概要
日時:2022年5月
大分県の由布岳に登ってきました。大分空港からアクセスが非常に良く、空港に到着してそのまま登ることも可能です。
比較的手軽に登ることができる上に山頂付近からの展望は格別。火山の様子や新緑の広葉樹林など雰囲気も良い山でした!
登山レベル 中
西峰付近と由布岳東登山道にはそこそこ激しい岩場がありました。
初心者は正面登山口から東峰まで由布岳登山道を往復するのがおすすめです。
アクセス
登山の起点は由布岳正面登山口。ここが最もメジャーな登山口です。
大きな駐車場がありますが、かなり賑わっていました。
大分自動車道「由布岳スマートIC」より約10分とアクセスは良好です。
公共交通機関の場合、JR日豊本線「別府駅」もしくはJR久大本線「湯布院駅」からバスが運行されています。詳しくは亀の井バスのHP(36湯布院線)をご覧ください。
ルート
正面登山口〜(由布岳登山道)〜西峰〜東峰〜(由布岳東登山道)〜日向越〜(日向岳観察路)〜正面登山口
登山口は標高770m、西峰は標高1583m、東峰は標高1580m、累積標高差900m程度のコースです。
コースタイム 4時間10分
由布岳登山記録
登るまで
GWは毎年どの山に行こうか悩ましいものですが、今年は友人に誘われて九州に行くことにしました。
この日は成田空港早朝発の飛行機で10時半ぐらいに大分空港に到着→そのまま由布岳に登るというプランです。
大分空港から由布岳まではほぼ高速道路のみで行けるのでアクセス抜群なのですが、途中にコンビニ等がないので買い出しは大分空港でしておくことをおすすめします。(私たちみたいに買い出しのために湯布院の市街地まで遠回りしなくて済むように...)
登山口に到着したのが12時半。天気も良く、絶好の登山日和です!
登山開始
はじめは草原状の緩やかな道を登っていきます。
本当に気持ちのいい風景です!
この日の朝は成田空港にいたのが信じられません。
草原の地帯を15分ほど登ると樹林帯に入ります。
ルート案内がありました。今回は反時計回りで周回するコースで行きます。
広葉樹林が広がっており、ちょうど新緑が美しい時期でした。
まさに森林浴。歩いているだけで癒されます。
そこそこ急ですが、道はよく整備されていて歩きやすい。
本州だったら鬱蒼とした樹林帯で苦行になりがちな登りはじめも、気持ちのいい雰囲気なので疲労感はありません。
樹林帯を登ること約40分、一気に視界が開けました。
山頂方面も見えてきます。まだまだ標高差はありそうですが...。
さらに登っていくと南側の展望が良くなってきます。
左側に見える山が城ヶ岳、右側に見えるのが湯布院の市街地、さらに奥の方には九重方面もうっすらと見えています。
南西の方には雨乞岳をはじめとした山々が広がっています。
由布岳は高山植物も豊富で、ちょうどサイゴクミツバツツジが咲いていました。
由布岳はミヤマキリシマでも有名ですが、花期は5月下旬〜6月上旬なのでゴールデンウィークには見られないのが少し残念です。
樹林帯を抜けると岩の多い火山感のある道となります。ちなみに、2022年5月時点の由布岳の噴火警戒レベルは「活火山であることに留意」といった状況でした。
ゴツゴツした岩場を登っていきます。火山感があって良い。
周囲に木がなくて展望が良いのが火山の良いところでもあります。
登山口から2時間弱でマタエという西峰と東峰の分岐に到着しました。
まずは西峰まで往復します。そこそこ危険なので初心者は西峰には行かない方が良いです。
急な登りや、
鎖場が何箇所かあります。
西峰方面から見た東峰。美しい山容をしています。
写真ではあまり良く伝わりませんが、鎖場はなかなかスリルがありました。
鎖場を登り切ると緩やかになってきます。山頂まであと少し。
マタエから20分程度で西峰に到着しました!西峰に登る人は少なかったですが、鎖場で少し渋滞していたため時間がかかってしまった。
山頂は貸切状態で景色を見ながら少し休憩しました。
お鉢巡りのルート。明らかに危険そうで普通の人は行かない方が良さそうです。
西側の展望。湯布院の市街地が山の中にポツンとあるのがよく分かります。
北東方面の展望。通ってきた大分自動車道がよく見えます。
西峰の山頂を堪能したのち、来た道を戻って東峰に向かいます。
西峰からくだる際にはキンバイ的なお花や、
ちょうちょもいました。
東峰方面の道も火山性の大きな岩がゴロゴロとありますが、危険箇所はありませんでした。
東峰方面から見た西峰。岩肌が露出していて、いかにも危険そうなのが伝わってきます。
東峰に到着!東峰からの景色も格別。
東側は別府湾や大分市街まで見えます!
南には向かいにある雨乞岳ややまなみハイウェイがよく見えます!やまなみハイウェイをドライブするだけで気持ちよさそう。
下りは東登山道を通って帰ります。
道中からは鶴見岳がよく見えました。1日で由布岳と鶴見岳をハシゴする方も多いそう。
けっこう激しい鎖場を下る箇所があります。
スリルはありますがその分景色も素晴らしい。
途中から樹林帯に入ります。
由布岳東登山道も由布岳登山道と同様に新緑の美しい広葉樹林でした。
日向分岐に到着!ここから日向岳には向かわず、観察路を通って下山します。
樹林と苔に癒されます。
「由布岳は雰囲気のいい山だったな〜」という思いを噛みしめながら下山します。
正面登山口付近まで戻ってきた頃には17時頃になってました。山頂でゆっくりしすぎてしまった...!
無事下山!
九州の山は開聞岳以外登ったことがなかったんですが、思ったよりも山深くて本州にはない景色が楽しめました。火山が多いため展望が良い山が多いのも良い点ですね。
登山後記
下山後は湯布院の方に行って温泉に入りました。
湯布院には温泉は無数にありますが、今回は湯布院健康温泉館で日帰り入浴しました。
温泉につかると慌ただしかった1日の疲れが癒やされます。また、露天風呂からは由布岳も見えましたよ!
次の日は九重連山に登りました。九重連山も予想以上に雄大な山脈で圧倒されました。
それでまたっ!
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