甲武信岳【山梨】電車とバスでアクセスする百名山!

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登山レベル中

概要

日時:2016年10月

山梨県、埼玉県、長野県の県境にある甲武信岳に登ってきました。甲武信岳というのは甲州・武州・信州の頭文字を取ったことに由来するとも言われています。

百名山の中でも地味な印象がありましたが、富士山の眺望も良く、意外といい山だったと思います。

登山レベル 中

危険な箇所はありませんが、眺望がない樹林帯をひたすら登るのがつらいです。標高差もあるのでそれなりに体力が必要です。

アクセス

登山の起点は西沢渓谷です。西沢渓谷までは塩山駅もしくは山梨市駅からバスで行くことができます。

塩山駅から西沢渓谷までのバスは山梨交通、山梨市駅から西沢渓谷までのバスは山梨市が運営しているみたいです。どちらも大差ないですが、山梨市から乗る方が若干安いです。

東京からのアクセスは以下のような感じです。

東京ー(中央線)ー山梨市駅ー(バス)ー西沢渓谷

新宿ー(京王高尾線)ー高尾ー(中央線)ー山梨市駅ー(バス)ー西沢渓谷

所要時間は約3時間30分です。

ルート

1日目

西沢渓谷〜(近丸新道)〜新道分岐〜甲武信小屋

コースタイム 5時間50分

2日目

甲武信小屋〜甲武信岳〜甲武信小屋〜新道分岐〜(徳ちゃん新道)〜西沢渓谷(西沢渓谷周遊)

コースタイム 4時間(+西沢渓谷3時間)

甲武信岳登山記録

登るまで

甲武信岳は一応百名山なんですが、なんか地味な印象がありました。同じようなエリアに大菩薩嶺があり、大菩薩嶺の方が気軽に登れて富士山の眺望も良いからなんでしょうかね。

一方、甲武信岳は登るだけで5時間以上かかる割に眺望が微妙な山だと思っていました。

個人的にはそのような地味な山は嫌いではないので興味本位で挑戦してみることにしました。

登山開始

1日目

スタートは10時ごろ。

時間がキツかったので写真をあまり撮らず淡々と登っていきました。(写真を撮るようなスポットもあまりありませんが...)

近丸新道から登っても徳ちゃん新道から登っても大差ないと思いますが、近丸新道から登ることにしました。

はじめは沢沿いに緩やかな道を登っていきます。

しばらく進んでいくと沢にでます。沢を渡渉すると本格的に登りとなります。

それからはひたすら展望のない樹林帯の登りが続きます。結構きつい急登なので無心で登っていました。これは夏場に登るのは無理なやつです。

登っているうちにガスってきました。

辺りは真っ白です。まあもともと展望はあまり期待できないので良いんですがね。

木賊山(とくさやま)。2469mですが、まだ樹林帯に覆われています。

木賊山から少し進むと小屋に到着します。スタートが10時ごろだったので到着したのも15時ぐらいとなりました。日も短い時期なので本来ならもう少し早くスタートして早く到着したかったです。

小屋は標高2380mのところにあり、10月下旬にテント泊するにはかなり寒かったです。この時期にテント泊した事がなかったので、また一つ学びました。

10月下旬ということもあり日も短いのですぐに暗くなって、さらに寒かったのですぐにテントに入って寝ました。

2日目

おはようございます!

夜明け前に目が覚めると非常に寒かったですが、天気が良さそうだったので今日は期待が持てます!

早速甲武信岳に向かい、山頂で御来光を拝みましょう!

夜が明けてきました。

雲海と富士山。非常に幻想的な風景です。

こちらは笠取山と雲取山方面でしょうかね。雲取から甲武信岳まで縦走してきたという強者もいました。

こちらは金峰山瑞牆山方面。奥に見える山が八ヶ岳でしょうか。

山頂の看板もかっこいい。

甲武信岳は地味な山だと思っていましたが、山頂は最高じゃないですか!

周囲も明るくなってきました。

山頂で徐々に明るくなってきて周囲が赤く染まっていく様子は何度見ても最高です。

「富士山といえば大菩薩」的な風潮がありましたが、甲武信岳から見る富士山も格別なものではないかと思えます。

昨日の登りは結構辛いものでしたが、この風景を見られただけで甲武信岳には大満足です。下山していきましょう。

木賊山に至るまでは展望が楽しめます。昨日はガスっていたのでよく分かりませんでしたが、こちらも素晴らしい展望です。

こちらに見えるのが甲武信岳です。すんごいとんがっていますね。

瑞牆山と八ヶ岳まで見えますね。

最後に富士山を鑑賞して下山しましょう。

樹林帯では紅葉が楽しめます。

下りも樹林帯の急坂をひたすら下っていくというものでしたが、紅葉が楽しめたのでさほど辛くはなかったです。

下山後はせっかくなので西沢渓谷を周遊しました。

紅葉に染まる渓谷は素晴らしい景観でした。登山客ではない一般の観光客もたくさんいる中、テント泊装備のいかつい格好をした私たちは少々場違い感を感じていました。

予想外にアップダウンもあって下山後の疲労に堪えるものとなりましたが、観光客がたくさん来るのも納得できる景色でした。

登山後記

甲武信岳は予想に反して山頂付近での展望が素晴らしかったです。ただし、登るのにかなり時間がかかる上、山頂の手前までほとんど展望がないということで地味だという印象があったのだと思います。

山頂から見る富士山は圧巻でしたのでぜひ一度甲武信岳に登ってみて欲しいと思います。

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