早池峰山【岩手】雄大な景色と高山植物が豊富な百名山

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概要

日時:2020年8月

岩手県の早池峰山に登ってきました。「花の山」としても知られているだけに高山植物が豊富でした。雄大な景色を楽しむことができ、岩場やハシゴなどルートにもバラエティがあって楽しかったです。

早池峰山は12月〜5月は冬季閉鎖されており、毎年6月第2日曜日に山開きが行われます。

登山レベル 中

コースタイムは5時間程度と標準的です。岩場やハシゴがあったりとややスリルはありますが、さほど危険な箇所はありません。

アクセス

登山の起点は河原の坊です。

今回は河原の坊まで車でアクセスしましたが、6月上旬〜8月上旬の間の土日祝日は河原の坊まで一般車が入れないため、岳でシャトルバスに乗り換える必要があります。

ルート

河原の坊〜小田越〜五合目〜早池峰山山頂〜五合目〜小田越〜河原の坊

コースタイム 5時間20分

早池峰山登山記録

登るまで

早池峰山は日本百名山だけでなく花の百名山にも選定されていて、高山植物が美しい山として知られています。

早池峰山に登ったことのある方に聞いた感想が良いものばかりだったのでずっと登ってみたいと思っていました。

お盆の時期で時間があり、東北方面の天気がいい日があったので思い切って早池峰山にまで行ってきました。

河原の坊の駐車場には午前0時過ぎに到着し、車中泊しました。河原の坊までの道路はよくあるような道で「ダート」という感じではありませんでした。

また、駐車場は数ヶ所あって合計で80台ぐらいは停められるような広さはありました。ちなみに、私が到着した時にはかなり余裕がありました。

登山開始

明るくなると同時に目が覚め、5時前にスタートしました。

まずは小田越まで車道を歩きます。一応河原の坊からの登山道もあるのですが、登山道が崩壊していて通行禁止となっているとのことでした。

車道を歩き始めてすぐ宮沢賢治の碑がありました。

車道を歩くこと30分程度、小田越に到着です。

登山口には登山案内図がありました。しっかり確認してから登山開始です!

はじめは樹林帯の登りです。

道はよく整備されており、迷いそうな部分もほとんど見られません。

登山口から30分程度歩くと森林限界を超え、一気に展望が開けます。

早池峰山は予想以上にかなり幅広い山域を有しています。独立峰ですが実は東西に長い山となっています。南側の小田越から登ると早池峰山の雄大さが体感できます。

早池峰山は花の百名山としても知られていて、8月中旬でも高山植物が豊富でした。上の花はタカネナデシコ。

こちらはナンブトラノオ。早池峰山の固有種だそうです。

登っていくと傾斜が急になってきて、岩場が増えてきます。

天気がいいこともあって岩場を登るのも楽しいです。

西側の稜線の方の景色です。「ここは日本なのか...」と思わされるような風景です。

岩場を登るとまた広大な景色が広がっています。

圧倒的な雰囲気を持っています。ここまで素晴らしい山だとは想像していませんでした。

山の景色だけでなく花も豊富で楽しいです。こちらはイブキジャコウソウ。独特の香りがあるので見つけたら匂いを嗅いでみてください。

こちらはコウメバチソウ。

ハヤチネウスユキソウ。こちらも早池峰山の固有種です。これでも十分美しいですが、咲き始めはもっと白くて美しいそうなので可能ならば7月上旬あたりに見てみたいですね。

花を見ながら歩いていると気がついたらかなり登ってきていました。

西側の稜線。なんとも幻想的な風景です。

急なハシゴが現れます。こう見ると結構スリルがありますが、意外としっかりしているのでさほど怖くはなかったです。

ハシゴを登るとさらに高山感が増します。まだ標高1800m、登山口から1時間半程度だというのにこんな景色を楽しめるなんて最高な山ですね。

程なくして剣ヶ峰分岐に到着します。ここまで来ると山頂まであとわずかです。

正面に見えるのが山頂です!

山頂の手前は木道になっていて植物も豊富です。正面には避難小屋も見えて非常に美しい風景です。

脇に生えているお花を見ていきましょう!

こちらはキレハノハクサンボウフウ。

こちらはキンコウカでしょうか。あまりよく分からなかったので詳しい方がいれば教えて欲しいです。

こちらはタカネトウウチソウ。

山頂に到着!

残念ながら山頂付近はガスってきてしまいました。

山頂には神社もありました。

山頂でガスが晴れるのを待っていましたが、一向に晴れる気配がありません。まだ7時半だというのにガスるのが早すぎです...

仕方がないので下山していきます。

風景は見えないので植物を見ながら歩いていきます。植物は天候にかかわらずきれいに見えるので素晴らしいです。

下っていくとガスが晴れたり晴れなかったりします。

森林限界を迎え、樹林帯へと入っていきます。最後に景色を楽しみたいところですが、上の方はガスっていました。

進んでいくと携帯トイレブースがありました。早池峰山では自然保護のため携帯トイレの携行を推奨しているみたいです。

携帯トイレブースはこんな感じにテントのようになっていました。機会があればぜひ使ってみてください!

ということで無事下山できました!

登山後記

ずっと登ってみたいと思っていた早池峰山ですが、想像以上に素晴らしい山でした。東北の山は森林限界が低く、高山植物が豊富で個人的に好きな山が多いんですが、早池峰山も東北の山の良さが詰まったような山でした。

早池峰山を下山したのが9時ごろだったということで、下山後は八幡平まで行ってきました。

八幡平の詳細は以下をご覧ください!

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