概要
日時:2022年8月
山梨県の瑞牆山に日帰りで登ってきました。
コースタイムも標準的で山頂からの展望も良く、滝や岩場を楽しむことができるなど魅力の詰まった百名山でした!
瑞牆山から金峰山まで縦走したり、小川山まで縦走したりするなど様々なルートをとることができるので個人的にリピートしたい山のひとつです。
登山レベル 中
道はよく整備されていて入山者も多いので安心して登ることができます。
山頂付近は岩場が多いため不慣れな方は少し苦戦するかと思いますが、難易度はそれほど高くない山です。
アクセス
登山の起点はみずがき山自然公園
中央自動車道「須玉IC」より約40分です。
残念ながら公共交通機関ではアクセスできません。
電車やバスのみでアクセスしたい場合は瑞牆山荘を起点として登るのが便利です。
ルート
みずがき山自然公園〜黒森コース〜瑞牆山〜富士見平小屋〜みずがき林道〜みずがき山自然公園
コースタイム 5時間50分
いわゆる裏側を通った周回コースで、静かな山歩きを楽しみたい方におすすめのルートです。
裏側は人が少なくて表側(瑞牆山荘から)と雰囲気が全く違いました。
瑞牆山登山記録
登るまで
2022年夏は天気予報が微妙で悩ましいです。この日も奥秩父周辺が午前中のみ天気が良さそうということで、サクッと登ることができる山はないかと考えた結果、瑞牆山に行くことにしました。
瑞牆山は6年ほど前に行ったことがあるのですが、その時はガスっていて何も見えなかった記憶があります。
その時は一般的なルートである瑞牆山荘から登り始めましたが、今回はみずがき山自然公園から裏側の黒森コースを使用して登ることとします。
午前6時ごろ、みずがき山自然公園に到着。8月も後半になると朝は少し寒いです。
駐車場も広く、景色もよく、トイレもあり、それでいて人があまりいなくて静かな素晴らしい場所でした。
まずは車道を歩いていきます。
分岐を右側に進む。
徐々に舗装がなくなってダートになってきます。
路面はこんな感じで、一応車でも通行はできるようです。
みずがき山自然公園から歩くこと30分ぐらいで林道終点に到着。ここから登山道となります。
登山開始
はじめはダートの続きのような道が続きます。
しばらく進むと開けた場所に出て、山頂方面らしきものが見えます。
次第に沢沿いの道になってきます。
渡渉や濡れた木道もあるので増水時には注意が必要。
心地良い沢音を聴きながら景色を楽しんで歩くことができるいい道です。
一旦沢から少し離れて急な登りとなります。
再度山頂方面が見えてきます。近づいてきたためか今度は岩場の様子がはっきりと見て取れますね。
また沢沿いに出ました。
緩やかな道を進んでいきます。
黒森コースで最大の見どころ、不動滝に到着!
水量はそれほど多いわけではありませんが、岩と木が水墨画のような渋さを醸し出していて良い雰囲気です。
不動滝から先も沢沿いの道を進んでいきます。
次第に沢から離れて急な登りになってきます。
ここはししくい坂というそうです。頑張って登りましょう。
左に進むと王冠岩があると書かれていたので少し寄ってみましたが、どこにあるのかよく分からなかったです。
バリエーションルートだと思いますが小川山へと続く道もあるようです。
徐々に岩場が多くなってきますが、黒森コースの後半は全体的に樹林帯の急な登りが大半でした。
道はよく整備されていて迷いそうなところはないですが、急な登りが続くので結構キツいです。
表側のルート(天鳥川ルート)との合流地点まで登ってきました。山頂まであと少し!
山頂までの道は岩場が多くなってきます。瑞牆山といえば岩場っていうイメージがあるので、ここにきて瑞牆山まで来た実感がわいてきます。
みずがき山自然公園から2時間半ぐらいで山頂に到着!快晴です。
もう一つの山頂看板は岩場から下りたところにひっそりとあります。
山頂からの景色を堪能しつつ、少し休憩。
東側の金峰山・国師ヶ岳方面。五丈石らしきものも見えます。
富士山もよく見えます。
南側の茅ヶ岳方面。南アルプス方面も雲がかかっていますが一応見えます。
こちらも少し雲がかかっていますが八ヶ岳もよく見えます。
北側の西上州、浅間山方面は雲も少なくて見渡すことができます。
事前の予報通り、この日は奥秩父の一帯が最も天気が良さそうな感じで、瑞牆山に登って正解でした!
6年前の瑞牆山は一面真っ白でしたが、今回は360°の大展望でリベンジできて大満足!!
山頂の堪能したら下山します。分岐まで戻って、富士見平小屋方面に進みます。
途中からは迫力のある大きな岩を見ることができます。
結構急な下りで足に負担がきます。
振り返って大きな岩を見上げます。カッケェ...。
急な下りが続きますが、徐々に岩場が少なくなってきます。
やはり富士見平小屋から登ってくる方が多いみたいで、たくさんの方とすれ違いました。
急坂を下り切ったところには広場があり、休憩している人もいました。
小川山へと続く分岐。小川山は個人的に気になっている山の一つで、今度登ってみたいと思ってます。
分岐から富士見平小屋までは少し登り返しがあります。
山頂から1時間程度で富士見平小屋に到着!
テント場もあり雰囲気の良い小屋ですので富士見平小屋でテント泊して縦走する計画もオススメです。
富士見平小屋には水場があるので汲んでいきましょう。
「平成の名水百選」に選ばれているほどの名水なので美味しいこと間違いなし。
私は水道水でも美味しいと思って飲めてしまうバカ舌なので本当に美味しい水かどうかは分からないですが...
瑞牆山荘方面に下ってすぐに分岐があり、みずがき林道方面に進んでいきます。
車も通ることができそうな道、みずがき林道に出ます。
みずがき林道は基本的に樹林に覆われて展望がないですが、木の間から瑞牆山が少し見える場所もあります。
再度登山道に入ります。
狭いですが道はよく整備されていて迷いそうな感じはありませんでした。
表側のルートは大勢の登山客で賑わっていましたが、こちらの道は静かな山歩きが楽しめていいですね。
また林道に出ると後は芝生広場を目指します。
ここから先はスニーカーでも歩くことができそうな緩やかな道が続きます。
雰囲気の良い森林で歩いているだけで気持ちが良い。
少し心もとない橋を渡ります。
芝生が広がっていて気持ちのいい道です。
無事登山口まで戻ってきました!
登山口から車道を数分歩くとみずがき山自然公園に到着します。
登山後記
帰り道の途中で塩川ダムに寄りました。
夏らしい青空が広がっていて気持ちいい景色でした!
瑞牆山の周回コースはコースタイムもちょうど良く、山頂からの景色や滝、岩場など魅力がありながらも静かな山歩きが楽しめました。
個人的には小川山にも行ってみたいので、近いうちにまたこの辺りには来ようかと考えています!
それではまたっ!
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