曜の朝から登り始めるのですが、雨飾山は結構遠いところにあって金曜夜発でアクセスするのが難しいです。

ということで土曜の朝からゆっくりと寄り道しながら雨飾山に向かいました。道中には高ボッチ高原にも行きました。高ボッチ高原の詳細は以下の記事をご覧ください。

高ボッチ高原に行った後は白馬まで移動して白馬で一泊しました。

今回宿泊したのは「スコーレ 白馬

温泉もあって雰囲気のいい宿でした。GoToトラベルを利用して宿にお得に宿泊できるのは素晴らしいですね。普段は車中泊ばかりしている私にとって宿でゆっくりと寝られるのはとんでもない贅沢をしている感じです。

次の日は5時ごろに白馬を出発して6時ごろに雨飾高原キャンプ場に着きました。

着いた頃には駐車場はほぼほぼ満車でなんとか停めることができました。

ちょうど夜が明け始めるタイミングで登山スタートです!

登山開始

登山を始めるとすぐに紅葉が広がってきます。

足元には霜柱がたくさん出現していました。霜柱が溶けて地面がドロドロになっている部分もあったので紅葉に気を取られて足元が疎かにならないよう注意しましょう。

登山開始からはしばらく紅葉が美しい緩やかな道を進みます。この時には穏やかな1日になりそうだと感じていました。

しばらく歩いていくと滝が現れます。紅葉と滝の組み合わせというのはなんとも言えない良さがありますね。

滝をすぎたあたりで登山道らしい道になってきます。

登山道に生えている木も綺麗に紅葉していました。歩いているだけで気持ちの良い道です。

登山道は結構急になってきましたが、頻繁に立ち止まって紅葉を鑑賞しながら登っていきましょう。

登山道の途中には登山道のどれぐらい歩いてきたのか教えてくれる標識がありました。こういうような標識があると精神的にいいですよね。

あれ、もう1600mまで登ったのか?と疑問に思います。ちなみに登山口の標高は1150m、雨飾山の標高は1963mです。

疑問に思ったまま歩いていくと次の標識が出現します。もう2000mか、、、って山頂の標高1963mを超えているじゃないですか。

どうやらこの表示は標高ではなくて登山口からの距離を表しているみたいですね。だったら単位をmじゃなくてkmで表示して欲しいです。

さらに進んでいくと次第に雪が積もってきます。まだ歩くことはできるぐらいな感じだったのであまり心配していませんでした。

さらに進んでいき、荒菅沢の手前まで来ると様子が一変します。雨飾山へと続く山々は完全に冬山の様相を呈しています。道も雪が固まっていてかなり滑りやすくなっていました。

このあたりでアイゼンを装着している人が多かったです。私たちはアイゼンを持っていなかったのでどうしようか迷いましたが、ここなら最悪滑っても怪我はしないだろうということで進むことにしました。

とりあえず沢まで行って沢で様子を見て進むか戻るか判断することとします。

なんとか沢には辿りつくことができましたが、沢まで来るのも一苦労でした。

沢から見た雨飾山の稜線はかなりアップダウンもあり、北斜面にもあたるため危険だと判断して引き返すことにしました。

実際に山頂付近まで行っていないのでどうかはわかりませんが軽アイゼンが無ければ危険なのはもちろん、軽アイゼンでは心許ないぐらいの雪の状況だったのではないかと推察します。

残念ですが来た道を引き返します。雨飾山、また挑戦します!

下の方まで下りてくると非常に穏やかな道です。あれほど雪が積もっているなんて想像できないです。

天気も良く紅葉もきれいで絶好の登山日和です。こんな日に登れないのは惜しいですが安全が最優先ですから仕方ないです。準備不足だったのを反省します。

登山口まで来ました。ここから見える山が雨飾山というわけではありません。雨飾山は奥に隠れているため見えません。

雨飾高原キャンプ場は景色も良くていいキャンプ場です。9月あたりにここでキャンプをして次の日に雨飾山に登るというのも良さそうです。

雨飾山は素晴らしい山だという雰囲気を感じることはできました!また挑戦します!

登山後記

早めに下山してしまい時間があったので白馬方面から北アルプスの山々を堪能しました。

鹿島槍、八峰キレット、五竜、唐松、不帰キレット、白馬三山と北アルプス北部の山々が一望できます!

撮影地は上記の地図の辺りです。松川にかかる橋は撮影スポットとして有名なようで、一眼レフを構えた人もちらほらいました。

次は鹿島槍を間近で見たい!ということで小熊山パラグライダー場まで行くことにしました。

実は小熊山パラグライダー場は去年の同じ時期にも行っていて、その時は紅葉と鹿島槍が最高でした!

途中に見た鹿島槍方面の景色。去年も同じ場所から写真を撮ったんですが、比較してみるとやはり今年は雪が積もっている量が多いようですね。

鹿島槍の左側には針ノ木岳方面から続く稜線も見ることができます。

鹿島槍に登るのには扇沢か大谷原から登るのが一般的だと思いますが、針ノ木岳から縦走するのもおすすめです。かなり長いコースで体力的には辛いものがありますが黒部湖と立山・剱岳方面の眺望が素晴らしいです。針ノ木岳〜鹿島槍の縦走に興味がある方は以下の記事をご覧ください。

木崎湖から車を走らせること約30分、小熊山パラグライダー場に到着しました。

パラグライダーをしている人がたくさんいました。普通に生活しているとパラグライダーを間近で見られるなんてことはなかなかないので貴重な経験です。

小熊山パラグライダー場には去年も来ましたが木崎湖とパラグライダーの風景を見られるのが素晴らしく、何度来てもいいものですね。また近くに来ることがあれば立ち寄ってみたいと思います。

残念ながら雨飾山に登ることは出来ませんでしたが、下山後も十分に楽しむことができたので満足です!

皆さんも危険だと思ったら安全最優先で無理することなく登山を楽しんでくださいね!

アイゼンの選び方についてよく分からないという方は以下の記事を参考にしてみてください。

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