概要
日時:2016年4月
群馬県の荒船山に登ってきました。西上州山域は妙義山をはじめとしたユニークな山が多いのが特徴的ですが、荒船山も断崖絶壁があるなどユニークで楽しい山です。
登山レベル中
道中で危険なところはありませんでしたが、艫岩は断崖絶壁となっていて転落事故も起こっているようなので注意が必要です。
アクセス
登山の起点は内山峠です。
私たちは車でアクセスしました。上信越自動車道下仁田ICから国道254号沿いを走り約40分程度です。練馬ICから内山峠まで合計で2時間あれば余裕を持って行けるので都心からは比較的近いかと思います。
上信電鉄下仁田駅からタクシーを使えばアクセスは可能ですが、公共交通機関で行く手段がほぼ無いのが不便です。
ルート
内山峠〜相沢分岐〜艫岩〜経塚山〜相沢分岐〜内山峠
コースタイム 4時間30分
荒船山登山記録
登るまで
荒船山についてよく知らないといった方も多いかと思うので少し説明をします。
荒船山は名前の通り船のような形をしている山です。滅多に無いような形に魅力を感じます。興味のある方はGoogleMapの写真をご覧ください。
山頂付近の艫岩(ともいわ)は船尾を連想させるような絶壁で名付けられましたが、絶壁であるため毎年のように転落事故が起こっています。クレヨンしんちゃんの作者も艫岩から転落して亡くなったと言われています。
身を乗り出したりしない限り大丈夫ですが、身を乗り出したくなるほど景色がいいのでくれぐれも注意しましょう。
登山開始
内山峠から登山開始します。すでに標高は1070mもあります。本日の最高峰が1422mなので単純標高差は350mぐらいです。
やせた稜線に出て1時間程度歩くと鋏岩修験道場跡に着きます。ここまで来ると巨大な岩壁の下あたりに来たなという雰囲気になってきます。
さらにしばらく進むと氷柱が見える場所があります。
もう4月なのに氷柱が見られるなんて思っていませんでした。ラッキー。
氷柱もそうですが、岩壁の脇を歩いて登っていっているのが伝わるでしょうか。
ここからは急な登りとなります。と言っても標高差はさほど無いので体力の心配はいりません。
急な登りを登り切ると相沢分岐に着きます。相沢分岐には休憩所のようなものがありました。
思った以上に物騒な貼り紙があります。どれだけ危険な場所なのかこの目で確かめたくなります。
相沢分岐からは数分で艫岩に到着します。
艫岩に到着しました。まるで山頂のような看板です。
断崖絶壁と注意喚起してあります。そんなに危険なのかと思うかもしれませんが、引きで見てみると恐ろしさが分かります。
この奥は断崖絶壁です。柵とか何も無いんですね。眺望が良いものだからつい身を乗り出したくなります。私は高所恐怖症なので無理ですが。とにかく、毎年のように転落事故が起きているのも納得です。
ちょっと前に行って景色を見てみましょう。
前が絶壁なこともあって非常に展望が良い!奥に見えるのは浅間山ですね。
この位置から横に目を向けると...
ひえ〜。こわい。まだ崖まで2mぐらいありますが、私にはこれ以上足を進めることができません。
隣の崖にも行くことができます。行ってみましょう!
こちらにも例の看板があります。奥は崖です。ここもうっかりしていると足を踏み外してしまいそうです。注意喚起の看板立てるぐらいだったら柵をつけて欲しい...
こちらからも浅間山が綺麗に見えます。雄大ですね。
艫岩を楽しんだ後は、荒船山の最高峰である経塚山に向かいます。
経塚山までは平坦な道で気持ちがいいです。
経塚山の山頂からは南西の御座山方面がよく見えるとのことでしたが、この日はよく見えませんでした。残念。実質艫岩が山頂だったということにしましょう。
帰りは来た道を引き返します。
登山後記
荒船山、なかなかユニークな山でいい山でした。今回行ったルートは艫岩付近を除けば危険な箇所は無いのでおすすめです。南側から登るルートは危険そうなのでルート選択には注意しましょう。
同じ山域の妙義山も昔行ったことがありますが、スリルがあって楽しかったのでもう一度行ってみたいですね。
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