概要
日時:2015年8月
富山側の折立から登り、雲ノ平へと向かいます。
1日目と2日目の詳細は以下をご覧ください。
登山レベル高
雲ノ平はどのような行き方をしても2泊〜3泊程度必要です。エスケープルートもないので天候や体調など場合によっては過酷な登山になる危険性があります。
ルート
3日目
薬師峠キャンプ場〜太郎平小屋〜薬師沢小屋〜雲の平山荘〜雲ノ平キャンプ場
コースタイム 6時間20分
4日目
雲ノ平キャンプ場〜祖父岳〜水晶岳〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳〜双六小屋
コースタイム 9時間30分
5日目
双六小屋〜鏡平山荘〜わさび平小屋〜新穂高温泉
コースタイム 5時間50分
雲ノ平3日目登山記録
おはようございます!
3日目は5時に出発しました。2日目と異なり、常識的な時間です。この日はコースタイムも6時間20分と常識的な長さです。
今日も天気が良さそうで期待が持てます。
ニッコウキスゲが咲いています。さほど珍しい花ではありませんがわかりやすく美しい花で結構好きです。
写真ではあまり伝わりませんが朝日がきれいです。朝日が登ってきてだんだん明るくなってくる様子は何度体感しても良いものです。
太郎平小屋を少し過ぎた分岐を薬師沢小屋方面へと向かいます。
分岐から1時間程度下りが続きます。
気持ちいい小川に到着!薬師沢というみたいで黒部川の源流のひとつです。ここからしばらく渡渉が続きます。増水時は渡渉が困難になるようなので注意が必要です。
割としっかりしている橋だったので私が行った時は何の不安もなく渡ることができました。
橋の上から川を撮ってみました。これまで見た川の中でも最も美しい清流のひとつです。
反対方向を見てみると草原と高山植物が非常に美しい。
距離があって植物の種類までわかりませんでした。写真で見返してみてもよくわかりませんが、美しければそれで満足です。
木道と渡渉が続きます。朝露で滑りやすくなっていたので注意しましょう。ここで滑って川に落ちたら大変です。
川がきれいすぎて何枚も写真を撮ってしまいました。帰ってきてから「何で同じ写真を何枚も撮っているんだ?」となるやつですね。
少し歩くとコバケイソウの群生がありました。コバケイソウもさほど珍しくはないですが好きな花です。
そうこうしているうちに左俣出合付近まで来ました。ここでひとまず川沿いから離れます。
樹林帯を進み、樹林帯を抜けると湿地帯になります。あんまり見るべきポイントはないので淡々と進みました。
そして、左俣出合から1時間程度で薬師沢小屋に到着します。
下には清流が流れています。釣りを楽しむ方もいるみたいです。ちょっと寄ってみましょう。
非常に透明感のある水です。ここまで来るのは結構大変ですが、こんな素晴らしい場所で釣りをするのは贅沢の極みですね。
薬師沢小屋に戻ると給水しておきましょう。川の状況からお分かりかと思いますが、水は豊富で美味しいです。
薬師沢小屋の隣にある吊り橋を渡ると分岐があり、雲の平方面へと向かいます。
ここからは2時間で500m登るという恐ろしい急登になります。
登るのに必死すぎて写真を撮っていませんでした。大きな岩の登りなどもあってかなりきついので休憩を取りペースを守りながら登っていきましょう。
急登を登り切ると、雲ノ平の入り口に差し当たります。
高い樹林帯を抜け、景色が見えるようになってきます。こちらは黒部五郎岳。薬師岳方面から見たらなだらかなように見えましたが、かなり存在感があります。
こちらは薬師岳。こちらもかなり存在感がありますね。
こちらは黒部五郎岳〜三俣蓮華間の稜線でしょうか。なだらかで美しい稜線です。
奥に見えるのが水晶岳。結構距離があるように見えますが明日はここまで行きます。
山の間から槍ヶ岳が見えてきました。槍ヶ岳はどこから見ても槍ヶ岳だとはっきり分かるのですごいです。
薬師岳は独立峰でどこから見てもきれいに見えます。次の日の行程、水晶岳からもはっきりと見えました。
道が平坦になってきて歩きやすいです。目の前に見える水晶岳に向かって進んでいくというような形になってきます。
だんだん水晶岳に近づいてくるのが分かります。距離があるように見えましたが、道が平坦なので簡単に距離を詰めることができます。
アラスカ庭園まで来るとさらに素晴らしい雰囲気になってきます。
木道、お花畑、周囲には北アルプスの山となんて贅沢な景色なのでしょうか。
それからも四方を素晴らしい景色に囲まれ木道を進んでいきます。
雲ノ平キャンプ場付近から見た、雲の平山荘方面の風景です。
雲ノ平キャンプ場にテントを張ってゆっくりしました。この日はコースタイムはさほど長くありませんでしたが、雲ノ平入り口までの急登で体力を消耗してしまい疲れました。
雲ノ平からは薬師岳、水晶岳、鷲羽岳、黒部五郎岳と百名山を4座も拝むことができます。テント場からゆっくり周囲の景色を眺めているだけでも素晴らしい!「日本最後の秘境」と言われるのも納得です。
余裕があれば祖母岳やスイス庭園などにも行きたかったのですが疲れていたので断念しました。また機会があればリベンジに来たいです。
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