概要
日時:2016年2月
群馬県の榛名山に登ってきました。実は榛名山という山はなくて最高峰の掃部ヶ岳(かもんがたけ)と榛名富士を中心とした辺り一体の山を榛名山と言います。
榛名山は冬にはかなり雪も積もりますが危険な箇所はほとんどないため雪山の初心者が行くのにはちょうどいい山だと思います。
登山レベル 低
ロングコースでもありませんし道はよく整備されているため難易度はあまり高くないです。冬でも天候の良い日にまともな装備で行けば安全に登山を楽しむことができます。
アクセス
登山の起点は榛名湖。
榛名湖までは高崎駅からバスが出ていて、公共交通機関でアクセスすることができます。バスの時刻表など詳細は群馬バスのHPをご覧ください。
駐車場もあるので自家用車でアクセスすることも可能ですが、冬には途中の道で凍結している部分もありますのでご注意ください。
ルート
榛名湖バス停〜掃部ヶ岳〜車道〜榛名富士〜榛名湖バス停
コースタイム 4時間
最高峰の掃部ヶ岳に登ったあと下山して、北側の車道を歩いた後再度榛名富士に登るというルートです。
榛名山登山記録
登るまで
最近はめっきり冬に雪が深く積もるような山に登らなくなりましたが、昔はちらほら雪山に登っていました。
雪山に登りたいと思って初めて行った山が榛名山でした。榛名山は雪の量も豊富ですし、危険な箇所もあまりないとのことで、雪山の雰囲気を楽しみながらアイゼンなどの装備を使う練習としても適した山だと思います。
冬季でも高崎駅からバスが出ていてアクセスも悪くはありません。どうしても山間部の路線バスだと冬季は運行休止となっている路線も少なくはありません。
バスに乗っていると次第に雪景色になってきました。
榛名湖バス停に到着するといきなり雪に覆われた榛名湖と榛名富士がよく見えます!
こういう景色を見られるのが冬山のいいところですね。すっごい寒いけど。
登山開始
まずは最高峰の掃部ヶ岳に登っていきましょう!
雪がふかふかすぎて足を取られてしまいます。ワカンが必要だったかもしれません。
足が沈んでしまうと靴の間から雪が入ってきて足元が冷えてしまうので雪が入らないようにゲイター(スパッツ)は必須です。
風は穏やかで雪が凍結しているところはありませんでしたが、やや急坂な部分もあるので軽アイゼンをつけて登っていきます。
靴底を地面と平行にして靴底の刃を差すようにして歩くというように、軽アイゼンをつけた時の雪山はやや独特の歩き方をしなければいけないため、雪山初心者は榛名山のような安全な山で練習することをお勧めします。
登ってくると榛名湖と榛名富士をはじめとした周囲の山々が見えてきました。
登り初めて1時間程度、掃部ヶ岳に到着しました!
登山口からの標高差は350mぐらいですが、慣れない雪道の登りは思った以上に足腰に疲労が溜まります。
西の方に目をやると雪を被った浅間山まで見ることができました。
雪の積もった道を下山していきます。足をしっかりと踏ん張らないといけないので足腰への負担が結構きます。
硯岩から見る榛名富士。今後はあそこに登ります。
写真だと見えにくいですが、奥の方には日光白根方面まで見えます。
一旦下山して、再度榛名富士にも登っていきます。
掃部ヶ岳から見た山容からも容易に想像できますが、かなりの急登で体力が取られてしまいます。
残念ながら登りの途中からの眺望はほとんどありません。
登ること40分程度、榛名富士に到着しました!
榛名富士から見る北側の眺望です。中央に見える二つの山は小野子山、子持山でその右奥に見えるのが武尊山です。小野子山、子持山の奥の方にはうっすらと谷川連峰が見えます。
いい景色を堪能したのちに下山しました。総歩行時間は4時間程度でしたが、雪道を歩いていたため予想以上の疲労感がありました。
登山後記
自分にとって雪山デビューとなる山として榛名山に登ったわけですが、ちょうどいいぐらいの山だったと思います。以下、雪山初心者向けの教訓です。
・天候の良い日に登りましょう。道が分かりにくいので天候が悪くなると道に迷ってもおかしくないと思いました。
・時間と体力には余裕を持ちましょう。思った以上に体力を取られます。午後には寒くなってくるので早めに下山できるようにした方がいいと思います。
・装備は万全に準備していきましょう。榛名山などの初心者向けの山ではとりあえず軽アイゼンとゲイター(スパッツ)があれば十分だと思います。徐々に山のレベルを上げていくに従って装備も整えていきましょう。
安全に注意して雪山登山を楽しみましょう!
それではまたっ!
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