八紘嶺、大谷嶺【静岡】秋晴れの安倍奥を縦走

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登山レベル中

概要

日時:2022年11月

安倍奥山域の八紘嶺と大谷嶺(行田山)に登ってきました。大谷嶺は標高2000mぴったりの山としても知られています。

山頂からは安倍川のつくる谷や南アルプスの眺望が素晴らしかったです!

登山レベル 中

登山道は全体的にそこそこ整備されています。ただ、一部岩場やルートが分かりづらい箇所もあり、標高差もそれなりにあるため、ある程度の経験と体力は必要です。

アクセス

登山の起点は梅ヶ島温泉

新東名「新静岡IC」より1時間程度です。

ルート

梅ヶ島温泉~登山口~八紘嶺~大谷嶺~八紘嶺~登山口~梅ヶ島温泉

コースタイム 10時間

大谷嶺登山記録

登るまで

おはようございます。この日は早朝に出発して6時半ごろに梅ヶ島温泉の駐車場に到着しました。

駐車場から見た紅葉はお見事。登山前に素晴らしい景色を見ることができてテンションが上がります。

梅ヶ島温泉の駐車場から少し下って林道豊岡梅ヶ島線を歩いていきます。

この林道を通ることができれば標高1330mの八紘嶺登山口までアクセスすることができるのですが、通行止めのため標高870mの梅ヶ島温泉から歩いて登る必要があります。

林道を10分ぐらい歩くと登山口に到着。

登山開始

いきなり急な登りが続きます。

1時間20分で450mも登るのだからけっこうな急登。道は歩きやすいしルートは分かりやすいのが救いです。

この辺りは間伐展示林となっています。ご存じの方も多いとは思いますが、適切に木を切るのも大切なことなんです(詳細は林野庁HPを参照)。

登っていくと向かい側に山伏らしき山体が見えてきます。やっぱでっけえなあ。

しだいに緩やかになってきます。

登ること約1時間、八紘嶺登山口に到着。ここまでかなり急登で疲れました。

八紘嶺登山口からさらに進んでいくと眼前に八紘嶺らしきピークが見えてきます。まだまだ登らないといけないですねえ。

道は分かりやすく、歩きやすいです。

ここが三差路。あまり目立った標識がないので見落とさないように注意。

三差路から10分ぐらい登ると開けた場所に出ます。ここが富士見台。

富士山の眺望が素晴らしい。

ここから再度急な登りとなります。

かなりきつい...。

登りきると左手が開けて、安倍奥東側の山々が見えるようになってきます。

さらに、樹林がなくなって明るい気持ちのいい道となります。

左手に見えるのは山伏方面。かなり高いところまで登ってきたことがよくわかります。

明るく気持ちのいい道をグングンと登っていきます。

安倍川流域がよく見えます。

あと少し登れば山頂っぽい雰囲気になってきました。

登山口から2時間程度で八紘嶺に到着しました!

山頂は樹林に覆われていて展望はございません。

七面山方面に行くこともできますが、この日は大谷嶺方面に向かいます。

しばらく進んでいくと右手に南アルプスが見えるようになってきます。

中央にきれいに見える双耳峰は笊ヶ岳。

右手が開けた場所からは安倍川流域を一望できます。

南アルプス南部の景色が素晴らしい!

右手に見える大きな山は七面山。

遠くには北岳や鳳凰らしき山も見えます。

木がまばらに生えた気持ちのいい道が続きます。

と思ってたら全面が木に覆われるようになってきました。

景色は悪くはないんですが、木が邪魔でよく見えないのがちょっと残念。

なんだかいい雰囲気で、歩いているだけで楽しい。

もうすぐ山頂かな?

登山開始から3時間半ぐらいで大谷嶺(行田山)の山頂に到着!標高はぴったり2000m。

山頂からの景色を楽しみましょう!

こちらは安倍川流域の風景。安倍川が作る渓谷の様子がよく分かります。

手前に見える大きな山が山伏と小河内山、その奥に見えるのは大無間山。

山頂から少し下ったところからは南アルプス南部方面も見えますが、木が邪魔で展望はイマイチ。

標高2000mの大谷嶺は西暦2000年を記念してこのような碑が建てられたようです。

山頂からの景色を堪能したら来た道を引き返します。

本当はこのまま山伏まで進みたかったんですが、時間の都合上泣く泣く下山。

相変わらずチラチラと見える南アルプスがもどかしい。

やや道がわかりづらい場所もあるのでルートを見失わないように注意が必要。

この日は天気が良くて日差しも暖かく、登山日和の一日でした。

午後に予定があったけど、ちょっと無理して山に来てよかったです。

八紘嶺まで戻ってきました。

澄み渡る青空。秋のきれいな空が大好きです。

八紘嶺からは安倍川を見ながら下山。

八紘嶺からの下りはそこそこ急です。

登ってくる時は気がつきませんでしたが、富士山がよく見える場所がありました。

ちょっと前まで冠雪していましたが、また雪がなくなってしまったようです。

富士見台の手前の道はガレていて少し危険です。

とはいえ注意して歩けば全く問題ないです。

鎖場もありますが、こちらもそれほど難易度が高いというわけではないです。

そして富士見台から再度富士山を拝みます。富士山は何度見てもいいものです。

そしてこちらは希望峰から続く尾根。かなり危険そう(一般ルートではない)。

富士見台から先も急な下りになります。

道はよく整備されていて歩きやすい。

八紘嶺登山口まで戻ってきました。ここからあと450m下ります。

八紘嶺登山口から先は針葉樹林帯の道を下ります。

こちらも傾斜は急ではありますが、道の状態は良くてスイスイと下ることができました。

12時ごろ、無事下山することができました。往復6時間程度で適度な疲労感に満たされます。

登山後記

安倍奥山域は人も適度に少なくて歩きやすい上、景色も良いので好きな山域のひとつです。

今回は山伏まで行けなかったのが少し心残りなので、また安倍奥山域に行きたいと思います。

それではまたっ!

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