概要
日時:2018年6月
牛奥ノ雁ヶ腹摺山と雁ヶ腹摺山に登ってきました。雁ヶ腹摺山ってなんだか独特の響きですね。雁ヶ腹摺山と名のつく山は雁ヶ腹摺山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、笹子雁ヶ腹摺山と三つあり、今回はそのうちの牛奥ノ雁ヶ腹摺山と雁ヶ腹摺山を縦走してきました。
登山レベル中
危険箇所はありませんでしたが、コースタイムが8時間程度と長いため体力に不安のある方は縦走ではなく、個別に登ることをおすすめします。
アクセス
登山の起点はすずらん昆虫館前。
甲斐大和駅から上日川峠行きのバスに乗車して26分で途中下車します。バスの時刻表は栄和交通のHPをご覧ください。
終点は遅能戸です。
遅能戸からは大月駅までバスがあります。時刻表は富士急山梨バスのHPをご覧ください。
ルート
すずらん昆虫館前〜牛奥ノ雁ヶ腹摺山〜黒岳〜大峠〜雁ヶ腹摺山〜金山峠〜金山鉱泉〜遅能戸
コースタイム 8時間10分
牛奥ノ雁ヶ腹摺山〜雁ヶ腹摺山登山記録
登るまで
特徴的な名前である雁ヶ腹摺山の由来は以下の通りです。
小金沢連峰と当山との鞍部である大峠は、渡り鳥であるガンがその腹をこするようにしてここを越えていったことから、雁ヶ腹摺と呼ばれた。
よく分からない...ですが、山の名前の由来なんてこんなものですね。
雁ヶ腹摺山は富士山がよく見えるということで旧500円札に描かれていた富士山の撮影場所としても知られています。
また、雁ヶ腹摺山と名のつく山は3つあり、いずれも富士山の展望が良い山です。
今回は牛奥ノ雁ヶ腹摺山と雁ヶ腹摺山を縦走できるんじゃね?と気づいたので縦走してみました。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山は大菩薩嶺の近くの山ということで、上日川峠行きのバスは大菩薩に登るであろう人でいっぱいでした。そんな中、すずらん昆虫館前で下車する人は私たちだけでした。
登山開始
すずらん昆虫館前からは東側の登山道を進みます。
空が青く、眺望が期待できます。
はじめはしばらく草原状になっていて気持ちがいいです。
南アルプス方面もよく見えます。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山までの登りも終盤に差し掛かってくると草原が広がって空がよく見えるようになります。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山に到着!ローマ字表記が長すぎて面白いですね。
すずらん昆虫館前から2時間弱でしたが、登山道が気持ちいいものだったので疲労感はあまりありませんでした。
山頂からは富士山が大きく見えます!さすが秀麗富嶽12景に選ばれている山だけありますね。
南アルプス方面も見えますが、ちょっと雲が多くなってきたのがわかります。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山からは南に進んでいきます。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山から黒岳の間の稜線も非常に気持ちいい道です。天気も良くて最高です!
黒岳の手前にある分岐を大峠方面に進みます。
大峠は標高1560mですので結構下ることになります。大峠は駐車スペースもあり、登山の起点として使っている方もいました。
今思うと縦走せずにも大峠から牛奥ノ雁ヶ腹摺山と雁ヶ腹摺山をピストンすれば二つとも登ることが可能ですね。
それでは、大峠から雁ヶ腹摺山まで進んでいきましょう!
はじめは樹林帯の緩やかな登りが続き、吹切尾根に出ると急登となります。
徐々に周囲の樹林の背丈が低くなってきて、眺望が得られるようになってきます。だんだん山頂に近くなってきた感じがします。
雁ヶ腹摺山に到着!大峠からは1時間程度で着きます。
秀麗富嶽12景の一番山頂ということで雁ヶ腹摺山は秀麗富嶽12景の中でも最強だということですね(?)
山頂にはこのような看板もありました。素晴らしい眺望が期待できますね。
山頂からの展望は...
ガスっていました!(笑)ガスが晴れるのを粘って待っていましたが一向に晴れる気配がなかったので諦めました。
雁ヶ腹摺山からは金山鉱泉方面へ進みます。
途中、姥子山へ寄るルートもあります。姥子山も秀麗富嶽12景の山なので是非とも寄ってみたいと思っていましたが、この日はガスっていた上に天候も怪しくなってきたのでカットすることにしました。
金山鉱泉までの道はアップダウンも多く結構キツかったです。本来なら眺望が良いところがあるみたいなんですが、生憎の天候でしたので苦行のようなルートでした(笑)
登山後記
牛奥ノ雁ヶ腹摺山、雁ヶ腹摺山はさほど人気な山というわけではありませんが、個人的には結構いい山だったと思っています。大菩薩嶺に行く方がいたら是非とも牛奥ノ雁ヶ腹摺山までの縦走も検討してみて欲しいと思います。
他にも秀麗富嶽12景に選ばれている山は富士山の眺望が良い山が多く、比較的初心者でも登れる山も多いため、おすすめも山が多いです。
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