概要
日時:2018年5月
1日目は笠取山に登ってテント泊しました。そして、2日目に和名倉山を目指します。
1日目の記事はこちら。
登山レベル中
行程は長いですが危険なところはあまりありません。物好きな人しか行かないと思うので大丈夫だと思いますが、エスケープルートなどもないので体力に自信のない方には少し厳しいと思います。
ルート
将監小屋〜和名倉山〜将監小屋〜三ノ瀬〜作場平
コースタイム 9時間30分
和名倉山登山記録
2日目は将監小屋に荷物を置いて和名倉山までピストンです。
和名倉山は一応200名山ですが、登山した人の感想を調べると「山頂には全く展望がない」「鬱蒼としている」「山頂に長居したくない」など散々な言われようでした。
そう言われると本当にそんなひどいものなのか確かめたくなるのが人の常です。
日の出直前に出発します。この日も天気が良さそうで期待ができます。
和名倉山を目指して足を進めていくと予想以上に景色が良いではありませんか。
富士山もバッチリ見えます。ちなみにこの写真は西仙波の少し手前です。
こちらは西仙波。西仙波手前の写真と同じような景色が見えます。
こちらは東仙波。どちらも看板は簡素なものですが、良い展望です。
西仙波と東仙波の間の道には石楠花が咲いていました。レビューでは散々な書かれようでしたが思ったよりいい山じゃないか!とここまでは思っていました。
東仙波を過ぎてしばらく進むと徐々に樹林帯になっており様子が変わってきます。不穏な空気が漂ってきました。和名倉山手前の分岐まで来るとまさに鬱蒼としてきます。
道がわかりづらいというのもありますが、なんだか不安な気持ちになってきます。
何が楽しくてこんなところに来ているんだろうな…と思いながら仕方ないので進んでいくと和名倉山の山頂に到着しました!!
山頂の証拠写真です。これだけ?と思われたかもしれませんが、残念ながらこれだけです。一応200名山なんだからもう少し頑張れよ…。
山頂に着くと事前に調べていたレビューで書かれていたことの意味がわかりました。
引きで見た写真がこちら。例えるなら大菩薩嶺の山頂をさらに暗くしたような感じです。
他の登山客も山頂に到着して「やっぱり何もないですね笑」みたいな会話をしていました。
何もないと分かっていたなら来るなよ…と思いますが、私も全く同じような感想だったので謎の共感を感じました。
本日の目的の山頂に到着しましたが達成感のようなものはなく、辺りは不気味な雰囲気なので逃げるように山頂を後にします。ゆっくりするなら東仙波までいった後の方が気分がいいです。
来た道を引き返して将監小屋まで着きました。ここまで往復で約7時間30分です。こんな時間をかけて行く価値はないと断言できます。
ただ、行ったことのある人にしか分からない貴重な経験を得られました。(そんな経験が必要かはわかりませんが。)
将監小屋からの下りは整備された林道でかなり歩きやすかったです。
登山後記
笠取山は思っていたよりもいい山でした。案外近くにも隠れた名山があるということを実感できた山行でした。今後も各地の隠れた名山を発掘していきたいです。また、GWにテント泊の練習ができるという点でもかなりオススメの山域です。
一方で和名倉山は現在でも登山仲間の間で語り継がれるネタ枠の山です。和名倉山のような素晴らしい(?)200名山もたくさん発掘していきたいですね。
それではまたっ!
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