概要
日時:2021年11月
南アルプス南部の鳥森山に登ってきました。鳥森山は椹島ロッジの近くにある標高1571mの山です。
登山自体はかなり手軽なんですが、椹島までアクセスするのが最も難しいです(笑)
山頂からは赤石岳をはじめとした南アルプス南部の主脈を一望することができます!
登山レベル 低
コースタイムも短く、道はよく整備されていて歩きやすいです。
椹島ロッジに宿泊して鳥森山に登るゆったりとしたプランもありかと思います。
アクセス
登山の起点は椹島
椹島までアクセスするのが非常に難しいです。
椹島ロッジに宿泊する方は畑薙第一ダムから送迎バスに乗ってアクセスすることができるのですが、そうでなければ沼平ゲートより約18kmもの道のりを自力で進まなければいけません。
アクセスするだけで徒歩で約5時間、自転車で2時間半かかる行程となっています。(片道)
私は自転車でアクセスしましたが、鳥森山に登るのよりも自転車を漕ぐ方が圧倒的にしんどかったです。自転車でのアクセスの詳細に興味があれば以下の記事をご覧ください。
ルート
椹島ロッジより往復
コースタイム 2時間45分
鳥森山登山記録
登るまで
畑薙第一ダムから2時間半自転車を走らせて椹島まで到着しました。
ここまで来るだけでかなり疲れました...
鳥森山の登山口はわかりやすい場所にあります。味のあるフォントでいいですね。
登山開始
登山口にてストレッチと栄養補給をして、11時ごろに登山スタートです!
道はよく整備されています。ただ、11月のシーズンオフということもあって人の気配が全くなくて少し心細いです。
登山口の標高は1120mなので450mほどの登りとなります。
途中には現在の標高や豆知識が書かれた看板があります。
休憩がてらに読んでみるのも面白いです。
コースタイムは短いながらそこそこ登るのでいい運動になります!
紅葉はもう終わりかけでした。紅葉が見たければ10月末頃が良さげですかね。
目標などもあり迷いそうな箇所もありませんでした。
分岐とかはないですが看板もあります。この看板のフォント、非日常感を感じることができていいですよね。
山頂に近づくにつれて傾斜は緩やかになってきます。
三種の針樹。三種の神器みたいなやつです(違う)。
知ってる針葉樹を三種挙げろと言われたら「スギ、ヒノキ、マツ」ですが三種の針樹は違うみたいです。
左からウラジロモミジ、ツガ、ヒメコマツだそうです。あまり詳しくないので違いがよく分からんですが、こんな感じに木が生えているのは珍しいので一見の価値はありますね。
登山口から歩くこと1時間、山頂に到着しました!
山頂には東屋がありました。誰もいなかったので山頂を独占することができました!
山頂は西斜面が切り開かれていて展望を楽しむことができます。
赤石岳の拡大。見てすぐに「百名山だ!」と分かるぐらいの雄大な山ですね。
千枚岳、荒川岳方面。ここからは少々遠い感じがします。
千枚岳や荒川岳も椹島を起点に登ることができる山ですが、中々長い道のりになることが予想されますね。
こちらは聖岳方面。直線距離では近いはずなんですが重なっていてどれがどれか分かりにくかったです。
山頂で景色を独り占めしながら休憩します。山頂はかなり寒かったのでラーメンが身に沁みました。
下山時は来た道を引き返します。登り同様に道はよく整備されていて非常に歩きやすったです。
下っている最中には東側に笊ヶ岳(ざるがたけ)も見えました。やはり大きい山です。
そういえば笊ヶ岳は椹島からも登ることができるんでしたね。山梨県側の登山口の方がアクセスが良いですが、標高差的には椹島から登る方が多少楽だったと思います。
いずれにせよ相当キツい山なことには変わりはないと思いますが、南アルプス南部の展望が素晴らしい山なので興味のある方は調べてみてください。
麓の近くまで下ると大井川が見えるようになってきます。暴れ川も源流近くでは大人しそうな清流でした。
落ち葉がフカフカで滑って転ばないように注意して歩きました。
休憩などを含めて2時間ちょっとで下山することができました!
登山後記
これまであまり注目したことがなかった山でしたが、意外にも良い山だなと感じました。
往復2時間程度で登ることができて、山頂からは南アルプス南部の主峰を間近に望むことができる、そんな山は他にはないです。
普通ならこのような山は人気になって多くの人で混雑しそうなものですが、鳥森山では誰一人として遭遇しませんでした。夏のシーズンでも他の山域と比べたらかなり人は少ないと思われます。
椹島まで行くのが最大の難関ですが、椹島まで行く機会があれば是非鳥森山にも登ってみることをおすすめします。
ちなみに私は鳥森山から下山した後は自転車で2時間かけて畑薙第一ダムまで戻りました。椹島までのアクセスのために自転車を漕ぐよりも鳥森山の登山の方が圧倒的に楽でした。
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