概要
日時:2015年9月
群馬県の上州武尊山に登ってきました。武尊山と言うと北アルプスの穂高岳と混同しがちなので上州武尊山と呼んでいます。
ちなみに、武尊山の山名はヤマトタケルノミコトの東征伝説にちなんだものだといわれています。山頂にはヤマトタケルの立派な像もあります。
登山レベル高
コースタイムも長く、多少スリルのある鎖場もあるためある程度経験のある方じゃないと行かない方が良いかと思います。(おそらく初心者がいきなり上州武尊山に登ろうとはならないとで大丈夫だと思いますが...)
登山レベル高としていますが、実際には中と高の間ぐらいなんじゃないかな〜と思います。
アクセス
登山の起点は川場野営場。こちらに前泊して、次の日の早朝から登り始めました。
川場野営場までのアクセスは沼田駅からバスに乗車して川場温泉口まで行き、そこから3時間程度車道歩きとなります。バスの時刻表などは関越交通バスのHPをご覧ください。
東京ー(高崎線・上越線)ー沼田駅ー(関越交通バス)ー川場温泉口ー(徒歩3時間)ー川場野営場
ルート
川場野営場〜前武尊〜武尊山〜手小屋沢避難小屋〜裏見ノ滝〜武尊橋
コースタイム 9時間20分
上州武尊山登山記録
登るまで
秋の連休に山に登りたい!ということで上州武尊山に登ることとなりました。
上州武尊山はアクセスがあまり良くないのが難点で、今回もバス停からキャンプ場まで3時間車道歩き、下山後もバス停まで2時間の車道歩きがある、といった結構大変なコースでした。
車がある方は武尊神社からの周回コースを取るのが最短ですが、当時は車で行くという考えがなかったため、バスを利用して長い車道歩きを受け入れるしかないのか...と思っていました。
ということで、バスを降りた私たちはひたすら車道を歩いていました。時間に余裕はあるといっても、3時間歩くのはやはり辛いな〜と思っていました。
すると、幸運にも地元のおじさんに車に乗せてもらうことができ、一瞬にしてキャンプ場まで行くことができました。
車ってすごいんだな〜と感じました。とにかく、心優しいおじさんに感謝です。
川場野営場は人もあまりおらず、ゆったりとしたキャンプを楽しむことができました。
登山開始
一夜明け、早朝から出発しました。登山開始は5時ごろ。長い行程となるため遅くとも5時ごろには出発しておきたいところです。
5時半ぐらいになると明るくなってきました。
まだ樹林帯を抜けておらず展望もありませんが、この日も天気が良さそうな雰囲気が伝わってきて期待が膨らみます。
少し進むと、展望が良い場所に出ます!夜景(?)も見ることができました。
沼田方面でしょうかね。意外と都会ですね。(決して群馬をばかにしているわけではない)
1時間ほど歩いて周囲も明るくなってきた頃には山の雰囲気も変わってきます。
そしてこの写真からもわかると思いますが、快晴で非常に気持ちいい天気でした!
ゴツゴツした岩場が多数出現してきます。
ゴツゴツした岩場は男のロマン的な何かがあって登りたくなってしまいます。(実際には危険なので登りませんが)
写真ではあまりよく伝わりませんが、結構スリリングな鎖場でした。
テント泊用の装備だったので鎖場を通過するのが大変でした。
南の方面を見ると赤城山がよく見えます。
登山開始から約3時間、前武尊山に到着!前武尊山にはヤマトタケルの立派な像がありました。
前武尊山から少し進むと川場剣ヶ峰が見えてきます。
川場剣ヶ峰に登るルートもありましたが、どこからどう見ても危険そうだったので安全を優先して巻道ルートを選択しました。
荷物が少なかったら登ってみてもよかったですが、流石にテント泊用の装備だと回避せざるを得ないですかね。
家ノ串山を越えた辺りから展望がかなり良くなってきます!
右側の山が中ノ岳、左側の山が上州武尊山です。非常に美しい稜線です。
西側の眺望です。奥に見えるのは草津白根山あたりでしょうかね?
中ノ岳に至るまでの登りは結構急できついですが、展望がいいので頑張って登ることができました。
リンドウが咲いていました!もう秋なのであまりお花は見られませんでしたが、きれいな花を見ることができて嬉しいです。
登山開始から約5時間、上州武尊山の山頂に到着!
山頂看板がかわいくていいですね!
山頂にはヤマトタケルの像がありました。
山頂からの展望。こちらは妙義山方面。かなりギザギザしていて危険そうな山であることがよくわかります。
こちらは谷川連峰。長く連なっている様子がよく分かります。
満足したので下山していきます。
武尊神社、裏見の滝方面へと下山します。
下山は2時間程度でしたが、かなり疲れてしまいました。
せっかくなので裏見の滝にも寄ってみました。滝ってなんだかいいですよね。
この裏見の滝に行くにはさらに遊歩道を50m程度アップダウンする必要があります。疲れた体にはかなりキツかったです。
裏見の滝からバス停の武尊橋まで行くのにはさらに2時間車道を歩かないといけないです。
非常に辛い車道歩きでした。もし同じような行程を計画をする方は頑張りましょう。
登山後記
上州武尊山は日本百名山の中ではあまりメジャーな山ではないですが、眺望も良く、いい具合にスリルのある鎖場もあったので個人的には結構いい山だったなという印象です。
アクセスがあまりよくないのが難点ですが、興味のある方はぜひ一度行ってみて下さい!
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