会津駒ヶ岳【福島】湿原と高山植物が美しい百名山!

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概要

日時:2017年8月

福島県の会津駒ヶ岳に登ってきました。百名山の中ではさほど人気のある山という印象はありませんが、山頂付近の木道や池塘など落ち着いた登山が楽しめるいい山だったと思います。

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コースタイムは7時間30分とやや長めですが、危険箇所はあまりありませんでした。それなりに体力があれば登ることができると思います。

アクセス

登山の起点は駒ヶ岳登山口です。ここまで行くのが結構大変です。

私たちは車でアクセスしました。車の場合は東北本線西那須野塩原ICで下車し、国道400号→国道352号を進んでいくことでアクセスできます。高速を下りてからの一般道がかなり長いので大変でした。

公共交通機関の場合は野岩鉄道とバスを乗り継ぐことでもアクセス可能です。バスの時刻表は会津バスのHPをご覧ください。

ルート

滝沢登山口〜駒の小屋〜会津駒ヶ岳〜中門岳〜会津駒ヶ岳〜駒の小屋〜滝沢登山口

コースタイム 7時間30分

会津駒ヶ岳登山記録

登るまで

会津駒ヶ岳は福島県の檜枝岐ひのえまた村に位置します。地図を見てもらえれば分かると思いますが、檜枝岐村に行くには国道352号しかルートがありません。冬場に雪が積もって道路が通行止めになったりすると隔絶されてしまうような場所であることでも知られています。

辺境(失礼!)の村が大好きな私は檜枝岐村の存在はかねてから知っており、ずっと行ってみたいと思っていました。

しかし、それだけの場所なのでアクセスが困難です。東北自動車道西那須野塩原ICを下車してから下道を約2時間走らせ、やっとのことで滝沢登山口に到着しました。

滝沢登山口の駐車スペースは20台程度とあまり広くはありません。私たちは深夜に到着したのでまだスペースはありましたが、起きて登山開始しようとした時にはすでに満車となっていました。

登山開始

スタート地点の標高は1000m程度です。森林限界は1500m以降となるので、はじめは樹林帯をひたすら登ります。

木製の階段のある急登が続くのでペース配分に注意して歩いていきましょう。

この日は8月末でしたが、真夏の暑さといった感じではありませんでした。関東以西だったら8月末はまだまだ暑い時期ですが、東北まで来ると少し暑さが和らいでくるような季節ですね。

2時間半ほど登ると森林限界を超え、展望がよくなってきます。ただ、この日は残念ながら雲が多かったです。

檜枝岐村と書かれた標識です。かなりレア度が高い。檜枝岐村に来たんだと改めて実感してテンションが上がります。

「国道まで5.5km」と書かれているのも特有の趣があっていいですね。普通なら「国道〇〇号まで5.5km」というように書かれるものですが、この辺りには352号しかないのでわざわざ書く必要がないということなのでしょう。

草原と木道という道となります。尾瀬とかに似ている雰囲気ですね。(尾瀬行ったことがないからよく分かりませんが)

というのも、会津駒ヶ岳と尾瀬は意外にも結構近く、「山と高原地図」では尾瀬エリアに属する山となっているので雰囲気が似ているのも納得です。

奥に見えるのが会津駒ヶ岳方面です。ここまで来ると急登とはなんだったのかといった感じで、山頂付近はなだらかな登りになっていることが分かります。

8月末に来たので若干時期がずれていますが高山植物も豊富でした。

もっと早い時期に来ればもっとたくさんのお花が見られたのではないかと思います。

登っている最中、輸送用のヘリも見ることができました。

駒の小屋に運んでいるのでしょうか。

アルプスなどではまれによく見る光景ですが、日帰りの山でヘリを見ることができるなんて思っていなかったです。

正面に見えるのが駒の小屋です。あと一息!

登り切ると、駒の小屋付近に到着しました。

ここまで来るとかなりなだらかな湿原になっています。

モミジカラマツ。可愛らしいお花です。

奥に見えるのが会津駒ヶ岳方面です。なだらかな登りとなります。ここまで来ればあとは天国のような道となることが分かりますね。

駒の小屋は登山道の分岐点となっていて、キリンテ登山口からの登山道と合流します。

この山域には自然度の高い天然林が広範囲に分布しているそうです。

確かに、あまり人もたくさん訪れるような雰囲気もありませんでしたし、人工の針葉樹林もほとんど見られませんでした。

こちらが駒の小屋です。日帰り可能なのでわざわざ泊まる必要があるのかと言われれば微妙な感じですが、いい雰囲気の小屋でした。

小屋を後にして、山頂目指して進んでいきましょう!

少し歩いて振り返ると小屋が見えます。右奥に見える大きな山が燧ヶ岳です。

山頂へと続く道は木道とお花畑となっていて非常に気持ちいい道です。

雲が多いのが残念ですが、いい景色です。

中門岳に到着!ちなみに標高は2060mです。

標高2000m超えとは思えないような素晴らしい湿原です。

燧ヶ岳がよく見えます!標高2300m超えとこの一帯では最も高い山ですので非常に存在感がありました。

下山は来た道を引き返します。帰りにも良い風景を見ることができて大満足です。

滝沢登山口への道が最短ルートとなっていますが、ルートを変えて下山したいという方は駒の小屋からキリンテ方面へと下山するのも良いかもしれません。

登山後記

会津駒ヶ岳は独特の雰囲気があって個人的にはかなり気に入った山です。

人気の百名山もいいですが、のんびりと登山ができるいい山だったかなと思います。

また天気の良い時を狙って登ってみたいです!(あとはいい加減尾瀬にも行ってみたいです)

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