概要
日時:2023年6月
奈良と大阪の県境に位置する生駒山や暗峠に行ってきました!
大阪平野を一望できるパノラマは言うまでもなく、宝山寺、生駒山上遊園地など、登山以外にも楽しみがたくさんある山でした!
登山レベル 低
道はよく整備されていてエスケープルートも各所にあるので初心者でも安心して登山可能です!
ただし、標高が低いがゆえに夏場はかなり暑くなるので熱中症には要注意です。
アクセス
登山の起点/終点は近鉄生駒駅/近鉄枚岡駅
電車のみでアクセスできるのが素晴らしいです!
ルート
生駒駅~生駒山~暗峠~府民の森~枚岡駅
コースタイム 4時間
生駒駅から生駒山上駅までケーブルでアクセスすることも可能です(歩くと結構キツい)。
また、今回は暗峠で下山しましたが、生駒山から信貴山までの約16kmの縦走路は関西では六甲山の縦走路やダイヤモンドトレイルに次いで人気の縦走路となっています。
生駒山登山記録
登るまで
本当はダイヤモンドトレイルの縦走をしようと思っていましたが、天気が微妙そうだということで、手軽に行ける生駒山に行き先を変更。
市街地を走る電車の駅から登り始めるのは新鮮な感覚です。
生駒駅から30分ぐらいは舗装路の登りが続きます。
これがなかなか急でキツい!
この日は出発も11時30分ごろと遅め。
曇り空で日差しはないもののかなり蒸し暑い。
登っていくと平群あたりの街並みの様子が見えました!
生駒山の麓は昔は旅館で賑わっていたようです。
生駒駅から40分ぐらい歩くと宝山寺に到着!
大聖歓喜天を祀る宝山寺は商売の仏神として古来より大阪商人からの信仰が厚いそう。
麓から続く参道の階段は奥の院まで含めると1000段ほどあり、西日本有数の規模を誇っています。
現在でも年間300万人の参拝客を集めているそうです。年間300万人って1日当たり1万人弱来ていることになるので、めちゃくちゃ多いですね。
宝山寺を抜けて登山道の方に向かいます。
こちらがケーブル。こんな急な傾斜でよく登れますね。
登山開始
ケーブルの線路の脇に登山道があります。
道はよく整備されているものの、急でキツい!
おとなしくケーブルに乗っておけばよかったと後悔します。
生駒山上駅まで0.5km。あとちょっとです!
最後の長い階段がキツかった...。
登りきると生駒山上駅に到着しました!
山に登りに来ていたはずなのに、気がついたら遊園地に来ていました(笑)。
これは寄り道したとかではなく、遊園地を通るルートが最短なんです。
生駒山上遊園地は入場料は無料で、アトラクションごとに料金が必要という形式なので安心。
めちゃくちゃ暑かったのでウォーターライド的なアトラクションに乗っている子供たちが非常に羨ましい。
南出入口から遊園地を出て、再度登山道へと入ります。
生駒山までは舗装された部分も多かったですが、生駒山以降は本格的な登山道となります。
アップダウンはあまりないものの、雨上がりのため道がぬかるんでいて滑りそうでこわかったです。
遊園地を出てから10分程度歩くとパノラマ展望台に到着!
曇っていますが、大阪平野を一望できる素晴らしい景色を楽しめます!
さらには王寺方面も見えました!
パノラマ展望台より先は自動車専用道路の生駒信貴山スカイラインと並走する区間もあります。
展望台から20分ぐらい歩くと暗峠に到着!
石畳でできた幅の狭いこの道路、実は国道なんです。
急斜面かつすれ違い困難なぐらい狭いため酷道としてマニアの間では有名な暗峠。
昔は奈良と大阪を結ぶ主要道路だったらしい。
国道308号を東大阪方面に進んでいきます。
ただの山道に見えるここも国道なんですよねえ。信じられない。
そのまま国道を通って東大阪まで下ることもできますが、舗装路の急な下りは膝への負担が大きいため登山道に入ることにします。
道路好きとしては暗峠や国道308号を通ることができて良い経験となりました!
ここからしばらく登りとなり、下ってきたのが少しもったいないような気もします。
暗峠から15分ぐらいで府民の森に到着!
6月らしくアジサイが咲いていました。季節感があっていいですね~。
ここからは「かみつだけコース」というハイキングコースを通って下山します。
かみつだけコースは「らくらく登山道」という愛称もあり、よく整備されていて歩きやすい。
府民の森から15分ぐらい下ると一旦車道に出ます。
ふれあい広場という休憩所に到着しました。
ふれあい広場の近くからも大阪平野を一望できます。
ここから再度登山道に入ります。
さらに5分ほど下っていくと枚岡展望台に到着!
青空も見えてきて枚岡展望台からの景色が素晴らしかったです!
目を凝らすと花園ラグビー場もばっちりと見えます!
さらにはあべのハルカスをはじめとしたビル群まで見えました!
枚岡展望台から先はさらに歩きやすい道となります。
ただし、七曲と呼ばれるところがあることからも分かる通り、傾斜はそれなりに急です。
こんな感じのつづら折りが連続します。
七曲を過ぎると遊歩道的な歩きやすい道になります。ここまで来ると安心感がありますねえ。
登山道入口には案内図もありました。
今回は断念しましたが、信貴山まで縦走してみたいものです。
あとは舗装路を下るのみ。
かみつだけハイキングコースって神津嶽ハイキングコースって書くんですね。
ここは枚岡神社。荘厳な雰囲気があります、知らんけど。
無事、近鉄枚岡駅まで戻ってきました!
登山後記
公共交通機関を使用した縦走は山を越えた実感があって楽しいものです。
今回のルートは適度な疲労感を感じつつ、この辺りの山域の雰囲気もしっかりと味わえる、ちょうどいいルートだったんじゃないかなと思います。
生駒駅から生駒山まで登るのが意外とキツかったので楽したい方はケーブルを使うのをオススメします。
天候が良くて時間と体力に余裕のある方は是非信貴山まで縦走してみてはいかがでしょうか?
それではまたっ!
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