概要
日時:2021年4月
山梨県南部町の篠井山に登ってきました!
あまり有名な山ではありませんが、手軽に登ることができ、滝を楽しむことができていい山だと思います。また、天候が良ければ山頂からは富士山の眺望が素晴らしいことでも知られている山です。
登山レベル 中
道はよく整備されていて迷いそうな箇所はありませんでした。コースタイムは3時間25分と短いですが、傾斜が急なので思ったよりも体力的にキツかったです。
アクセス
登山の起点は篠井山南西の麓の篠井山登山口です。
奥山温泉方面に進んでいくと分かりやすいと思います。
残念ながらバスなどが通っていないので公共交通機関でアクセスすることはできません。
タクシーを使う場合もJR身延線「内船駅」より片道45分程度かかってしまうのであまり現実的ではありません。
車でのアクセス
新東名高速「新清水IC」より約45分、または中部横断自動車道「富沢IC」より約30分です。
高速道路を下りた後は国道52号を走り、奥山温泉を目指して進むのが分かりやすいです。
ルート
篠井山登山口〜篠井山山頂〜篠井山登山口
登山口から山頂まで往復する単純なルートです。途中には目立った分岐などもありません。
コースタイム 3時間25分
篠井山登山記録
登るまで
4月の上旬ということで今年も本格的に登山のシーズンがやってきましたね。
これぐらいの時期は標高が高い山では雪が積もっているということもあり、毎年どの山に登ろうか頭を悩まされます。
個人的な基準としては山梨県よりも南で標高が1500m以下の山から登る山を探すことが多いですね。住んでいる場所やどれぐらいの山に登りたいかによって変わってくるとは思いますが、良ければ参考にしてみてください。
ということで、厳正なる審査の結果から、今回は篠井山に登ることとしました。
篠井山は以前から行きたいと思っていたのでちょうど良いタイミングです。暖かくなってくるとヒルも出てくるという噂ですし。
奥山温泉の先に10台程度駐車できるスペースがあります。
駐車場から登山口まではすぐなので、迷う心配はないです。
可愛らしいクマに見送られて登山開始です!
登山開始
登り始めてすぐに滝が出現します。
篠井山は滝が有名なことは知っていましたが、こんなにすぐに滝を見られるとは思っていませんでした。
不撓不屈(ふとうふくつ)の滝というらしいです。不撓不屈というのはあまり聞き慣れない言葉ですが、「強い意志をもって、どんな苦労や困難にもくじけないさま」を表しているそうです。
近づいて見られる場所があったので近くまで行ってみます。
どんな困難や障害をも乗り越えるぐらいの強く激しい水流を感じます。知らんけど。
登山開始してから間もないですが良いものを見ることができました。これからの道のりも期待が持てますね!
道の途中には現在地と頂上までの距離を示した看板があります。
結構な頻度で看板があります。道に迷う可能性も低くなりますし、山頂まであとどれぐらいかが事細かに分かるので精神的にもかなり楽です。
木の橋で沢を渡ります。
はじめは川沿いの緩やかな道を登っていきます。
川の流れる心地よい音が聞こえ、陽も適度に当たる気持ちのいい道です。
登山口から30分程度登っていくと明源(みょうげん)の滝に到着しました。
明源の滝も落差・水量とも申し分なく、近づくと豪快な滝の音が聞こえてきます。
滝を楽しんだ後はまた登っていきます。標高が高くなっていくにつれて次第に傾斜が急になっていきます。
ちらほらお花も咲いていました。きれいなお花を見ると春になってきたのを感じますね。
しばらく進むと一旦緩やかな沢沿いの道になります。この辺りで一休みしておくのが良いでしょう。
と言ったのも渡り場の頭の手前はかなりの急登となるからです。壁のような斜面をつづら折りで登っていきます。
急登を登り切ると渡り場の頭に到着です。
渡り場の頭は篠井山の滝の最も上流にあたる部分となっています。
まるでウォータースライダーのようなナメ滝です。近くから見てみたいですが、足を踏み外してしまったらどこまでも下り落ちていきそうなので近づきすぎないよう注意しましょう。
渡り場の頭から先はひたすた急登の連続となっています。久々の登山の体にはキツいですが、頑張って登っていきます。
急登を登り切って傾斜が緩やかになってくると南峰と北峰の分岐に当たります。
まずは南峰から登っていきます。
篠井山に登頂!篠井山も山梨百名山だそうです。これまで数えたりはしていないですが、山梨百名山もたくさん登ってきたような気がします。
山頂は東側が開けていて景色がよく見えました。富士川や南部町、奥には天子山系が見えます。
ただし、この日は富士山に雲がかかっていてあまり見えなかったのが残念でした。
山頂付近にはアセビの花も咲いていました。可愛らしいお花ですけど有毒植物なので気をつけてください。
南峰山頂で休憩したのち、北峰へと向かいます。
北峰へは往復10分程度です。北峰の山頂には神社とお堂がありますが、樹林に覆われていて眺望はありません。
南峰へ戻って下山していきましょう。
傾斜が急ですが、道はよく整備されているのでスイスイ下山できました。
山頂から1時間足らずで舗装された道まで下山できました。
お花もちらほらと見られて良い山でした。
登山後記
下山後は奥山温泉に行こうと思っていましたが、道を間違えて街の方まで行きすぎてしまいました。奥山温泉はキャンプ場の近くにあるので間違えないようにしましょう。
街の方には森のなかの温泉なんぶの湯という温泉施設があります。せっかくなのでこちらに行く事にしました。
温泉は広く、サウナも楽しめます。サウナーの私としては嬉しい限りです。水風呂が20℃ぐらいと少し温度が高かったのが残念な点ですが、サウナ室は広さも十分で良い汗を流すことができました。
館内の食事処での食事はどれも美味しそうでした。私は南部茶ソフトを食べましたが、甘さが控えめでお茶の香りと少し苦い後味がクセになる味でした。
森のなかの温泉なんぶの湯は予想以上に素晴らしい施設でした。ゆっくりと休憩することができるのでこの辺りに行く機会があればまたお世話になりたいですね。
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