畑薙第一ダムから椹島まで自転車で行ってみた!(東俣林道)

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旅行・キャンプ

日時:2021年11月

畑薙第一ダムから沼平ゲート、東俣林道を通って椹島ロッジまで自転車で行ってきました。

はじめに

椹島は南アルプス南部の主峰である荒川岳や赤石岳、聖岳などに登る起点となるスポットです。

椹島ロッジに宿泊する方は椹島までの送迎バスを利用できるのですが、それ以外の人は沼平ゲートより東俣林道の約18kmを徒歩もしくは自転車でアクセスするしかありません。

徒歩でアクセスすると片道5時間程度かかるので自転車でアクセスする方も多いみたいです。

  • どれぐらいの悪路なのか
  • どれぐらいのアップダウンがあるのか
  • どれぐらい時間がかかるのか
  • どれぐらいキツイのか

などなど気になっている方もいると思います。(実際、私もそのひとりでした)

ケン
ケン

夏場に登山に利用する前に下見しといた方が良さそうだな

ということで下見に行きましたので参考にしてもらえたらと思います。

記録

畑薙第一ダム

時刻は8時15分。秋晴れの気持ちいい日です。

スタートは畑薙第一ダムの近くの南アルプス国立公園入口です。

ちなみに愛車は『Raychell MTB-2618RR』

変速18段、前後サスペンションありで折り畳みもできます。それでいてリーズナブルな価格なのが売りのマウンテンバイク風自転車です。

もちろん本格的なマウンテンバイクには劣りますが、これぐらいのスペックの自転車でも椹島まで行けるのか?ということを検証するのが今回の目的です。

畑薙大吊橋

8時32分、沼平ゲートを通過して畑薙大吊橋に到着しました。

畑薙大吊橋は茶臼岳などの登山口にもあたります。

ここまでの道のりは舗装もされていてアップダウンもそんなになかったのでかなり快適に走ることができました!

畑薙大吊橋より先に進むと徐々に路面の状況が悪くなってきます。

途中には工事している区間もありました。通行時には作業員の誘導に従うようにしましょう。

青薙山登山口

8時48分、青薙山登山口に到着しました。

畑薙からここまで30分ぐらい。まだまだ余裕はあります。

徒歩では1時間30分ぐらいかかるため青薙山に登るのであれば自転車でアクセスするのも良いかと思います。

青薙山登山口より5分ほど進むと畑薙橋に着きました。

畑薙橋を過ぎたあたりからダート道の登りとなります。

これが想像以上にキツい。一番軽いギアに変速しても登るのが辛かったです。

中ノ宿吊橋

9時19分、中ノ宿吊橋に到着しました。到着した頃にはダートの登りでかなり疲れました。

ここは笊ヶ岳の登山口にもなっているようです。(あまり一般的なルートではないけど)

少しだけ吊り橋を渡ってみます。足場が心許なくてかなりスリルがあります!

吊り橋の上からは大井川上流方面がよく見えます。

中ノ宿吊橋で少し休憩したのち進んでいきましょう!

しばらく大井川と並走するように進んでいきます。

左手には上千枚山方面がそびえています。快晴の空と山が気持ちいい風景です。

さらにしばらく進んでいくと工事区間に入ります。

本格的に工事をしていて通っていいのか?と不安になりますが作業員に尋ねると誘導してもらえました。

セメントが固まっていないため自転車に乗って通行してはいけない箇所などもあります。

登りがしんどすぎて頻繁に休憩を取ります。奥の方には聖岳らしきものも見えてきました!

めっちゃ登らないといけないです。登った先に赤石ダムがあります!

赤石ダム

10時4分、赤石ダムに到着しました!

雪を被った聖岳、上河内岳が見えてきます。

ここまでかなりキツかったですが、この景色を見ることができて疲れも吹き飛びます。

この後、さらに登ってトンネルを抜けます。

赤石ダム湖よりダムの方を見下ろします。奥の方には鳥森山と笊ヶ岳方面が見えてきます。

10時16分、新聖沢橋に到着。

さらに登った先には発電所の建物も見えてきました(遠い!)。

聖沢登山口

10時21分、聖沢登山口に到着しました!

聖岳や上河内岳への登山口となっています。が、ここまで自転車でくるのはかなりしんどいので覚悟が必要ですね。

10時35分、赤石沢橋に到着しました。ここまでもアップダウンがあって結構辛かった。

牛首峠

10時40分、牛首峠に到着しました!

牛首峠からは赤石岳がよく見えます!かなり疲れたけどここまで頑張ってきて良かった!

椹島

10時47分、椹島に到着しました!

11月、シーズン外の椹島は閑散としておりました。

この後、鳥森山に登って下山後に来た道を引き返しました。興味があれば鳥森山の登山記録もご覧ください。

まとめ

正直、思っていた以上に大変な道のりでした。事前に下見しておいて本当に良かったです。

印象としてはこんな感じです。

  • 悪路→ダートと舗装路が半々ぐらい。悪路の登りも結構あってこれがキツい。
  • アップダウン→単純標高差は200mぐらいだが細かなアップダウンがあるのでキツい。
  • 時間→往路は約2時間半、復路は約2時間(人にもよるのであくまで参考)
  • キツさ→かなりキツい。個人的にはテント泊装備では行きたくない。

つまり、かなりキツいってことです。そこらの道を走る気持ちでいたら間違いなく撃沈します。

悪路で車体がガタガタするたびに荷物が揺れます。荷物が重いと肩や背中への負担がかなり大きくなるのではないかと感じました。

また、よほど足に自信のある方でない限り変速なしの自転車だと厳しいと思います。

改めて南アルプス南部が秘境と言われるのに納得しました。これまでアクセスが難しくて南アルプス南部の主峰への計画を断念したことが何回かありましたが、今回の経験を参考に計画を練り直します。

それではまたっ!

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