【東北】飯豊山 雪渓とお花畑!雄大な東北アルプス

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登山レベル高

概要

日時:2019年8月

福島県、山形県、新潟県の三県にまたがる飯豊山に登ってきました。飯豊山は東北アルプスとも呼ばれるぐらい山深く雄大な連峰です。ちなみに飯豊山という山もありますが、飯豊連峰一帯を総称して飯豊山と呼ぶこともあります。

長年行きたいと思って計画しては台風に泣き2回も延期しました。今回の計画が3年連続3度目の挑戦です。ずっと行きたいと思っていたこともあり、登った時の感動もひとしおでした。アクセスも悪く、歩程も長いのでそれなりに体力がないと行けない山ですが、苦労に見合う山であると断言できます!

登山レベル高

とにかく行程が長いので体力に自信がないと厳しいです。お盆に登ったので登山道に雪はありませんでしたが、時期やコースによっては雪が残っている可能性もあるのでアイゼンを携行しましょう。

アクセス

登山の起点は川入です。

川入までは山都駅からバスで行けます。

東京ー(東北本線)ー郡山駅ー(磐越西線)ー山都駅ー(バス)ー川入

終点は飯豊山荘です。

飯豊山荘ー(バス)ー小国駅ー(米坂線)ー米沢駅ー(山形新幹線)ー東京

時刻表は小国町のHPをご確認ください。

ルート

1日目

川入~地蔵山~三国小屋~切合小屋 

コースタイム 7時間50分

2日目

切合小屋~飯豊山~御西小屋~梅花皮小屋~門内小屋 

コースタイム 10時間

3日目

門内小屋~梶川尾根~飯豊山荘 

コースタイム 5時間30分

飯豊山登山記録

登るまで

飯豊山に登ろうと思うとメジャーな登山口は山形側の飯豊山荘か、福島側の川入か弥平四郎となると思います。

しかし、いずれもアクセスが悪すぎる&登山口から山小屋まで遠いため付近に住んでいる人以外は当日発では間に合わないという問題があります。そうなると夜行バスか前泊ということになりますが、私は交通費をできる限り抑えたいので前日に青春18切符を使って会津若松まで行き、ネカフェに泊まることにしました。

そして朝から磐越西線に乗って山都駅まで行き、山都駅から川入までアクセスバスに乗りました。アクセスバスはバスという名を冠してはいますが、実際はよくある送迎用の大きなバンのような感じでした。料金は1000円でした。タクシー使うと7000円ぐらいするので金銭的にはかなりありがたいです。

途中にアンケート用紙が配られ、どこから来たか、飯豊山に登るのは何回目か、登山コースなど記入しつつ、バス(バン)に揺られること45分、川入に到着しました。

登山開始

1日目

川入の標高はなんと480mです。いくら東北とはいえ真夏に480mから登り始めるのは暑くてたまりません。さらに、本日のゴールである切合小屋は1750mなので、単純計算でも1300mほど登らなければいけません。先が思いやられます。

登山口までの車道では近くに川が流れていました。涼しげな景色ですね〜。(実際は全く涼しさを感じられないぐらい暑かったですが。)川沿いの車道を50分ほど進んでいくと登山道に入ります。

分かってはいましたが、はじめのほうは「暑い」アンド「急坂」アンド「樹林帯のため眺望がない」の三重苦でかなりきつい道のりでした。しかし、登り始めてたった4時間ほどで木がまばらになって眺望もよくなり、気温も気持ちいいぐらいになります。少しの辛抱ですね!!

冗談です、全然少しの辛抱どころではないですね。さらに、飯豊山が本当にきついのはここからでした。というのも、飯豊山が標高のわりにきついと言われるのは歩行距離の長さとアップダウンの多さによるものであるからです。

なんせ、苦行のような4時間の登りを終えてやっとのことで地蔵山に登頂できたかと思ったら、本日泊まる切合小屋までにあと2回も山を越えなければならないのです…。

そのような絶望感を感じながらきつい登りをこなして三国岳まで来ると飯豊連峰が顔を見せます。

正直、飯豊山が東北アルプスと呼ばれていることに対して盛りすぎだと思っていましたが、実際に三国岳あたりの飯豊連峰の中枢に足を踏み入れてみると、山深さや山々の連なり具合をとってみても東北アルプスと呼ばれるだけあるといった印象を受けます。

そんなこともあって眺望がよくなってきたので気持ちいいですが、歩行距離とアップダウンが激しくて疲れます。切合小屋に到着したころにはくたくたでした。

登るのに精一杯で気付きませんでしたが、飯豊山は高山植物が非常に豊富な山です。

切合小屋に到着した後に少し散策しているだけでもこのように綺麗な花やトンボを観察することが出来ました。高山植物は好きですが、花の名前までは覚えられないので詳しい人がいれば教えてもらいたいです。

飯豊山に限らず(朝日連峰なども)東北の山では山小屋泊でも寝具がなくて寝袋を持参するのが必須となっている代わりに宿泊料が安いという特徴があります。また、地図に記載されていなくてもテントを張る場所があったりもします。

しかし、小屋泊が素泊まり1500円~2000円と安く、小屋もさほど混雑していないのでわざわざテントを持っていくのは個人的にコスパが悪いと感じます。その為、今回は2泊とも小屋泊を選択しました。

2日目

次の日は5時に起床して6時に出発しました。久しぶりの小屋泊でしたが、快適すぎてびっくりしました。ちゃんとした平坦な床で寝られるのは良いものですね。

天気は悪くはありませんが、ややガスが多いのが気がかりです。

ガスが消えてくれるのを期待してスタートしていきます。

良い稜線ですね。奥に見えるのが飯豊山です。日が登ってくるにつれちょっとはガスが消えてきました。この調子で山頂に着く頃には快晴になってほしいところです。

相変わらずアップダウンを繰り返し、スタートから2時間ほど進むと飯豊山に登頂しました。ガスっていて360度展望があるという状況にはならなかったですが、幸いにも20分ぐらい粘っていると展望の良い瞬間は結構ありました。

こちらが山頂の証拠写真です。ちなみに、飯豊連峰の最高峰はこの飯豊山ではなく、後ほど行く予定の大日岳です。

こちらは急登業界ではかの有名なダイグラ尾根です。ただ単に急なだけでなく、その風貌も猛々しくて憧れますね!このダイグラ尾根、飯豊山荘を起点に登るルートしかありませんが、コースタイムが10時間もかかる上に水場やエスケープ手段がないという非常に過酷なルートとなっています。登ってみたくなりますよね~!

冗談はさておき、この後進む道はこのように平坦なので安心してください。

ダイグラ尾根と比較すると何とも安心感のある道です。まだまだ先は長いですが、期待が持てそうです。

気合を入れ直して進んでいきましょう!

お花畑と雪の残る山々が素敵です。山もなだらかな山容を見せたかと思えばゴツゴツとした山容も見せてくれます。バラエティ豊かな風景で楽しいです。

青い空と白い雲と色とりどりのお花畑、まさに天国といった景色です。

高山植物もたくさんあります。詳しくはよく分かりませんが見ていて飽きません。以前からずっと思っていますが、景色を余すことなく楽しむためにも高山植物にも詳しくなりたい。

このように雪と草原と高山植物のコントラストが美しい東北の山の雰囲気が私はとても好きです。これまで月山、鳥海山、朝日連峰などの山にも行ってきましたが、この飯豊連峰は何よりスケールが大きく、それだけに植物が豊富なように感じます。

ただし、スケールが大きすぎて体力的にかなりキツいのが問題です。本来の計画では御西小屋から大日岳までピストンする予定でしたが、大日岳方面がガスっているということを口実に大日岳をカットすることに決めました。決して体力的にキツいから大日岳に行けなかったというわけではなく、ガスっていて展望が期待できないから戦略的に撤退しただけです。

御西小屋から先も東北の山らしい最高の景色を楽しめます。

トンボもバッチリ撮影できました。おそらくアキアカネなのでそれほど珍しい種類ではありませんが、山で見ると特別に見えますね。

相変らずアップダウンが激しく体力は消耗しますが、景色が良いのでさほど気になりませんでした。

さらに進んでいくと梅花皮小屋が見えてきました。よくこんなところに小屋を建てたなあと思います。梅花皮小屋から向かって右手、ガスが広がっているところの方面にある道が石転び沢です。石転び沢は雪渓が広がっており斜度が高いため事故が多発するルートらしいです。いつか行ってみたいとは思いますが、まだ挑戦するだけの技術がないと思うため今回は石転び沢を回避するルートを選択しています。

本来の予定では大日岳を経由してこの梅花皮小屋に泊まる予定でしたが、大日岳を戦略的に見送ることでこの日は門内小屋まで進むことが出来ました。門内小屋まで進むことで3日目に飯豊連峰の最北にあたる朳差岳に向かうことができると考えましたが、そんな馬鹿なことは妄想しているだけでいるのが楽しいことを知っているので素直に梶川尾根経由で下山することにします。

門内小屋にポスターがあって初めて知ったのですが、門内小屋は新潟県胎内市にあたる位置にあるらしいです。てっきり飯豊連峰は福島県と山形県の2県の県境とばっかり思っていましたが、新潟県にも跨っているのですね。改めて飯豊連峰の大きさがわかります。実際門内小屋から5分ぐらい登ったところからは新潟方面が見えます。

これまでは360度山ばっかりの景色でしたが、新潟平野を見ることが出来ます。展望がよい時は日本海まで見えるそうです。門内小屋で話したおばさんたちは何度も飯豊山に来た事があるらしく、さらにダイグラ尾根から登ったという強者でした。思い返してみると、飯豊連峰で出会う登山客は比較的年齢層が若い人が多く、さらにただならない雰囲気を持っている人が多い印象です。やはり初心者や体力に自信のない高齢の方には少しチャレンジしにくい山なのでしょうか。

3日目

最終日は下るだけですが、コースタイムは5時間30分もかかります。まるで3000m級の山のようです。

梶川尾根へと向かう分岐のあたりから見る胎内山と門内小屋。

こちらの左手に見える尾根がこれから進む梶川尾根。長い下りであることが容易に想像できます。

この日は非常に天気が良く気持ちいい天候でした。景色も良いですが、1時間ほどで森林限界以下の領域に下ってしまうのでこれで景色は見納めになってしまいます。

ありがとう、飯豊山。良い景色でした。

梶川尾根も結構長く急坂が続きます。これを登るのはキツそうだなと思います。

途中に五郎清水という水場がありますが、この水場に行くのにかなりの急坂を下らなければならず、体力を相当消耗する為注意が必要です。

ひたすら下るだけなのであまり記憶はありませんが、無事飯豊山荘まで下山することが出来ました。飯豊山荘には温泉があり、日帰り入浴が可能です。しかし、風呂がかなり狭く、洗い場のお湯の温度も調節ができなかったためさほどおすすめとは言えないです。帰りのバスまでに時間があるようなら時間をつぶすために入浴しても良いかなといった程度で、わざわざバスを見送って入浴するほどのものではないと感じました。

登山後記

飯豊連峰の総括としては東北アルプスという異名に相応しく壮大であり、雪渓、高山植物などの景色が素晴らしい山でした。石転び沢といったような難易度の高いルートもありますが、今回私の行ったルートは体力は必要でしたが合間に小屋がたくさんあり、危険と感じるような箇所も殆どありませんでした。アクセスは困難ですが、また行きたいと思えるような山です。今度行く時はダイグラ尾根に挑戦したいですね!

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