聖岳〜光岳縦走①【南アルプス】長い林道歩きと急登の連続

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登山レベル高

概要

日時:2023年7月

南アルプスの聖岳から光岳まで縦走してきました。易老渡を起点として周回できるお得なコースで、稜線からの景色も最高でした!

かなりハードなコースでしたが人もあまり多くなく、登りごたえもあってオススメです!

登山レベル 高

危険箇所や迷いやすい箇所などはありませんが、かなりのロングコースであるため体力が必要です。

今回はテント泊で挑戦しましたが、体力に不安のある方は小屋泊の方が良いかと思います。

アクセス

登山の起点は芝沢ゲート

易老渡までの林道が崩壊しているため、自動車では芝沢ゲートまでしか行くことができません。

自動車でもアクセスが悪く、道路も頻繁に通行止めになるので、遠山郷のHPで最新情報を確認することをオススメします。

ルート

易老渡〜聖岳〜聖平小屋(泊)〜上河内岳〜茶臼岳〜光小屋(泊)〜光岳〜易老渡の周回で、全部で2泊3日のルートでした。覚悟はしていましたが、非常に長くてキツかったです。

1日目

易老渡いろうど便たよりヶ島〜薊畑分岐〜聖岳〜薊畑分岐〜聖平小屋

コースタイム 10時間(+林道1時間30分)

2日目

聖平小屋〜上河内岳〜茶臼岳〜易老岳〜光小屋

コースタイム 9時間55分

3日目

光小屋〜イザルヶ岳〜光岳〜光小屋〜易老岳〜易老渡

コースタイム 7時間10分(+林道1時間10分)

聖岳登山記録

登るまで

ずっと登りたいと思っていた聖岳と光岳、小屋の営業が開始する海の日の連休にチャレンジすることにしました!

芝沢ゲートには3時ごろ到着しましたが、既に満車だったので少し引き返したところの路肩に駐車することに。

この時期は夜明け前でも蒸し暑い。テント泊装備でザックも重いので林道を歩いているだけで結構しんどい。

登山開始

易老渡までの林道は大きく崩壊していて一旦河原に下らないといけないところもありました。夜明け前の暗い状況では正しい道を探すのが難しかったです。

沢の水が道路に流れてきているところも。サンダルを持っていたのでサンダルに履き替えて突撃しました。

芝沢ゲートから歩くこと1時間半、易老渡に到着しました。

易老渡の橋を過ぎると広大なスペースが。ここまで車で来られるようになる日は来るのでしょうか?

易老渡からさらに林道を30分程度歩くと便たよりヶ島に到着!

2時間の林道歩きは長くキツかったですが、本格的な登山はこれからです。

便ヶ島からの登りは初めの方は平坦で歩きやすい。

6月の大雨で橋が流されましたが、ありがたいことに夏山シーズンに間に合うように仮設の橋がかけられて通行できるようになりました。

この辺りは大雨が降るとすぐに通行不能になるので行けるうちに行っとかないといけないです。マジで。

登山口から50分ぐらい歩くと西沢渡に到着!

西沢渡ではゴンドラに乗って沢を渡ります。

他の登山者と協力して渡りましたが、ロープを人力で引っ張って移動するため、腕がとっても疲れました。これだけで筋肉痛になりそう。

川を渡って少し登ると廃小屋が見えます。

西沢渡から先、急な登りが本格的に始まります。

樹林に覆われていて景色はほとんど見えません。

テント泊装備でこの急登はなかなかキツい。

天気予報は悪くないはずですが、予報に反して雲が多い。

登山道はよく整備されていて歩きやすいです。キツいけど。

西沢渡から2時間半ぐらい登ってやっと1800m地点。まだまだ先は長い。

テント泊装備だと足はもちろん、肩もきつくなってくるので30分歩くごとにザックを下ろして休憩するようにしています。

西沢渡から3時間ぐらいで苔平に到着!コースタイムよりやや遅れ気味ってところです。

曇っていて直射日光がないのは助かるのですが、めちゃくちゃ蒸し暑くて不快指数がMAXです。

まだまだ急登は続きます。いつまで続くんだ...と心が折れそうになってきます。

同じような景色がずっと続くのも辛いところ。

苔むした樹林帯は改めてみるといい雰囲気なんですが、登っている最中に楽しんでいる余裕はなかったです。

苔平から歩くこと45分、2200m地点まで来ました。

2200m地点を過ぎるとガスが濃くなってきました。

やっとのことで急登を登り切り稜線まで出てきましたが、一面真っ白。

薊畑でザックをデポしてサブザックで聖岳に向かうことにします。

薊畑周辺は高山植物が豊富でした。

薊畑から聖岳までの登りは急登で有名なんですが、荷物が軽くなったのでかなり楽に感じます。

薊畑から50分ぐらいで小聖岳まで登ってきました。

ガッスガスで一面真っ白。晴れてくれないかなあ。

と思ってると徐々に雲が切れてきました。

ついに青空が見えました!

ってテンション上がってましたが、改めて見るとめっちゃ急な道ですね。

薊畑から2時間で聖岳に到着!

標高は3013mで、日本アルプス最南端の3000m峰です(日本最南端は富士山)。

周囲に雲は多いものの山頂周辺は晴れていて、夏山らしい雄大な景色を楽しむことができました!

向かいには赤石岳方面の山脈も見えるはずなんですが、雲に覆われていて見えなかったのが少し残念。

山頂で少し粘ってみたものの雲が完全になくなる気配がなかったので下山します。

また雲の中に突入します。

と思ったら急に晴れてきたり。

また雲の中に入ったりと、天気がコロコロと変わります

薊畑の近くまで下ってくると雲が切れてきました。

ちなみに聖岳に向かう間の道は高山植物が非常に豊富で、ガスっていて景色が見えなくても十分に楽しめました!

そんなこんなで往復3時間半ぐらいで薊畑まで戻ってきました。

薊畑まで戻ってくるとすっかり天気は回復。遠くの山まで見えます。

明日歩く予定の稜線も見えました!

聖平小屋に向かう途中にはニッコウキスゲが咲き乱れており、圧巻の景色でした。

木道を歩いていけば小屋まではもうすぐ。

15時ごろ聖平小屋に到着しました!

長い林道に急な登りの連続、さらにはテント泊装備ということもあって、めちゃくちゃ疲れました。

登山後記

小屋の受付を済ませたらさっそくテントを設営。テントはアライテントのエアライズ1。

去年テントが壊れて新調したため今回が初めての使用です。

合計1360gと軽量で設営も簡単でしたし、中もザックを入れても余裕があるスペースを確保できました。

聖平小屋はちらほらとテントが張られていましたが、そんなに混雑している感じはなかったです。

落ち着いたらLet's cooking☆上手く炊けるかな~?

炊き込みご飯を美味しく作ることができました!

登山でかなりのエネルギーを消費していたため2.5合炊いて2合ぐらい食べてしまいました。

食べ終わったら強烈な眠気に襲われたのでテントに入ります。おやすみなさい。

翌日へと続く。

(参考)

1人用テント(一応2人も可能とのことだがかなり狭い)

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