概要
日時:2023年5月
富士見高原を起点に八ヶ岳の最南端である西岳~編笠山を周回してきました。
編笠山は八ヶ岳の中でも最南端で標高も比較的低くて登りやすいので多くの登山客で賑わう人気の山です。
西岳は地味な感じでしたが人は少なく静かな山歩きが楽しめるなど、編笠山とは対照的な雰囲気を持っていました。
登山レベル 中
今回はGWに行ったので少し雪が残っている部分がありましたが、残雪がなければ非常に歩きやすい道で特に危険箇所はありません。
アクセス
登山の起点は富士見高原
中央自動車道「小淵沢IC」より10分程度と非常にアクセスしやすいのがGOOD。
ちなみに、編笠山は観音平から登るのがよりメジャーで、観音平もアクセスは良いです。
ただし、富士見高原も観音平も公共交通機関でアクセスしづらいのが難点。
ルート
富士見高原~五差路~不動清水~西岳~青年小屋~編笠山~盃流し~富士見高原
コースタイム 7時間45分
道はよく整備されていますが人は多くなくて良いルートだったと思います。
西岳~編笠山登山記録
登るまで
ゴールデンウイークに茅野あたりに行く予定があったので、ついでに編笠山にでも登ろうかという計画です。
登山口の駐車場に到着したのは6時40分、意外と人は少なそう。
登山口の駐車場の時点ですでに甲斐駒ヶ岳がバッチリ見えていました。天気も良さそうで期待が持てます!
すでに標高1400mぐらいあるので肌寒い。
登山道入口と書かれている方向に舗装路をしばらく進んでいきましょう!
ゲートがありましたが、その脇を通っていきます。
分かりづらいですが、登山口の看板があります。
登山開始
スミレ
しばらく登山道を進んでいくと林道に出ます。
再度登山道っぽい道に入って進んでいきます。
ここが五差路。特に帰りで進行方向が分からなくなりそうなのでよく確認しておきましょう。
五差路から西岳方面に進むこと10分、不動清水に到着!
おいしそうな水が湧いてましたが、水は十分に持っていたのと寒かったので飲む気にならなかった。
不動清水を過ぎると本格的な登り。
途中何度か林道を横切ります。
シカもいました。(超警戒されていた感じだったのでカメラのズームを駆使して遠くからの撮影)
めっちゃ急登ってわけではないけど一気に標高を上げるのできつい。
今年は花粉症が酷くて全然登山に行けていないので体力不足を痛感しますわ。
GWだというのに1時間以上歩いても全然人に遭遇しません。西岳は人気ないのかね?
標高2138mの小広場まで登ってきました!
広場っていうほど広くもないし、特に景色も良くないので休憩もほどほどに進みます。
次第に岩が多くなって登山道の雰囲気が変わってきます。
森林限界を突破!青空が見えて気持ちいい!
と思ったのもつかの間、ガスがわいてきました...
ガスのすきまからうっすらと山が見えます。晴れたらすごくいい景色なんだろうな。
登っていくとガスが晴れてきました!
登山開始から2時間ちょっとで西岳に到着!かな~り巻きました。
中央アルプス方面が良く見えます!
南アルプス方面は雲が多いのが少し残念。
険しい権現岳となだらかな編笠山、対照的な雰囲気。
山頂からの景色はいいんですが、西岳には2,3人ほどしかいませんでした。人気ないのかね。
南アルプス方面がきれいに晴れてくれるのを待ってたんですが、どうしても雲がわいてくるようなので泣く泣く諦めます。
青年小屋方面へと進んでいきます!
GWのこの時期では西岳~青年小屋の道には残雪が見られました。
権現岳は何度見てもかっこいいですねえ。
残雪は思ったよりも深く、注意して歩かないと踏み抜いてしまって面倒なことになってしまいます。
西岳から1時間程度で青年小屋に到着!
赤提灯や謎のラブランコなどもある面白い山小屋です。
10年ほど前にテント泊した思い出のある山小屋でもあります(10年の時の経過にびっくり)。
青年小屋から先は急な登りとなります。
少し登ったところから後ろを振り返ります。青年小屋や権現岳など良い景色!
北八ヶ岳の方まで見えるようになってきました!
陰になっている部分には雪が残っていました。
ここを下りたくはないので北斜面を登るようなルート設定にして正解でした。
登山開始から4時間程度で本日の目標、編笠山に登頂!
編笠山はたくさんの人で賑わっていました。
左から阿弥陀岳、赤岳、権現岳。八ヶ岳らしい岩岩した山脈です。
北八ヶ岳、霧ヶ峰方面は快晴ですっごくいい景色!
諏訪方面。諏訪湖や北アルプスまで一望できます!
中央アルプスや御嶽山も良く見えますね~!
少し粘ってみましたが南アルプス方面は相変わらずガス...
山頂からの景色を堪能したのちに下山します。
眼下に見える山が西岳。こう見ると人気がないのも頷ける、地味な山に見えますね。
なんか甲斐駒っていっつもガスってる印象があるのは僕だけでしょうか?
立ち止まって振り返るとかなりの急坂、膝への負担がかなりきます。
ゴンドラやスキー場がある入笠山は標高は高くないものの一目で分かりますね。
岩場を下りきると樹林帯に入ります。
標高2300mまで下ってきました。
こういうような現在の標高を示す看板があるのは精神的に非常にありがたい。
名勝シャクナゲ公園、とありますが残念ながらシャクナゲは咲いていませんでした。
この標識のフォントいいですよね。
道が歩きやすいのでグングン標高を下げることができます。
長時間の登山は久しぶりだったので下りの時の疲労感が少し心配でしたが歩きやすい道でよかった。
1時間ぐらい下っていくと森林の様子が変わって明るくなってきました。
「見晴台」と書かれた場所がありました!
どんな景色が見えるのか?と期待して見に行ってみましたが、樹林に覆われていてそれらしい展望は得られませんでした...
さらに下っていくとかなり下界に近くなってきた感じがします。
盃流し入口からは登山口方面へと下山。
ここにきて甲斐駒方面が晴れてきたのが悔しい。
振り返ると編笠山っぽい山がチラ見え。時間としては1時間半ぐらいですがかなり下ってきた印象を受けます。
朝も通過した五差路まで戻ってきました。
どこに進むのが正解かそこそこ分かりづらかったので登りの時によく確認しておいてよかった。
休憩等含めてトータル6時間半ぐらいで無事下山できました!
景色も素晴らしく、適度に疲労を感じていいトレーニングになりました!
登山後記
八ヶ岳周辺はGWまで桜が咲いていることでも知られています。
今年は暖かくなるのが早くて散りかけでしたが、下山後に桜の鑑賞をしてました!
この時期に桜が見られるのはなんだか変な感覚です。
下山後にも良いものを見ることができて大満足の1日となったのでした。
それではまたっ!
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