概要
日時:2023年11月
大峰山脈の主峰のひとつ、釈迦ヶ岳に登ってきました!
大峯奥駆道を通る稜線歩きや山頂から見る山深い景色などが楽しめました!
登山レベル 中
今回登ったルートはアップダウンが多く、やや道が分かりづらい箇所がありました。
それほど難易度が高いわけではないですが、釈迦ヶ岳に登るのであれば西側の太尾登山口からの方が難易度は低いかと思います。
アクセス
登山の起点は前鬼口
京奈和自動車道「御所IC」より2時間程度とアクセスは悪いです。
また、国道169号は土砂崩れ等で通行止めになることもしばしばあるので事前に確認しておくことをおすすめします。
ルート
駐車場~小仲坊~太古ノ辻~釈迦ヶ岳~太古ノ辻~小仲坊~駐車場
コースタイム 8時間
釈迦ヶ岳登山記録
登るまで
前日に奈良入りして、川上村にて車中泊をしておりました。
登山口の駐車場に到着したのが6時すぎ。駐車場は余裕ありました。
登山開始
準備を済ませて6時半ごろスタート!
はじめは林道を歩きます。
11月にもなると早朝は寒いぐらいですね。
林道といえど意外と傾斜がありました。
登山口から30分程度林道を歩くと小仲坊に到着!
ここは日本遺産にも選定されているそうです。
登山口から近いので利用する方がいるのか分かりませんが宿泊所もあります。
ここから本格的な登山道となります。
昔はこんな山の中に集落があったのだとか。
いきなり結構な急登が続きます。
このようにキレイな案内板はあるもののルートは若干荒れ気味。
とはいえ迷いそうなところはなかったです。
この日は天気にも恵まれ、涼しくて気持ち良く歩けました。
が、出現した階段には853段とかいう恐ろしい文字が...
階段の登りってめちゃくちゃしんどいですよね。
階段が多すぎてゲシュタルト崩壊を起こし、足場がマカロニに見えてきました。
段数が多いだけじゃなく、傾斜がキツくて息が上がってしまいます。
階段の連続にヒーヒー言いながらもなんとか二つ岩に到着!
これが二つ岩。確かに二つの岩だわ。
紅葉が見頃だったので立ち止まって休憩がてらに鑑賞。
奥には本日の目標である釈迦ヶ岳らしき山体も見えてきました!
こういう感じの沢の跡っぽい部分が結構あったんですが、沢の跡っぽいところを間違って登ってしまわないよう注意が必要です。
登っていくと一気に視界が開けました!
8時30分ごろ、太古ノ辻(堂ノ森)に到着!
ここから稜線上、大峯奥駈道となります。
目指す釈迦ヶ岳に向かって、気持ちのいい道を歩いていきましょう!
少し歩いて後ろを振り返ると大峯南奥駈道の山々を一望できます。
大日岳への分岐はスルーします(怖いので)。
振り返って見たこちらが大日岳。
あんまり危険そうな感じがしないのが逆に危なそう。
進んでいくと奥の方に釈迦ヶ岳がはっきりと見えるようになってきました!
9時ごろ、深仙小屋に到着!
この建物は小屋じゃなくてお寺です。
小屋からは東側の展望が素晴らしい。
小屋から10分ぐらい歩くと都津門
右手に荒々しい岩肌が見られます。
ほんとに気持ちのいい景色で歩いているだけで楽しい。
大峰山脈は山深くて、周囲には山しか見当たりません。
南の方にもず~~~っと山が連なっております。
山頂に向けて徐々に傾斜が急になってきますが、景色が良いので疲労は感じません。
左後方を振り返るとこんな感じの景色が広がってます!
あのピークが山頂かな?
山頂まであと5分、もうすぐです!
山頂直下は結構急でした。
弥山や玉置神社の文字を見ると大峯奥駆道を縦走したくなっちゃいます。
そんなこんなで
9時30分ごろに釈迦ヶ岳に到着!
弥山方面は山肌が赤く染まっていて美しゅうございました。
北の方には大峰山脈が延々と連なっております。
ほんと一面山だらけで壮観ですわ。
そんなに高くて目立つ山はないけど山深い感じが南アルプス深南部みたいで非常に好みです。
山頂を満喫したら来た道を引き返して下山。
何年かかるか分からんけど大峯奥駆道は全部歩きとおしたいものです。
帰りの道も景色が良いので楽しく歩けます。
山の同定は全くできないけど南側の景色も最高!
小屋と大日岳が見えてきました!
そういえば小屋には水場があるようだったのでどんな感じか見に行ってみましょう!
水場までは小屋から片道2分ぐらいで、水はちょろちょろでした。
小屋は簡易的なもので収容人数もあまり多くはなさそう。
釈迦ヶ岳に別れを告げて帰ります。
大日岳分岐付近は荒々しい雰囲気。
物々しい注意喚起の看板にビビッて大日岳はパス。
楽しかった稜線歩きもここでおしまい。
背くらべ石、確かに背比べしているように見えなくもない。
眺望はなくなってしまいましたが、歩きやすい道が続いてるのがありがたい。
たまに道を間違えそうになるところがあるので、間違えないよう注意して歩きましょう!
登りの時にも見たけどすごい(語彙力)。
木の階段は急なところもあるので滑って転ばないよう気をつけて下ります。
下界が近づくにつれて傾斜は緩やかになってきます。
平坦すぎて道が分かりづらいですが、ピンクテープを目印にすれば大丈夫。
11時40分ごろ、小仲坊まで戻ってきました!
こんな山の中に立派な建物があるのが信じられん。
ここからしばらく林道を歩きます。
12時10分ごろに駐車場まで戻ってきました!
適度な疲労感で良い山行となりました~。
登山後記
以前から思ってましたが、どうやら僕は大峰山脈の雰囲気が好きなようだと改めて思いました。
目立った山が無いのに360°山に囲まれていて人が少ない、そういう秘境感のある山域が好みですね。
また大峯奥駆道を歩きたいと思ってます。今度の大峰はどこに行こうかな?
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