経ヶ岳【長野】木曽駒ヶ岳や御嶽山、乗鞍の展望がすばらしい!

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登山レベル中

概要

日時:2022年10月

中央アルプスの最北に位置する200名山、経ヶ岳に登ってきました。

経ヶ岳と名のつく山は全国でも多数ありますが、この経ヶ岳は全国の経ヶ岳の中で最も標高が高い山としても知られています(標高2296m)。

権兵衛峠からの新ルートは道中からの景色も素晴らしく気持ちのいい道でした!

登山レベル 中

全体的にルートはよく整備されていて、道が分かりづらいところや危険箇所もほとんどありません。

適度な長さ/キツさで人も多すぎず少なすぎずって感じでなかなか良いルートだと思います。

アクセス

登山の起点は権兵衛峠

中央自動車道「伊那IC」より30分程度、公共交通機関でアクセスするのは難しいです。

ルート

権兵衛峠より往復

コースタイム 6時間50分

経ヶ岳には麓の仲仙寺から登るルートもありますが、権兵衛峠ルートの方が道中からの景色が良いです。

経ヶ岳登山記録

登るまで

前日に北アルプスの餓鬼岳に登った後、次の日もどこか登って帰りたいということで経ヶ岳に行くことにしました。

権兵衛峠ルートは2019年「経ヶ岳を愛する会」の方々によって開通された新道で、友人にオススメされて興味があったんですよね。

権兵衛峠には5時過ぎに到着。東側が開けていて朝焼けに染まる南アルプスの山並みを見ることができました。

登山口は分かりやすく、ルートガイドもあります。

登山開始

明るくなってきた5時半ごろにスタート。登山口ですでに標高1500m程度あるので結構寒いです。

はじめはフカフカの道で歩きやすい。ウォーミングアップにもなるし、下りの時も足への負担が少なくて良さそうです。

次第に急な登りとなってきますが、道はよく整備されていて歩きやすい。

貨車用レールの横を登っていきます。

登っている最中に朝日が昇ってきました。

登り切るとアンテナ塔のピークに到着します。

この辺りは高山植物が豊富なようで、10月でもちらほらとお花が咲いていました。

向かう先の経ヶ岳はまだまだ遠い。

アンテナピークより先は緩やかな尾根道に入ります。

途中にある岳見岩というポイント

この大きな岩が岳見岩。

岳見岩の横の方に回り込むと御嶽山がよく見えます!

こちらは三兄弟岩

松ぼっくりをイメージした「まっくん」は南箕輪村のマスコットキャラクターらしい(目がイってて少し怖い)。

調べてみたら結構立派な公式サイトもあってびっくりしました。

こちらは観音岩。

緩やかなアップダウンを繰り返して進んでいきます。

登山口から経ヶ岳までは5.6kmありますが、緩やかな道も多いのでそれほど長くは感じませんでした。

明るくて歩いているだけで気持ちいい道です。

北沢山に到着!ちょうど中間地点です。

振り返ると木曽駒ヶ岳がよく見えます!

雲海の向こうに見える御嶽山。非常に神々しい。

乗鞍岳もよく見えます。

南アルプス方面もよく見えますが、太陽が眩しくてみづらい。

ナナカマドの紅葉と赤い実も見ることができて秋って感じですね。

正面に見える山がおそらく経ヶ岳。だんだん近づいてきた気がします。

ここはアヤメ山。経ヶ岳はアヤメやササユリなど高山植物も豊富なようなので、7月ごろに来るとまた違った景色が楽しめそうです。

中央アルプス方面から見た南アルプスは一枚の壁のように見えて迫力があります。

このピークを登り切ると、、、

変な名前の小ピーク、コイノコに到着!

コイノコからは経ヶ岳がきれいに見えます。

振り返ると木曽駒、何度見ていても飽きないです。まさに中央アルプスの主峰!

さらに御嶽や、

乗鞍岳と北アルプス方面もよく見えます。

乗鞍岳のアップ。

槍穂の拡大。こんなにはっきりと見えるのは少し意外でした。

10月の中旬はちょうど紅葉が見頃の時期でした。

青空と黄葉を見ながら歩くのがとても気持ちよかったです。

基本一本道ですが、途中には現在地を示す標識があるので精神的にありがたい。

経ヶ岳がかなり近くなってきました。

展望地と迂回路の分岐を展望地方面へと向かいます。

おんたけ・のりくら・やりほ展望地。ここからの景色も格別!

御嶽と乗鞍を同時に見ることができます。

槍穂の方も見えるようですが、雲に覆われてしまいました。

展望地の先には迂回路もありましたが、少し滑りやすいところがあるだけで危険箇所はありません。

経ヶ岳は地味な印象がありましたが、緩やかに尖った美しい山容をしています。

200名山にも選ばれている山なので侮ることなかれ。

2043mのピーク。これから最後の登りです。

経ヶ岳の山頂はあと少し!!

最後の登りはそこそこ急登。

樹林帯に覆われていて眺望はあまりありません。

木々の間から景色が見えたら立ち止まって休憩してました。

一旦平坦な場所に出ます。次が本当に最後の登り。

振り返ると木曽駒が雲で隠れてしまいそうになってました。雲に覆われる前に登りきりたい。

山頂直下は一段と急になります。

ここを登り切ると山頂という感じがしてきました!

経ヶ岳の山頂に到着!登山口から3時間程度かかりました。

山頂にはまばらに木が生えていてあまり視界は良くないですが、景色も楽しめます。

こちらは木曽駒方面。途中からの方がよく見えてましたね。

山頂の少し先の方まで行くと八ヶ岳もうっすらと確認できました。

槍穂をはじめとした北アルプスもよく見えました。

山頂で景色を見つつ少し休憩したのち下山することとします。

山頂からの下りは結構急なので足元注意です。

展望地と迂回路の分岐を今度は迂回路方面に進みました。迂回路は景色は見えないけど楽でした。

気持ちのいい道を歩いて行きます。

コイノコまで戻ってきました。

相変わらず展望は素晴らしいですが、少し雲が多くなってきました。

緩やかなアップダウンと平坦な道を繰り返します。

中間地点の北沢山まで戻ってきました。

中央アルプス方面は少し雲が多くなってきましたね。

経ヶ岳方面は天気が良さそう。

北沢山から先は樹林帯の尾根道になります。

眺望はあまりありませんが、ここまでで存分に楽しんだので満足です。

アンテナ塔まで戻ってきました。

登ってくる時には気づきませんでしたが、アンテナ塔からも経ヶ岳がよく見える場所がありました。

アンテナ塔からの下りは結構急です。

一緒に下ってきた貨車用レールと別れます。

登山口まであと少し。

開けた場所からは伊那方面の景色がよく見えます。

11時ごろ、無事下山しました。往復5時間半程度、心地よいぐらいの疲労感です。

登山口にあった登山道ガイドを貼っておきます。良ければ参考にしてみてください!

登山後記

以前までは経ヶ岳はあまり眺望も良くなくキツい山っていう印象だったんですが、権兵衛峠からの新ルートではそのイメージが180°覆されました。

まだ新ルートの認知度が低いためか、歩きやすくて景色も素晴らしいのにも関わらず、それほど人も多くなくて快適に登山を楽しむことができました!

経ヶ岳(権兵衛峠ルート)、かなりオススメです。百名山以外あまり行かない人にもぜひ登ってもらいたい山の一つですね。

これからも色々な山に登って色々な景色を楽しみたいと思います。それではまたっ!

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