概要
日時:2018年10月
新潟県の巻機山に登ってきました。巻機山は高山植物、池塘、なだらかな山容、紅葉など様々な見所があり、根強いファンが多いことでも知られている百名山です。
登山レベル中
コースタイムは9時間とやや長いですが、危険な箇所は特にありませんでした。
アクセス
登山の起点は桜坂駐車場です。桜坂駐車場までは車で行きました。関越自動車道六日町ICから約45分で到着します。
巻機山は公共交通機関でもアクセス可能です。その場合は清水が登山の起点となります。六日町駅から清水までのバスの時刻表は南越後観光バスのHPをご覧ください。
ルート
桜坂駐車場〜前巻機山〜分岐〜巻機山〜牛ヶ岳〜巻機山〜分岐〜前巻機山〜桜坂駐車場
コースタイム 9時間
巻機山登山記録
登るまで
巻機山(まきはたやま)とは独特の名前で、山中で美女が機を織っていたという伝説に由来します。
そんな伝説の舞台になっていることからも想像できるように巻機山はなだらかで美しい山容を持つ山です。近くの谷川岳や越後駒ヶ岳などのゴツゴツしたような山とは対照的です。
アクセスも比較的良く、高速を下りて45分程度で登山口の駐車場に到着しました。駐車場で車中泊し、早朝に出発しました。
登山開始
登山口の標高は730mです。巻機山の標高が1967mであることを考えると長い登りとなることが分かります。
実際その通りで、はじめは樹林帯の急登で眺望はありません。辛いですが、これも山頂での最高の景色を見るためのスパイスと考えると悪いものではありません。嘘です。
2時間程度登ると六合目の展望台に到着しました。中央に見えるとんがった山がおそらく前巻機山です。
前巻機山はニセ巻機とも言われるピークですが、見ていて惚れ惚れするニセピークです。知らなかったら確実に騙されてしまいそうです。
こちらは北西方面、割引岳の尾根です。奥にはうっすらと日本海まで見ることができます。
六合目からさらに30分程度登るとやっと視界が開けてきます。天気も良く気持ちいい風景ですね!
景色もよく、なだらかな登りなのでどこまででも登っていられそうです。
ここから再度北西方面を見てみましょう!紅葉が美しい!
紅葉だけでなく、赤い木の実もきれいでした。奥に見えるのは谷川連峰です。
登山口の方面を見るとこんな感じです。紅葉が絨毯のように美しい!
さらにしばらく登っていくと、前巻機山に到着します!
こちらは谷川連峰。谷川岳から平標山、苗場山までよく見えます。
こちらは巻機山方面。なだらかな山頂と青空と黄金色の山肌。こんな風景は今まで見たことがありません。
前巻機山から1時間ほど進むと割引山への分岐に差し当たります。分岐を右手の巻機山方面に進みます。
山頂まであとわずかですが、かなりなだらかであることが分かるかと思います。
分岐から10分程度で巻機山の山頂というか、最高峰の1967m地点に着きますが、なだらかなのであまり山頂感がありません。
展望は良いですがまだ通過点なので牛ヶ岳を目指して進んでいきましょう!
進んでいくと奥には越後駒ヶ岳も見えてきました。
八海山と越後駒ヶ岳です。八海山の八ツ峰の部分にちょうど雲がかかっていてよく見えないのがちょっと残念です。
本来なら「めっちゃギザギザしてるやん!危険そう!」ってなるところです。
八海山も越後駒ヶ岳も同じ2018年に登りました。登ったことがある山を間近で見ることができるのはテンションが上がっていいものです。
牛ヶ岳に到着!山頂からの眺望も最高です。正面に見える金城山は全く知らない山でしたが、明らかに危険そうな感じがして登ってみたくなりました。
牛ヶ岳でたっぷりと休憩をとった後は下山です。来た道を引き返します。
巻機山の山頂付近です。1900m超えだと思えないような景色です。
下りるときも斜面から谷の風景と紅葉が楽しめるのであまり苦痛ではありませんでした。
コースタイムが9時間と長めの行程でしたが、展望が良かったりなだらかな道が多かったりしたのでそれほど長く感じなかったです。
登山後記
巻機山はファンが多いとは聞いていましたが、実際に登ってみて納得しました。山頂付近の独特には雰囲気があり、眺望も最高でした。
今回は紅葉の時期に登ったのであまりありませんでしたが、高山植物も豊富な山であるらしいので7月あたりに登ってみるのも良いかもしれません。
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