概要
日時:2023年9月
鹿児島と宮崎の県境にまたがる霧島連山の最高峰、韓国岳に登ってきました!
山頂からの景色は素晴らしく、火山の雰囲気を存分に感じることができました!
登山レベル 中
コースタイムは比較的短く、道もよく整備されていて迷いそうな箇所はありませんでした。
ただし、コースタイムの割に結構急な登りがあるので予想以上に疲れました。
また、活火山なので噴火警戒レベルや通行できるルートの最新情報をチェックしてから登りましょう!
アクセス
登山の起点はえびの高原(駐車料金は500円)
鹿児島空港から自動車で1時間程度でした。
宮崎空港やJR霧島神宮駅からバスは出ていますが、公共交通機関でのアクセスはしづらいかと思います。
ルート
えびの高原〜大浪池〜韓国岳〜大浪池〜えびの高原
コースタイム 3時間40分
今回は最短ルートを選択しましたが、駐車場が無料の大波池登山口から登ることもできます(その場合はコースタイム5時間)。
韓国岳登山記録
登るまで
前日に屋久島の宮之浦岳に登っていて、翌日静岡に帰る飛行機は鹿児島15時ごろ発の予定。
お昼まで時間があったので、鹿児島空港でレンタカーを借り、車中泊をしたのちに韓国岳にも登ろう!となりました。

おはようございます。えびの高原に到着したのは6時半ごろ、車を降りると硫黄の香りが鼻をつきます。
標高は1200m程度あり、9月中旬にもなると朝は寒いぐらいですね。

この日はいい天気で、えびの高原の駐車場からも霧島山方面がよく見えました!

韓国岳への登山道はいくつかありますが、噴火警戒レベルの関係で大浪池登山口からのみ可能。

えびの高原からは少し歩く必要があります。

ここが登山口。

霧島山は活火山であるため、事前に通行できるルートを確認しておきましょう!
登山開始

はじめは緩やかな道が続きます。

標識も立っていてよく整備されているのが感じられます。ありがたいですね。

ちょっとルートが分かりづらいところもありますが、ピンクテープを追っていけば大丈夫!

徐々に傾斜が急になってきました。

えびの高原からのルートは「あまり使われていないコース」と記載されていましたが、整備は行き届いていたので心配は不要。

道端にはアザミも咲いていました。

ここまでの道はかなり歩きやすい。

7時半ごろ大浪池に到着!

大浪池からは急な登りになります。

階段で歩きやすいんですけど、めちゃくちゃキツい!

謎の実をつける植物や、

散ってしまったシモツケソウらしきお花、

謎の黄色いお花など、いろいろな植物を鑑賞しながら登っていきます。

登っていくと樹林の合間から青空が見えるようになってきました!
今日も天気が良さそうで何よりですな。

傾斜何度なんだ?ってぐらいの急な坂、登りもキツいけど下りるのも怖そう。

めちゃくちゃキツい。コースタイムが4時間未満なので楽勝と思っていた自分を殴りたい。

さらに登っていくと木々の間から大浪池が見えてきました!

こういう景色、火山って感じがしていいですね(語彙力)。

登っていくと傾斜は一層急になってきます。

次第に樹林帯を抜けて溶岩の岩場を登っていく道となります。

右手に見えるのは新燃岳と高千穂峰。
新燃岳からはかなり派手に噴煙を上げている様子が見て取れます。

壁のような登りがどこまでも続くように感じられます。キツい!

溶岩の地質で高い木が生育しないために視界が良好で素晴らしい景色が広がっています。

傾斜が急なのもキツいんですが、火山性の土がサラサラすぎて足を取られそうになるのも下半身への負担が激しい。

かなり登ってきたところから大浪池を振り返ります。

山頂まであと少し!

8時半ごろ、韓国岳に登頂!

山頂からは火口を見ることもできます。

こちらは西側の景色。えびの高原や栗野岳が良く見えます!

こちらは南側、大浪池の全容が一望できます。
ちなみに大浪池の外輪山を一周するルートもありますが、一周するだけで1時間半程度かかります。

南東方面には新燃岳と高千穂峰。
高千穂峰のかっこいいフォルムが逆光で霞んで見えてしまっているのが少し残念。

韓国岳からも噴煙が少し出ていて、硫黄の香ばしい香りが立ち込めていました。
いつ火山活動が活発になって登れなくなるか分からないので、登れるうちに登っておいた方がいいでしょう。

山頂からの景色を堪能したのちに下山することとします。

正面に大浪池を見ながらの下山となります。

かなり傾斜が急なので滑って転ばないように慎重に下山しました。

9時半ごろ、大浪池まで戻ってきました。
ここまで来ると怒涛の急坂が落ち着いてくるのでひと安心。

お花にとまる蝶も見られました。
天気が良くて日差しが暖かく、このような光景が見られてホッコリとします。

先ほどまでの急な下りが嘘のように平和な道。

あっという間にえびの高原まで1km。

道がなだらかで歩きやすいのでスイスイと下山することができます。

歩きやすいんですが、少し道が分かりづらいので道を見失わないよう注意。

ぽかぽか陽気で木漏れ日が心地いい山歩きでした。

10時過ぎ、無事下山しました!
ここから車道を10分程度歩いてえびの高原の駐車場に戻るのでした。
登山後記
せっかく近くに来たので霧島神宮と霧島温泉に入ってから帰るとします。

霧島神宮は日本神話の伝承地となっている高千穂峰を祀る神社で、坂本龍馬の新婚旅行の地としても有名。

こちらは御神木の杉、樹齢は800年だそうです。
普通にすごい杉なんですが、昨日屋久島で縄文杉を見てきたので少し見劣りしてしまう(失礼)。
そんなこんなで屋久島・鹿児島への登山遠征は終了するのでした。
たまには飛行機に乗って遠くの山まで行くのも楽しいもんですね。
それではまたっ!
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